大奥パロ

ｓ @hai_nukonuko

｢燐はこの中しか知らない。だから、君達が外の世界を教えてやってくれ｣｢俺、あいつのこと嫌いやないです。後、あいつは俺よりも上にいけます。せやから、あなたの頼みちゃんと果たしたいです｣｢達磨そっくりだな。俺が大奥に入るときもそうだった｣懐かしそうに語る獅郎。勝呂は黙って聞いている。

ｓ @hai_nukonuko

｢俺はあいつの傍にいる。それがユリと……百合の方とのもう一つの約束なんだ｣哀しそうに微笑み、獅郎は雪男と燐を順に抱きしめる。｢メフィストには辛い役割をずっと押し付けていたな｣｢楽しかったですよ。幕府崩壊は避けられないさだめでしたからね。藤の上、死ぬなよ｣｢ああ、分かってる｣

ｓ @hai_nukonuko

｢燐、逃げろ｣｢無理だよ、母さん！｣｢雪男、燐。来なさい｣襖を開け、メフィストがネイガウスを連れ現れる。｢何で逃げんだよ兄上！｣｢幕府はおしまいだからですよ。そんなこともわからないのですか｣馬鹿にしたように言うアマイモン。燐の瞳は動揺している。｢母さんはどうするんだよ！？｣

ｓ @hai_nukonuko

｢呼び出して悪かったな｣｢いえ。父に藤の上の頼みは断るなと言われていますので｣｢そうか。達磨は元気か？｣｢ええ。あなたのことを心配していました｣｢俺じゃなきゃあのわがまま将軍の相手は務まらないよ｣苦笑して獅郎は勝呂の頭を乱暴に撫でる。いつも燐にしているように。

ｓ @hai_nukonuko

｢燐！｣｢坊、一応ここ幕府内ですよ！？｣｢こいつが普通に呼べ言うたんや！志摩、お前は黙っとれ！｣｢久しぶりだな。いやー、女物の着物がよく似合うな！｣｢やかまし！藤の上に無理矢理着せられたんや！｣勝呂に女物の着物を着せたのが獅郎だと知り、燐は一人納得する。

ｓ @hai_nukonuko

｢兄、さん……ちゃんと呼びたいよ｣｢ほら、部屋行くぞ｣獅郎は泣きじゃくる雪男を隠すように部屋へ向かう。 とまあ、今日はここまで投下する

ｓ @hai_nukonuko

｢燐様｣｢んだよー、雪男。白々しいなー｣｢ここではそう呼ぶように言われましたので｣｢ぶーぶー｣｢こら、燐。わがまま言うな｣｢母さ……はい、母上｣｢藤の母君、どうされました？｣獅郎は雪男を優しく抱きしめる。優しい香に雪男の瞳から涙が一筋流れ落ちる。燐は袖でそれを拭う。｢泣くなよ｣

@arimaariha

あ、ただし二人称は獅郎さん→サタン様は上様だし燐→獅郎さんは母上だし 燐→サタン様も父上 燐→メフィストは表向きは兄上 裏では絶対呼び捨て 雪男→燐は上様か殿、燐様だなぁ ネイガウス先生→メフィストは…殿だな、うん 獅郎さん→ユリさんは百合の方様、とかかしら 難しいねぇ

ｓ @hai_nukonuko

｢……｣｢不満そうだな。いいからさっさと燐を殺してこい。私に逆らうのか？ネイガウス｣｢……御意｣衣装を脱がしていたメフィストの手をすり抜けネイガウスは闇に消える。｢私としては彼が継いでくれた方が楽ですけどね。父上の後を継ぐなど考えただけでもへどがでる｣そう吐き捨て彼は瞳を閉じる。

@arimaariha

あ、口調 口調大事よね 獅郎さんは江戸っ子っぽい口調を隠した敬語を使うと可愛らしいよね 勿論アマイモンメフィストユリさんその他にしか敬語使わないだろうけれど ネイガウス先生の敬語はきっと艶っぽい ハニートラッパーとしてはやっぱり、ね 燐雪男メフィストはそのままねきっと

