【中指Pの憂い/ツイッター版サッカー小説】

川本梅花さんが投稿しているツイッター版サッカー小説をまとめていきたいと思います。
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@baika_kawamoto

【中指Pの憂い/ツイッター版サッカー小説】(24)クラブのコーチに戻ればいいのに。それから『サッカージャーナル』の記者も同じようなことを書いていた。そんなに『自由』にやらせたいなら、監督もコーチも必要ないよな」。『サッカージャーナル』の古木は、前監督のフォルカのサッカーに心酔し

2011-11-08 01:33:00
@baika_kawamoto

【中指Pの憂い/ツイッター版サッカー小説】(25)Pのサッカーに懐疑を持っていた。数ヵ月前、Pは練習を取材する古木を呼びよせた。古木が誌面に「パス交換の練習しかしていない。戦術の練習はいつ行われるのか?」と言った内容を記載したことがあった。それを読んだPが古木の記者としての

2011-11-08 01:33:57
@baika_kawamoto

【中指Pの憂い/ツイッター版サッカー小説】(26)能力を問いただしたのである。Pは古木に言った。「君はどこを見ているんだ。君にはパス交換の練習しかしていないように見えるのかね。パスの練習をしながら細かいグループ戦術のトレーニングも取り入れている。そんなところも見られないなら、

2011-11-08 01:35:44
@baika_kawamoto

【中指Pの憂い/ツイッター版サッカー小説】(27)君は記者失格だな」。古木はそう言われて、翌日の誌面でPに対する批判的な論調を和らげている。古木が心酔していた前監督のフォルカは、一部のファンや選手には惜しまれての解任だった。しかし、多くの選手とフロントには厄介の種になっていた。

2011-11-08 01:36:34