（グヤブル）ジ～クフリ～ト叔父さんと甥の僕 まとめ

大エ @facsimileskill

ジークフリートさんはねボンボンショコラよりそのへんの獣の肉の方がよっぽど美味い　舌がもうそうなってる

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僕が3才の頃から叔父のジークフリートさん(夫に死なれている)に片想いしてる話していいですか？

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最初はお正月とかの親族の集まりで会うだけで、その度に僕はジ〜クさんに玩具やお菓子買って貰ったり遊んで貰ったり肩車して貰ったりするんだけど、ジ〜クさんは丁度その頃夫を亡くしたばかりだったから当時のことはあまり憶えてくれていないんだよね…僕がジ〜クさんのほっぺにキスしたことも

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僕が中学に上がっても一緒に買い物や映画に連れてってくれて、その時はジ〜クさんが車を出してくれる　遊ぶ時はお父さんは抜き、2人きりだから僕は助手席で、隣で運転するジ〜クさんを見て、いつか僕がマイカーを運転してジ〜クさんを助手席に座らせるんだ…と密かに憧れを抱く

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高校に上がったらバイト代でジ〜クさんにプレゼントを贈るようになる　ジ〜クさんはその頃になってもかつての亡き夫が与えてくれた高級な洋服や小物を身に付けてるから、安いプレゼントじゃダメだと思って1人で場違いな百貨店に行ってガチガチに緊張しながらキーケースとか買う

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ジ〜クさんはそのキーケースを受け取ると喜んでくれるけど凄く切なげな表情も見せる、たぶん亡くなった夫がくれたキーケースを使ってるからだと思う　それでもジ〜クさんは僕がプレゼントしたものをちゃんと使ってくれる　優しい

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大学生の僕はマイカーでジ〜クさんをちょい高のブランド店に連れて行く　そこでジ〜クさんをフルコーデして、その服でディナーショーに向かう　こっそりプランを立てて予約したのは僕なのにジ〜クさんは終始リラックスしていて、僕は緊張でガチガチ

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今でもまだあの人を好きですか？と僕が尋ねると、ジ〜クさんは穏やかな表情でああ、と返す　僕はそれを知っていてホテルを予約していることを告げる…ジ〜ク叔父さんをずっと好きだったことも…　一度きりでいいから、今夜だけ僕とに過ごしてくれませんか？という問いにジ〜クさんは少しの間を置いて「

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僕はその後ホテルで過度の緊張、感動、興奮によりとにかく醜態を晒すけどジ〜クさんはそんな僕をいつもの優しさで受け止めて包み込んでくれた………　それが最初で最後、ジ〜クさんの心は今もずっとあの人のもののままです　僕は今25歳　僕はただの、ジ〜クさんの甥

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ジ〜クさん、ホテルでも指輪は外さないから…これは僕の負け戦…最初から分かってんだ…

大エ @facsimileskill

ジ〜クさんとのキスは少し、獣のような味がした…ジ〜クさんはよくジビエを食べてる　鹿、イノシシ、鳥　ジ〜クさんの料理は味付けがシンプルなのもあって僕はちょっと苦手　ジ〜クさんは骨つき肉もキレイに食べる　その肉がジ〜クさんの身体を作ってるんだ…と思わせられるキス　僕はジビエに嫉妬した

大エ @facsimileskill

甥の僕はジ〜クさんのことを本当に一部しか知らない、穏やかだったり寂しげな眼差しのジ〜クさんしか知らない　その内側に獣を飼ってること、死んだ夫に出会うまでただの獣だったこと、何も知らない　昔のことを尋ねてもきっと悲しくさせるから