サクラソウのペットなルカ

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now ちょっとこちらを見て欲しいつ【http://t.co/9V0adHQR】さくら荘のペットな彼女…そう、サクラソウのペットな彼女だ…。

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now だからみんなのペットなルカとか可愛いんじゃないのとか考えたんだけど、私の頭がイカレているのは周知の事実だから気にしない！

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now あと、コウ嵐さんニーナセイちゃん玉緒のペットなルカも良いなと思った。これは性的な意味じゃなくてさ。ほら、どっかの軍人が戦時中どうしてもいざこざが起きちゃうから架空の少女を作り上げて精神的な均衡を保ったって話があったじゃない。

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now あの女の子の前で喧嘩なんて出来ない！とかって精神抑制が働く、みたいな。そんな感じでさ。五人が住んでる寮にはルカっていう生徒でもなんでもない子がいて、何するのかって思えばただ飯食って五人に甘えて時々庭で花に水やったりホットケーキ焼いたりするだけで。

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 存在意義はって聞くと「俺、ペットだから」って答えるのね。「ほら、いるだろ？寮生全員で犬飼ってるとかさ、そういうの」って始めは五人も「理事長ェ…」って思ってたんだけど慣れて来る。っていうかルカ可愛い。的な。五人が勉強とかしてるとホットケーキ焼いて来て

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 「頭働かすには甘いもんがいいよ」ってあーんしてくれる。暇な時は膝に寝転がって来たり近くの公園で2on2やったり(先輩組はお荷物なため休憩)、セイちゃんが弾くピアノに合わせて歌ったり玉緒さんと本読んだり散歩行ったりする。最初「何コイツ」って思ってたけど、段々

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 五人にとってルカが必要不可欠となってくるんだよね。それは友人にも家族にも似てるけどちょっと違う、やっぱりペットへの愛情に近い。どう見てもルカは人間なのに、寮生活の中だけのその「非日常さ」が「日常」になっていく五人。

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 先輩組は先に寮を出る事になるんだけどルカと触れ合った事で二人は二人なりに成長してそれぞれの道を歩いて行く。その背中をルカは寂しそうに手を振って見送るんだよね。また会いに来るってセイちゃん達は言うんだけど、ルカは悲しそうに笑うだけ。

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 暫くして青春組夏の合宿とかで留守にしてる時、コウしかいない寮でルカはコウにべたべたするんだよね。今までずっと「五人のもの」だったルカを一人占め出来る独占欲と優越感に浸りながら、ごろごろにゃんにゃんしてくるルカを甘やかすコウ。暫く他愛ない会話をしてるけど、ルカが

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now そろそろここを出なくちゃって言い出す。なんでって言ったら来年この寮取り壊されるからって言うんだよ。で、コウはそんな事知らなかったけど、寮生で知ってるのはニーナだけで(来年の寮の手配をしないといけないから)、本当はコウにももう少し秘密にしとかなくちゃいけないのを

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 話しちゃうルカ。秘密にしてねって言われて一応了承はするけど、どうして俺に話したんだ？ってコウは聞き返す。俺に話したって事は、なんかして欲しいんじゃないのかって。そしたらルカは何かを言い渋って暫く黙りこんじゃう。コウは根気強く返事を待つんだけど、

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 暫くしてルカが「ちょっと待ってて」って言ってどっか行っちゃう。戻って来たルカの手にはなんか小さい紙袋があって、それをコウに渡すんだ。コウが不思議そうに中開けると、真新しい首輪とリードが入ってる。不思議そうにルカを見るコウ。ルカはやっぱり言いづらそうにしてて

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 改めてちゃんとそういう「言いづらい」とか「葛藤」とかを感じているルカを見て、あぁこいつ、人間だよなって当たり前の事実を再認識するコウ。そしたらルカがやっと口開いて「それ、貰ってくれない？」って言うんだ。コウは手元の首輪を見て、これ貰っても仕方ねぇなとか思う。

