アニメカイジのシリーズ構成・高屋敷英夫さんの軌跡を巡る旅、飛べ！イサミ7話脚本:織り込まれた感情

まきもgpfb @makimogpfb

#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 25 そこに、さやか(みどりのライバル)がやってきて、警備中の警官に、自分は有名なピアニストだと誇る。 自信満々なライバルキャラの描写は、F-エフ-・カイジ2期(脚本)など豊か。 pic.twitter.com/mf0I1g8DrE

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 26 さやかは心配を装って、みどりの手を取り、その手が震えているのを確認すると一瞬ニヤリとする。 手による感情表現は頻出。RAINBOW-二舎六房の七人-・F-エフ-(脚本)と比較。 pic.twitter.com/wrm3kJQd8c

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 27 夜、さやかは仕事師に電話し、更にみどりを追い詰めてリサイタルを中止にさせろと命じ、ほくそ笑む。 鏡描写は、色々な作品に見られる。ベルサイユのばら(コンテ)、F-エフ-(脚本)と比較。 pic.twitter.com/QILgHM6TTa

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 28 後日、さやかにギャラ追加を提示され張り切る仕事師は、みどりからのピザの差し入れだと、みどりのスタッフを騙し、ピアノの下に爆弾を取り付ける。 アンパンマン・ストロベリーパニック(脚本)ほか、食べることが大好きなキャラは多い。 pic.twitter.com/UfGXC2MTTD

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 29 一方、新撰組の宿敵である黒天狗党の下部組織・カラス天狗の平助と重助は、リサイタル会場前に魁が来ていないかどうか見張るが、顔を隠した魁に気付けない。 少しバカな二人組描写は、おにいさまへ…・ワンナウツ(脚本)でも目立つ。 pic.twitter.com/uaOTRjqihe

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 30 数馬は、警備も万全だし、ケイが撮った写真のおかげで仕事師の捜索も楽だろうと踏む。 油断して痛い目を見る描写は、ルパン三世2nd(脚本)にもある。 pic.twitter.com/zQ4FpiIqEM

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 31 すると、リサイタル会場の垂れ幕が破壊され、それを見たみどりは動揺する。 F-エフ-・ストロベリーパニック(脚本)ほか、台詞に頼らず表情で多くを語る描写は多々ある。 pic.twitter.com/ZB9D27JeBU

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 32 仕事師は、(リサイタル会場とは別の場所に)爆弾があると虚偽の通報をし、警察を煙に巻くが、乗っ取った元々のピザ配達員に見つかり、イサミ達にも気付かれる。 太陽の使者鉄人28号(脚本)、家なき子(演出)ほか、お手柄モブは多い。 pic.twitter.com/VaZhvzp6up

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 33 さやかは楽屋を訪ね、みどりに花束を渡そうとするが、代わりに数馬が受け取り、数馬はバラの棘で指を怪我するが平静を装う。 バラの棘で傷がつく描写は、おにいさまへ…(脚本)もインパクトがある。 pic.twitter.com/GsbazhTKO0

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 34 さやかは客席で、みどりのリサイタルが滅茶苦茶になると確信。一方仕事師は、イサミ達に追われてリサイタル会場内に逃げ込む。 切り替わりのテンポの良さは、あしたのジョー2・はじめの一歩3期(脚本)などでも見事。 pic.twitter.com/MbitC2piTH

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 35 イサミ達に見つかり、追い詰められた仕事師は、会場に向かって「爆弾がある」と叫び、客席はパニックに。 土壇場で知恵を発揮する敵役や憎まれキャラの描写は、忍者戦士飛影・まんが世界昔ばなし(脚本)ほか、数々ある。 pic.twitter.com/gfHK5VAigK

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 36 リサイタルを台無しにされ怒りに燃えるイサミは、新撰組が遺した光る剣で、仕事師を痺れさせ倒すも、爆弾は止められず、警察に後を任せる。 爆弾騒ぎは、ルパン三世2nd(脚本)も印象的。 pic.twitter.com/Kiwc5GwDEu

