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boombroome
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boom
@boombroome
窓の外で暴れる五階だてビル程度の怪獣、テレビの中で城によじ登る様子を中継される怪獣。その報道を見た時の日現実的な感覚や絶望感は、3.11の原発事故のそれに似てた。
2011-09-20 00:09:59
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@boombroome
順にバスに乗せられ、各方面に送られる。第一陣で戦地に行った弟は無事かなとか心配したり、会社の同僚が病気を理由に帰りたいアピールして来たり、バスの中は不安で一杯だった。
2011-09-20 00:14:46
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@boombroome
見知らぬ都会でバスを下ろされ、特に説明もないまま前の人について行く。手にはスプーン。幼なじみの男と、自販機でコーラとコーヒーを買って飲みつつ、この状況についておたがいの不安を確かめ合うように話した。
2011-09-20 00:19:59
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@boombroome
休息もつかの間、突然アラームが鳴った。怪獣が近づいて来たようだった。幼なじみと話している間に同じバスで来た奴らにおいていかれたらしく、今ここには数人の仲間しかいない。皆、戦い方なんぞ知らない戦闘が始めての奴らばかり。知らない仲間同士に緊張が走る。
2011-09-20 00:26:00
boom
@boombroome
あるビルの中の会議室。現れたのは自分となんら変わらないスーツ姿の侵略者。皆がパニックになる中、侵略者は襲って来る気配も無く不気味に存在していた。恐怖心はマックスに。
2011-09-20 00:31:53
boom
@boombroome
外からは地響きが聞こえ、精神的に極限に追い詰められる。ついに意を決して皆が攻撃に出る。会議室に響く怒号。スプーンの意外な破壊力を目の当たりにした。
2011-09-20 00:35:06
boom
@boombroome
外に出てとにかく走った。いつの間にか一人だった。日曜日のオフィス街のように人が閑散としているところを走り抜けている間に、自分は何をしてるのかよくわからなくなってた。これからどうしようと思ってるところで、実家の近くだとわかった。 あ、もうしこし続きます。
2011-09-20 00:42:14
boom
@boombroome
自分と同じ戦闘員が実家のビルの屋上に見えた。家に入ると親はいなかったので心配になった。椅子に座ってスプーンを置き、あとどの位戦えばいいのか、終わりはあるのか？と、先々の不安でため息が出た。 ふいに玄関のチャイムが鳴った。
2011-09-20 00:49:01
boom
@boombroome
玄関を開けると高校時代の友達が。いつものように玄関先でふざけつつ、家に上げるも、いつもと違う現実に戻され、平和だった頃のことに思いを馳せた。 この戦争が終わったら…と、死亡フラグを立てそうになったところで、夢から開放された。汗だく。
2011-09-20 00:55:29
boom
@boombroome
隣にはスカーっと寝る嫁。太ももにしがみつく息子（二歳）。現状が理解できるまで少し時間がかかった。ぼーっとする意識のなかで無意識に、夢のセカイの仲間たちの事を心配していた。喉がカラカラだったので、ヨーグルトを食べた。麦茶にすればよかったと、小さな後悔をした。 ーお し ま いー
2011-09-20 01:05:04