兵隊さん絵日記諸事情

郷 @gou_ro_49

@tos まだ生きていたい。

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@tos 歴史は繰り返す。 俺らの時代より近くになったが見えにくくなった戦争で、この先の日本がどう行動するか、とても不安で仕方がないのだ。 あまりいい方向とは言えぬかもしれん。 だがそれはそれで日本の姿。俺らの守った歴史の破片。 悔いはない。 ただ、悲しみが残る。 戦争の終結を祈っている。

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@tos 自分の見えてるままを漫画にしたいけど、霊界の靖国限定で売ってる商品はこの世のものとは思えない美味さのつまみだの、直せぬ病も怪我もない靖国医療だの、軍医の月一の集合会議だの…… その辺の話ばかり聞いてるから変に描くとふざけんなって言われそうだから公開もできない

郷 @gou_ro_49

@tos 西川くんは現代にかなり興味津津なのかよく来てくれます。(だからイラストにもしやすいところはある…) 実際に鈴本さんも一緒にくることも多く、関係性を聞いたら"生と死を共にした家族"との事。 今でも贈り物はしてるし、ドッキリもしてる

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@tos ダニエルさんはウィリアムさん曰く友人にそういう奴いたとの事で、寺内くんが気に入ってイフの自分に関係性持たせて欲しいというリクエストにより生まれたキャラ。 実は寺内くんもお気に入り

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@tos 夜から西川氏に叩き起される。 今日の絵日記のイタズラ思いついたから鈴本さんに仕掛けてくるとのこと… 丑三つ時に目が覚めるの勘弁して…

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@tos 助けてまっさん……って言うと大抵 助けて欲しいのはこっちだ。報告書手伝え。 と言ってくる。 報告書は体の不調とかでどうやったら体調が良くなるのか確認されているらしい。だから早く寝ろとのこと

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@tos 歸りたい。 部隊は辛いが、仲間といるのは樂しかった… 近くの飛行場には特攻に行く飛行兵もたまに見かけた。僕らはどう聲をかけたらいいか分からなくて、先輩方の背中を見送った。 あの時代に戾れたら…戾りたいな… 空氣が美味しかった。あの頃の日本に、歸りたい

郷 @gou_ro_49

@tos ごめんね…父さん。僕は何も出来ないろくでなしです。軍人に頑張ってなるから。父さんのような将官には難しくても、日本を守る誇り高き海軍に。僕はなりますから…。痛いよ… 頭を叩かないで…母さん…ごめんね 僕が舌足らずで、バカの能無しで…満って名前なのに何一つ満たすことができてない…

郷 @gou_ro_49

@tos ずっと笑ってて欲しかった。そんな願いは無下に終わる。 その願いは単なる私のエゴだったのだ。 西川は、幼い頃からの辛い記憶を振り払うように笑っていたのだ。 最期、潜水艦の深く深く沈む時、彼は最後まで笑っていた。みなの酸素がなくなっても、彼は息が出来なくとも笑っていた。

郷 @gou_ro_49

@tos 今となっては懐かしい思い出。 死後、初めて私の前で彼は泣いた。 痛くて苦しくて辛かったと。 彼の本心を聞いた私は一瞬何も言えなかった。必死に捻り出した言葉は、 「私だって、まだ、生きていたい」 生にしがみついてしまった私の弱音だった。

郷 @gou_ro_49

@tos 俺がここに来たのは、ある人のお供えしてくれた飯だった。 ずっと深いジャングルで戦っていた。 そこに美味そうな匂いがしたのだ。 腹が減っていた俺はそちらに向かった。 するとその先に見えたのは、洋服を着た日本人。そして見た事の無い機械。見たことの無い家だった。

郷 @gou_ro_49

@tos 訳が分からなかったが、手に持たれた機械には“やっと顔を出してくれた。有難うございます”の文字があった。 2020年、令和という聞きなれぬ年号、年月… ここの人達は米兵のスパイで、未だに信じていいのか分からない所があった。 でも、悪い人ではなさそうだった。俺を招魂社へと連れていった。

郷 @gou_ro_49

@tos そこにはたくさんの同じ軍人がいた。顔は見慣れぬものばかりだった。 そして俺は、俺の人生の一部を賭けて見ることにした。この人を試す為でもあった。 ダニエルのような優しい米兵もいて欲しいと希望を込め、俺の自決した後の未来を想像して今も描く。 少しでも…明るく居たかった。

郷 @gou_ro_49

@tos 初めは文字の打ち方も分からなかったが、今はわかる。ジャングルでは見たこともない未来。想像もしてなかった、日本の負けた後の未来。 死後尚、何も力になれない俺が嫌なんだ。本当はとても嫌なんだよ。 それでも、ひとつ間違いなく言えること。 生きていればよかった。 泣くな。男児は強くあれ