藤子不二雄A先生・追悼補遺〜作品論や映像資料などもまとめて

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

A先生の漫画は〜 F先生作品の「よく考えて、作り込んであるなあ。感激しちゃう！」という「理系の脳みそで作った漫画」と違い、 「思いつき」と「これが描きたいんだ！　という本能に近い欲望」が先走って、「あんまり考えてないな」という大雑把なアドリブ漫画で、 「それでも、オチはつけてる！」

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

〜なんかそんな「ダラダラ話の面白いオッチャン」が描いた漫画〜みたいなとこが大好きだったよ。 いつも「欲望」みたいなのが前に出てくるんだ。「人間として正直」な感じがあり、妙に赤裸々なので引き込まれる。 ページが足りなくなると「荒っぽい省略」が起こる。「なんか変なポエム」が無理やり

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

〜最後に付け足されて、「強引な読後感」を醸し出し、読者としても「ま、いいか。そういうことにしとこう」みたいに納得せざるを得ない。 普通なら、「ネーム段階から書き直す」と思うが。 「そんなことしてたまるか。早く終わらせてゴルフ行くんだ」という強い意志を感じる。

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

「F先生みたいにはなれないと思うが、A先生みたいな感じだったら、俺でもめざせるかもしんない！」 そう思った漫画家は多いと思うよ。俺もそうだ！ めざしただけで、全然〜そうなっていないけどな！

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

F先生の漫画は「ムダなものは、全て省いた！　骨組みの美しさを見よ！」みたいな感じなんだが A先生のほうは「ムダだらけだな」「ムダなとこが良いのだ」「人生、ムダが楽しいのよ」みたいな感じで。 流行り物とかに敏感で、テレビネタとか。喜んで取り入れる「安っぽさ」。子供は喜ぶんだよ。

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

A先生の全集も出せよ！　 値段が高いと売れないと思う（俺は買わない）から、コンビニ本形式のほうがよいかもしれない。 出せ！

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

その通り！　その通り！ 「あんまり考えて描いてないが、描いてる人間が面白いから〜描いた漫画も面白いんだよ。　ただ、それだけだ」 てな感じの〜〜「それじゃ参考にならないだろ！」みたいな話になってゆく。 twitter.com/seegen/status/…

ジラ井しろう @seegen

@uorya_0hashi F先生は教科書になるけど、Ⓐ先生はアートだから教科書にならないんですよ…むしろ目指したり、越えるとか、若い無謀な時しか思えない目標。 ある時気づくんです、だから両輪そろって藤子不二雄なんだと。漫画界で唯一の不二雄だと思います。

2022-04-07 17:24:54

桂ぴんぞろ@スバル360・小森まなみジュエルプロジェクト @69subaru360sdx

@uorya_0hashi この一連のツリーがオチの付け方まで含めて、まさにそのA先生のマンガの論評そのものになってるという見事なオチになってますよ。

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

もうトキワ荘の生きたレジェンドは、つのだ先生とよこた先生と水野先生だけになってしまった。 仕事なんてしなくていいから、長生きしてほしい。

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

@69subaru360sdx ありがとうございます。 それにつけても、悲しい夜ですね。

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

@EhBHy9Jb1zrua58 本当に残念。 「たま船」の単行本出たら、A先生に献呈して〜 「原田くんが叱られる」というオチでフルコンボだ！　と思っていたのに。 あの先生だけは「絶対に死なない」と思っていたのですが。

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

ちなみに。これは「ただの自慢話」なのだが、僕はA先生にサインもらったことあります。コロコロのパーティの二次会だったと思う。 A 先生は、大先輩クラスの先生方と、編集部等の偉い人たちと呑んでて〜自分たちは離れたとこにいたのですが、 自分は「恥知らず」なので「サインください」。

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

「キミィ！　だめだよお！」とかエライ人に叱られて、若手の漫画家たちにも眉をひそめられ、 「しまった！　墓穴を掘った！　やばい！」 「うん？　サインか〜。僕はね〜男にはサインしたくないんだよ。あっはっは」 「は、はあ。そうだったんですか〜〜」