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 「なんで」って聞けばルカがコウの手からその首輪取って、自分の首元に持ってくんだ。大型犬用の首輪でルカの首にもちゃんと嵌るそれを通して、リードの金具を付ける。ペットペットとは思ってたけど別にそんなあからさまなペットじゃなくて、だから首輪を付けたルカを見てコウは

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 何て言うか罪悪感？みたいな物を覚えて目を逸らすんだけどルカがリードの端をコウに握らせてもう一回「貰ってくれない？」って言うんだよ。で、漸くルカの言いたい意味が判るんだけど、コウの中にはまた疑問が生まれる。「なんで俺なんだ？」っていう疑問。

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now ルカは五人全員と仲が良かったし、別に俺以外の四人でも良かったはずなのに、って。そのまま聞いたらルカが恥ずかしそうに顔を伏せちゃうのね。やっぱり今までずっとペットとして接してきてそんな表情一度も見せなかったルカにコウは驚いたり「こいつ可愛いな」って思ったりで

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 脳内忙しい。暫くしてルカはコウが受け取ってくれないリードの端弄りながら「コウが好きだから…」とか言い出して、コウの中でさっきよりも強く「コイツ人間なんだな」っていう意識が大きくなる。その途端、今までルカにしてきた事(勝手に膝枕使われたりあーんされたり色々)が

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 恥ずかしいようななんかそんな変な気持ちになって、コウはコウで視線を下げる。暫くお互い無言でいるんだけど、ルカが先に「やっぱ無理だよな…ごめん」って言い出してはって顔を上げたらルカが泣いてる。勿論泣いた所なんて見た事ない。ペットだったから。

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 待て、って手を掴んだら、ルカがびっくりしてる。その首にまだ首輪が付いたままで、他の誰かがこいつを飼うのかって考えたら何か無性に苛々してきてそれは絶対出来ない、って考えなおすコウ。でもやっぱりまだすっきりしない。ルカが自分を選んだ理由が判らない。

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 「好きだから」ってのはどういう意味なのか。他の奴等と俺はどう違うのかってのを聞こうとして、ふと思い出す。来年でこの寮が潰れてしまう事。そうすれば「寮生のもの」であるルカは当然路頭に迷うことになる。適当な理由を付けて自分に付いて行きたいだけなのか？って悶々とする

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now コウくん。でもさすがにそれを聞くのはちょっと気が引けて「オマエ、来年は…」って言ってから何も言えなくて黙ってると、ルカがへらって笑って首輪を外す。で、「心配してくれてるの？優しいな、コウは」って言うんだよね…。コウは優しさから来る質問じゃなかったから罪悪感で

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 顔を顰めちゃう。でもルカはそれに気付かなくて「来年は来年で、新しい寮に行くんだ」「理事長が、どこかに行きたくなるまで居て良いってさ。俺の事拾ってくれたんだ」とか言っちゃう。それは、放っておいても今まで見たいな安心な、ペットとしての生活が出来るのに、

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now それを切ってまで俺と出て行きたいってことか？って考え直すコウくん。何と言っても三年近く「ペット」として接してきたルカを今更人間として認識するのが難しくて、ルカの行動に「感情」とか「利益以外の何か」が働くのを何となく理解出来ないんだよね、コウくんは。

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 「なら、どうして新しい寮に行かないんだ。行きたくねぇのか？」って聞くコウに、ルカは少し悲しそうにする。「だって、コウがいない…」って呟く言葉の意味が判らなくて首をかしげるコウに、ルカは堰を切ったように話しだす。「セイちゃんも、会長も、…居なくなった」

朱羽 @blackxorange

@GSBL_now 「今までだって、沢山の人がここを出て行った。すげぇ悲しくて、泣きたくなった日もあったよ。でも、新しい誰かが、俺を可愛がってくれた。だから、平気だった」そう言えばルカはやたらと人に触れたがるヤツだったな、と思い出すコウくん。「来年は、コウと、不二山がいなくなる」