京都新聞「旧統一教会と政界疑念」掲載、島薗進･東大名誉教授コメント

何もせんほうがええ @MITARAI_H

2022年8月7日京都新聞「旧統一教会と政界疑念　安倍元首相銃撃事件1ヶ月」 島薗進･東大名誉教授「票集め･広告塔「もたれ合い」」 「世界平和統一家庭連合（旧統一教会）は、日本は植民地支配で苦しめた韓国に従い、貢ぐべきだという思想を持つ。それが韓国や米国での活動資金を得るための」⇒

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「霊感商法や多額の献金、多くの日本人女性が韓国に嫁ぐ合同結婚式につながった。 山上徹也容疑者の母親が入信した1990年代はカルト的教団というイメージから布教に難航し、既存の信者から強引に金銭を集めるようになった時期だ。自己破産する人も多かったが「宗教2世」と言われる人たちは」⇒

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「「宗教2世」と言われる人たちは泣き寝入りしている。 旧統一教会が自民党に近づいた理由は、反共や家族主義といった保守的思想や組織の権威主義的な性格が一致しただけではなく、政治家を広告塔に信者を獲得でき、被害を生むような布教活動をしても保護されると考えたためだろう。」⇒

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「自民党側にとっても利点がある。有力な支持基盤だった保守勢力の力が都市部を中心に弱まり、票集めや街頭演説への動員で役立つ旧統一教会の重要性が増した。今回の事件を機に自己浄化できなければ、党の歴史的な汚点になりかねない。 旧統一教会以外の宗教教団に目を向けると、近年、必ずしも」⇒

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「政党との関係を深めているわけではない。例えば全日本仏教会はかつて自民党候補を推薦していたが、自公連立が定着していく時期には、靖国問題や核の問題などを理由に推薦しない方向に転じた。 現在も政治と強く結びついているのは、創価学会のように元々政治的に感心が強い団体、」⇒

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「また旧統一教会や創価学会を含め、選挙で組織の結束力を高め政治勢力を支持することで保護を求める団体だ。政治と宗教がお互いに利用し合う「もたれ合いの関係」が根を張ってしまい、「公共の利益」が置き去りになっていることが問題だ。」⇒

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「一方、宗教の政治的発信自体は否定すべきではない。宗教が公共的な関心から政治への関係を築く「公共宗教」という考え方が参考になる。」 宗教は政治と「もたれ合」うのではなく、「公共宗教」という考え方で政治に関心をもつことが必要と島薗氏。 さりながら、「公共宗教」がまだ未周知なのが難。

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『現代用語の基礎知識』2022　「公共宗教」 「かつて特定宗教が独占的な権威をもっていた社会で世俗化や多元化が進み、その影響力が弱まっていく。ところが、そのような経緯を経て多様性を認め、多元的な価値観が並存する公共空間でこそ、宗教的な立場からの声を響かせ、」⇒ twitter.com/MITARAI_H/stat…

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「影響力を及ぼすことができるという状況が生じてくる。こうした宗教のあり方を公共宗教と呼ぶ。」 2019年版では「第2バチカン公会議以後、カトリック教会は公共宗教としての位置取りをするようになり、各国で公共宗教として政治的・社会的問題に影響力を及ぼすようになってきた。」とある。日本では？