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

そしたら、先生の隣にいる「美しいお姉さん」が「え〜〜。そうなのお。女の子にならサインするのお？」 「うん。しちゃう！」 「それじゃ、わたしにサインするつもりで、この人にサインしてあげて〜❤️」 「そうか。それなら仕方ないね！　いいよ。サインしちゃうから、僕」 「ばんざ〜〜い！」 pic.twitter.com/Ro1BTC8NMI

拡大

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

「あ！　いいなあ！　ずる〜〜い！」 周りの若手（比較的若手）漫画家は、うらやましそうな顔をしていた。 大雑把で、空気読まない〜顰蹙買っても、割と平気な性格が功を奏した。 ありがとうございます。A先生！ ありがとう！　A先生の隣にいた美しいお姉さん！

武侠忍者 @bukyouninja1

@uorya_0hashi 私は87年のSF大会で手塚治虫先生とニアミス、他の方々と並んでサインをお願いしましたが「ああ、御免、今日は勘弁して」で千載一遇のチャンスを逃してしまいました。

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

@bukyouninja1 そういうの、多いんですよね。 自分は、手塚先生のとこに臨時アシスタントとして、編集部から送り込まれ、 何も手伝わないで〜というか、待ってただけで、何もしてない状態で、手塚先生から直に 「もう帰っていいから」と門前払いされました。 色紙も用意してたのに。 しくしく。

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

これ、素晴らしい記事ですね！ 前から「A 先生の漫画って、行き当たりばったりだし。 ネーム（お話とセリフをあらかじめ決めて、書いておく。それを前もって編集者に見せて、オーケーもらっておく。いわば漫画の設計図）書いてないんじゃないか」〜〜と 思ってましたが、やっぱりそうなんだ。 twitter.com/mdojo1/status/…

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

しかも「フータくん以降の漫画は全部、ネームなしの一発書き」だというのだからオドロキ！ 「全部だ」とは思わなかった。ひどいのあるから、「そういうのだけ、ネームないのだろう」と予想していました。 全部だというのはすごい。

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

「途中、どうなるのかハラハラしたが〜　ちゃんと決着ついてて、読後感にも深いものがあるなあ」という作品も少なくない。 そういうのは「ネームあるんだろう」と思ってたけど。ちがうんだ。 「ネームなしで、作者もドキドキしながら描いてた」というやり方で、ああなってたのは凄い！ さすがだ！

INVISIBLE DOJO @mdojo1

@uorya_0hashi 自分はこういう証言を読んだから初めて解ったわけで、同じ専門家、同業者は作品からだけでわかるもんなんですね

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

@mdojo1 そうですね。「商業ベースで漫画を何度か描いたことある人」なら、なんとなく想像できますよ。 「似たようなジャンルの漫画描いてる人」なら、もっとわかるし〜。 「同じ版元で、仕事したことある」というのなら、もっとクッキリ想像つきます。 漫画家なら、たいていそんなもんだと思います。

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

@METHIE34 ありますよね。漫画読んでりゃ気づきます。 どの漫画だったか〜は、すっかり忘れてますが。 雰囲気的には〜「しりそめし頃に」あたりの漫画は、いろいろと ツッコミたくなりますね。

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

しかし。 別に漫画家じゃなくても、漫画読んでりゃわかるんじゃないですか。 「ノリにのって描いてる！　面白いね！」とか 「なんか前ほどは〜。そろそろ飽きてきたな」 「よく考えずにネタ振り込んだから、回収できてない。あれはどうなったんだ？　急に出てこなくなったぞ」 「いつのまにか

うおりゃー！大橋＠最後のレトロ派漫画家 @uorya_0hashi

なかったことになってる」 「そろそろ収拾がつかない」 「突然、時代が10年先に進んだ」 「物語の舞台が突然、地球の裏側に。なんだこりゃ！」 どうしてそうなったのか。みなさん、想像してみてください。 素人が想像しても、半分くらいは当たってます。 同じ人間のやることですから。