旭丘大戦第０章〜すべての始まり〜　さちおプロジェクト

情熱の赤色 @passion_red_sky

「さちおプロジェクトってのはもともと、あるシンボルを建てることを目的にしたんだ」

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「実は、そのシンボルに使う材料はできていたんだ」

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「前大戦・・・あのばかでかいストレスの塊と戦ったときに叩き割ったあのシンボルの一部だ」

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「えっ・・・嘘でしょ、あれは全部たたき割って跡形も無く壊れたはずじゃ・・・？」

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「実は違ったんだ、ある場所に保管され、そのままだったんだ」

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「そして・・・何人かの人がその断片を研究したんだ、旭で極秘にな」

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「その結果、その断片が特殊なエネルギーを出し、それを受けた人がいろんな部分で覚醒することがわかった」

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「それが、今のお前らが持っている能力だ」

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「えっ、そうなんですか」

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「まあ覚醒の仕方はそれぞれだがな、とりあえず、そのオブジェの断片はかなり大きくて旭丘全体に影響していたんだ」

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「それを４つのパーツに分けたんだが・・・西軍東軍ともにそれを発見、強奪してしまった」

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「それを間近で持ったあんたかとかーくんは、そのせいで強力な力を得てしまった」

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「それに欲を持った彼らは、さらに求めて行く事になったんだ」

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「それが、発端なんだよ」

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「それを悪く思ったある人が行動を促した」

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「おやかた、だな」

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「それが・・・始まり」

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「いや、お前らにとっては始まりの始まりか」

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「そうなりますね」

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「そうそう、おやかたは多分、オブジェの影響を強く受け過ぎた結果覚醒したんだろう」

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「まあ、それだけだ」

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「ただ、オブジェの破片、４つをすべて集めてしまえば強すぎる力が動き出してしまう」

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「それだけは避けなきゃいけないことを忘れるな」

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「んじゃ、俺はこれで、」

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「ちょ・・・おじさん？」