ｓ @hai_nukonuko

｢燐！｣｢んあ？何母さん｣｢危ないから一人で歩き回るな｣無傷な燐を見て獅郎は安心したように彼を抱きしめる。｢っておい、何だこの額の赤いのは！？｣｢親父にデコピンされた｣｢あの野郎……｣｢多分言っても聞かねえよ、あの人｣｢後で半殺しだ｣物騒な言葉を吐いているがとても楽しそうである。

@arimaariha

性差は子供が産めるかどうかだけというレベルでジェンダーフリーでお願いします それに伴って着物の色や柄も多少地味に 艶やかなのはほら...似合わないから けれど奥に入ったら問答無用で女物です 外に出た場合は男物も可、ですが

@arimaariha

朝廷はアッシャー、幕府はゲヘナみたいな ぼんやりとでいいのでそういう構図だと嬉しいですね そうすると勝呂家志摩家は朝廷側になるので京ことばとも収まりがいいし

@arimaariha

あーあとこれはどちらでもいいのだけど、ネイガウス先生はハニートラップしてもいいのよ 燐をたぶらかして暗殺してこいとかメフィストさんに言われてしまってもいいのよ 燐ネイ好きなの

@arimaariha

こんな感じですかね... 主要な登場人物はサタン様、獅郎さん、ユリさん、メフィストさん、ネイガウス先生、アマイモン、燐、雪男 辺りになりますが、一応の総ざらいできました、か...？ 他になにかあればどうぞ というより個人的な妄想なので気に入らなければ無視してくださいな

@arimaariha

暗殺されかけたりしつつ燐はすくすくやんちゃしまくって育てばいいですね 雪男はハラハラしながら見守っているといいですね 燐を庇って折檻受けたりね サタン様のお渡りは獅郎さんオンリーで 喧嘩すると他の所に行く アマイモンはどうなんでしょうね 私的にはしえみちゃんが許嫁だと嬉しい

@arimaariha

で、メフィストには妾がいる 側室ではなく、妾 許嫁の手前ね あと妾の方が使い勝手がいいので まぁネイガウス先生なんですけれど 先生は忍とかで宜しいかと思います 奥に出入りして情報を探ってきたり会合を盗み聞きしたり 側室だと部屋を持たせたり身動きが取れなくなるので

@arimaariha

メフィストはアマイモンを率いて燐暗殺を企む しかしメフィストに跡を継ぐ気は更々ない メフィストは今のところの世継ぎ しかし夜遊び激しい お台所時代の獅郎さんとは懇意だったとかそうでないとか メフィストには許嫁がいる 誰でもいいです アーサーとかでいい それでも一応結婚はまだ

@arimaariha

燐は小さい頃から獅郎さんに育てられる 雪男が燐の小姓として獅郎さんの元に帰ってくるのは物心ついてから ユリさんの子供であり獅郎さんのところにいる燐をサタン様は溺愛(？) 世継ぎは燐じゃないかという風説が強まる それが気に入らないのはメフィスト母

@arimaariha

やがてユリさんが身籠り、燐と雪男を産んで逝去 獅郎さんとユリさんは仲が良くて、ユリさんの希望もあり獅郎さんが兄弟の後見人になる 双子は忌み子ということもあり、雪男は生まれてすぐに側近の一人に下げ渡される 時代考証的にあにおとうと逆とかそういうツッコミもなしで

@arimaariha

基本的に性別についてのツッコミはなしで 獅郎さんはお台所上がりの側室 ユリさんは皇族から降嫁してきた正室 口調は…お任せします サタン様は将軍で悪政働きまくり というか側近に任せきり 他にも側室を何人か抱えていて、その中の子供にメフィスト、アマイモンがいる