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 37 爆弾処理班は、仕事師の虚偽通報のせいで間に合わず、数馬は全員を退避させるが、密かに会場に入った魁は、爆弾を解体する。 視聴者がわかりきっている真実(包帯男=魁)を丁寧に見せていく手法は、あしたのジョー2・F-エフ-(脚本)でも上手い。 pic.twitter.com/FHaSXJ9F2i

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 38 後日、あらためて開催されたリサイタルで、みどりは見事な演奏を披露する。 ピアノの譜面台には、みどりを励ます魁の書き置きがあった。 手紙は、重要アイテムとして扱われる。ストロベリーパニック(脚本)、宝島(演出)と比較。 pic.twitter.com/nRUAm4fZ0r

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 39 さやかは、プライドだけの自分のピアノでは、みどりにかなわないとわかっていた、と寂しげな表情で、みどりの姿を見届ける。 過ちを悔いるキャラの侘び寂びは、ワンナウツ・ルパン三世3期(脚本)などでも見られる。 pic.twitter.com/0gYTyWE6ey

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 40 会場を出たさやかは、数馬に両手を差し出す。数馬は、さやかの手を取って、償いはしなければならないが、さやかならピアノでやり直せると言う。 ここも、手による感情表現。MASTERキートン・ワンナウツ(脚本)と比較。 pic.twitter.com/2NCPRbYjTu

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 41 演奏後、イサミ達から花束を受け取ったみどりは、実は魁が好きだったと話す。 単純明快な反応をしたトシはイサミにどつかれ、ソウシはみどりを口説く。 密かに失恋するキャラの描写は、ストロベリーパニック(脚本)でも見事。 pic.twitter.com/FaEm1bUChA

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 42 みどりは、魁と玲子の二人が大好きだと語り、イサミと微笑み合うのだった。 DAYS・グラゼニ(脚本)ほか、高屋敷氏は「笑顔」を重視する。原作つき作品でも、アニオリで笑顔を追加することが多く、興味深い。 pic.twitter.com/HYFG2awNok

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 まとめ1 今回も、色々な要素が捌かれ、見事な手腕が発揮されている。 一見、勧善懲悪の痛快活劇だが、敵は毎度、人間臭さ全開で、今回はそれに加えて恋愛ドラマが織り成され、本作は多面的だ。

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 まとめ2 本作は、新撰組と黒天狗党の因縁や、魁の動向、イサミ達の活躍などを軸としながら、毎回の騒動をバリエーション豊かに設定し、展開も割と複雑で二転三転する。相当な構成・脚本の技術が必要だと思う。

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 まとめ3 高屋敷氏は本作の頃(90年代半ば)には膨大な経験を積んでいるので、色々な手腕が求められても対応できるのではないだろうか。もともと複雑で凝った脚本を練る傾向のある同氏だが、本作でも本領が発揮されている。

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 まとめ4 アニメオリジナル作品は、アニメにしやすい話運びをするものだと思っていたが、本作は、まるで漫画原作つきアニメのような詰め込み具合だ。これはコンテや演出、作画も大変になる。

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 まとめ5 高屋敷氏は、漫画原作アニメの経験も豊富なため、漫画のストーリーテリングのノウハウ、およびそれをどうアニメに落とし込むかが頭に叩き込まれていると推察できる。そう思うと、アニメの限界も伸び代も計算しているかもしれない。

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 まとめ6 できないことを考慮して、引き算ばかりしていても、内容の薄い作品になってしまう。そこは、中身の濃い作品を作り上げようという、本作スタッフの気概が感じられる。

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#高屋敷氏脚本飛べイサミ7話 まとめ7 今回驚いたのは、活劇のストーリーラインに切ない恋愛ドラマ要素を入れ込んだ点だ。しかも、子供の視聴者にもわかりやすく描かれている。 また、この恋愛要素により、ラストに余韻が残る。