多摩川下流の巨大なブックオフ、もしくは公共性の萌芽について

昔、人生に疲れた時によく訪れていた、巨大なブックオフの中で考えたこと。
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座散乱木 [zazaragi] @zazaragi

ブックオフスーパーバザール川崎港町店。夜8時過ぎだが意外に幼い子を連れた母親や家族連れが多い。玩具、子供服、絵本コーナーが広いが、大人向け衣服や楽器、スポーツ用品も大量。家族滞在型モールの中古小型版を狙っている店舗であることに漸く気付く。先日読了の「無印都市の社会学」を想起

2014-01-05 21:28:30
座散乱木 [zazaragi] @zazaragi

先日久々にブックオフの棚を見た時、奇妙なざわざわした感覚が襲った。ジャンル別に並んではいるが、最新の売れ線=現在でもなく、安定して振り返ることが出来る定番=歴史にもなり切れぬ本たち。規模型の新古書店とは、フィルタリングされていない「近過去」があからさまに露出している場故だったのか

2014-01-11 10:39:34
座散乱木 [zazaragi] @zazaragi

人生に疲れると多摩川下流の巨大ブックオフへ行き、買わずに店内を周遊する。新書コーナーには新刊のようなPOP付き面陳。多量の楽器やフィギュア、衣類、育児グッズ。絵本コーナーで伸び伸びとページをめくる幼児。何だろう、この場に生まれつつある、マイルドヤンキー的公共圏の萌芽のようなものは

2014-07-20 12:53:40
座散乱木 [zazaragi] @zazaragi

多摩川河口に近いこのブックオフには、この地区を舞台にしており、数年前に業界でも話題になった自費出版本が、何冊も在庫していた。恰も川の下流に砂が堆積してゆくように、本にも流通域があり堆積していくこともあるのだと知る。ここは様々なものが可視化される場だ

2014-07-20 13:02:05
座散乱木 [zazaragi] @zazaragi

無性に海が見たくなり大きな川沿いを下る。途中、定点観測のように足が向いてしまう巨大なブックオフへ。大量の絵本、ベビーカー、チャイルドシート、玩具、おまる。絵本がこれらと同列の、人生のある時期だけ求められ、用済みになると手放される「モノ」でもある、と云う事実を見せつけられる場所。

2015-06-27 20:32:22
座散乱木 [zazaragi] @zazaragi

ベビー用品以外の品揃えも凄い。広いフロアにゴルフクラブ、楽器、衣服、ソフト、そして勿論コミック、ジャンル別の大量の本。什器にJ堂を想起。以前この店の空気に「マイルドヤンキー的公共圏」を感じたことがあるが、ならばこの巨大ブックオフは「マイルドヤンキーのJ堂」か、と一瞬埒もなき妄想。

2015-06-27 21:05:02
座散乱木 [zazaragi] @zazaragi

・・・今年この近所で或る悲しい事件があったことも、そんな妄想してしまった原因だろう。なおこの近辺は、20年前にドラマ「若者のすべて」の舞台となった街だと云う。葦が生い茂る河口の行き止まりまで歩き、しばし寄せては返す波を眺めた。上空を次々と飛行機が飛び立って行った

2015-06-27 21:23:40
座散乱木 [zazaragi] @zazaragi

定点観測の様に訪れている、川崎港町の巨大ブック○フ。久々に覗いたら、大幅に配置が変わり、古書自体が縮小されている。その代りにフロアの中心に位置付けられ拡充されたのは女性衣類のコーナー。以前にも増して幼児連れの若い母親や夫婦の姿が目立つ。初めて気付いたが外国の方も多いようだ

2016-03-26 18:30:12