スレイヤーズ第2部を語る :「2周目」のスレイヤーズ

スレイヤーズ2部についての考察。 スレイヤーズというシリーズにおいて、2部とはどういう位置づけだったのか? ファンは2部をどう受け止めたのか? とあるバクマン書評から派生したスレイヤーズ第2部論。
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@hisagi_hizumi

第一部&第二部TLにぐぐっと来た。個人的には、第一部は「リナの話」で第二部は「リナとガウリイの話」だと思ってます。最初にリナというキャラが居て、思いがけずも魔王を倒してしまった所から始まるのが第一部。

2010-05-09 20:19:06
@hisagi_hizumi

8巻までのエピソードは、結局この1巻の出来事によってリナが背負い込んだ厄介ごとなんですよね。それに他のキャラが加わって協力して色々あって、でも結局最後はリナしか真実を知らないままという。そして8巻の終了で、全員の関係は一端綺麗に最初に戻る。リナとガウリイの旅がまともに始まるのは

2010-05-09 20:24:25
@hisagi_hizumi

(続)ある意味ここから。それまではほんとにリナが生き残る(リナを生き残らせる)だけで手一杯ですもんね。この死活問題(ほんとにこうとしか)を必死にさばくのが第一部。で、この死活問題は目的がこの上なく明確&一日一瞬を争うもののため、話そのものがスピーディーで勢いがある。爆発するように

2010-05-09 20:29:15
@hisagi_hizumi

進んでいくなあとリアルタイムで読みながら思いました。ほんとに目が止まらなかった。

2010-05-09 20:30:17
@hisagi_hizumi

そして第二部。こちらは始まる時の前提が全く違います。何にも追われない(剣探しは一日一瞬を争うものではない)状態は、それまでは2~3巻の間のほんの一時期だけでした。ある意味非日常から始まるのが第二部のスタート……うむ、本気でなんて切羽詰まったふたりなのもう。大好きだ(待て)

2010-05-09 20:33:30
@hisagi_hizumi

さてそんな感じで、第一部の終了時点からはうって変わってのんびり始まった第二部。無論すぐに厄介ごとは起こります。きな臭いです。シェーラなんて大物?も出ます。でもまだまだ死活問題ではない上に、12巻が終わってもまだ何が起きようとしてるのか良く分からない。

2010-05-09 20:36:23
@hisagi_hizumi

ルークとミリーナとの関係も深まらない。爆発するような第一部の勢いと比べると、正直どきどき感は低いです。リアルタイムの時、12巻まではどう反応すればいいのか分からなかった。それががらりと変わるのが13巻。この巻で二部は一部で登場したことを再結晶させてるのではないかと思うようになった

2010-05-09 20:41:24
@hisagi_hizumi

リナとガウリイの関係もまた一区切り。正直、初めに13巻を読んだ時はあまりに綺麗に第一部がフィードバックされていくので最終巻じゃないかと思った。今も正直そう思ってて、私にとって14巻と15巻は第三部。この13巻まで付いてきた人だけが進めるのが14巻と15巻なのではないかなあと。

2010-05-09 20:46:30
@hisagi_hizumi

この14・15巻で更にあり得たかもしれないリナとガウリイの姿、というようにルークとミリーナが映されるんですよね。この部分は、第一部のリナとガウリイでは絶対書けなかっただろうと思います。13巻ラストまでの積み重ねがあってようやく15巻のあの最終シーン→終わりはしない、へ辿り着く。

2010-05-09 20:49:48
@hisagi_hizumi

と、思うので第一部は「リナの話」第二部は「リナとガウリイの話」だと思います。もっと縮めるならば第一部は「広がる話」で第二部は「深まる話」です。以上、連投大変失礼しました!

2010-05-09 20:50:59
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