ワクワクチェーンソーデスマッチ - カクヨム kakuyomu.jp/works/16817330… さて、夜の宣伝も兼ねて、いつものコメンタリーやっていきましょうか。
2023-01-29 21:48:34togetter.com/li/2059857 事の発端はこれ。突如トレンド入りした『トロピカル因習アイランド』。発生時刻が平日の昼間なんだけど、マジで一体なんでこんな事になったんだ? いやまあ、ネタ自体はいろいろ面白かったから良かったんだけど。
2023-01-29 21:52:12twitter.com/KyoukiTobe773/… そんな呑気なことを考えてたら、カクヨムの自主企画で『トロピカル因習アイランド』小説大賞が発生。これも時刻が平日の昼間なんですけど、一体何がどうしてこんなことになったんですか?
2023-01-29 21:53:45イベント「『トロピカル因習アイランド』小説大賞」 - カクヨム kakuyomu.jp/user_events/16… ただいまよりトロピカル因習アイランド小説大賞を開催します。概要はリンクからどうぞ。 奮って御参加ください。
2023-01-25 14:12:18twitter.com/kaku_yomu/stat… そしてカクヨム公式まで反応する事態に。頭を抱えつつも、考えてみたらアイランド賞は2500字以上上限なし、短編賞は1万字以内なので、どっちの要項も満たせると気付く。それじゃあちょっくらやってみるかということで執筆を決意。
2023-01-29 21:55:52カクヨムWeb小説短編賞の応募作品が8880作品を突破! 複数投稿も応援中です! 話題の「トロピカル因習アイランド」をテーマにした作品も、1万字以内であればエンタメ短編小説部門に応募いただけます! (※「『トロピカル因習アイランド』小説大賞」はユーザーによる自主企画で、公式ではありません) twitter.com/kaku_yomu/stat…
2023-01-25 18:41:37ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9D… 以前から因習村にチェーンソーのプロを突っ込ませて何もかもめちゃくちゃにする話を書きたいと思っていたので、チェーンソーに対抗できそうな南国の妖怪を探す。そうして最初に見つかったのが、インドネシアの妖怪、ポンティアナック。
2023-01-29 21:59:05ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E… 本編で内臓を貪り食ってたのはこれがベースにあった名残。それから、もう少し何か無いかなー、と調べたところ、近所の似たような妖怪のマナナンガルに辿り着く。メガテン5で新悪魔として出てきたアイツね。
2023-01-29 22:03:02こっちは空を飛ぶし、上半身が分離するので、チェーンソーで両断したと思ったら分離回避された、というネタも考えてた。ただ、もうちょい調べたら、東南アジア一帯に似たような伝承があり、その中でフィリピンに伝わる『ワクワク』という名前が非常に印象に残ったので、これを採用。
2023-01-29 22:05:09そのため、今回は厳密にはオリジナル怪異となっております。名前はワクワクだけど、マナナンガルやアスワング、ポンティアナックの要素が混じっており、更に因習村としての体裁を整えるためにオリジナルの生態を追加した感じ。
2023-01-29 22:06:17ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%A4… ふざけた名前のせいでギャグにしか見えないけれど、実は伏線だったという、いつものやり口。 ちなみにワクワク島はありませんが、パナイ島イロイロ州は実在します。 さて、怪異は決まったけど、何か引っかかるものがありました。ワクワクって怪異、どっかで聞いたような。
2023-01-29 22:10:31ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%AF… あったわ……SCPの方の元ネタになったワクワク島とワクワクの木……。 という訳で、先述の怪異のエッセンスにこれも加えることに。木を中心にした因習村、というところから設定を作りました。
2023-01-29 22:13:46この作品のワクワク島は、ワクワクの木が支配しており、島民は全てワクワクの眷属でした。彼らは他の島から生贄を誘い込み、最初は丁重にもてなした後、酒と薬で言うことを聞かせ、ワクワクの木の生贄にするという儀式を何百年も行っておりました。
2023-01-29 22:16:31太平洋戦争時には旧日本軍が20人程度やってきましたが、あえなく全滅。そしてワクワクは日本人が現地人より美味いと気付き、以後は日本人を積極的に狙うようになりました。描写はしませんでしたが、犠牲者の遺品の中には軍刀や小銃、迫撃砲、機関銃などもありました。錆びてて使えないけど。
2023-01-29 22:18:38いかにも因習っぽい近付いてはいけない場所は、ワクワクにとって来られると困る場所。本体があるマングローブ林や、犠牲者を隠している洞窟など。それとは別に普通に危険な場所もありますが。観光客が入り込まないよう、彼らには常に見張りがつきます。
2023-01-29 22:20:39特に美味しい日本人を誘い込みやすいように、犠牲者の記憶を抜き取って島民は日本語をマスターしています。こうしてワクワクは数百年の間、そこそこ安定して食事にありつける平和な生活を送っていたのですが……まあ、その、なんというか、ご愁傷さまとしか……。
2023-01-29 22:23:34本体が木になったことで、久しぶりに「木がチェーンソーに勝てるわけないだろ!」のセリフを言えました。意外と少ないんですよね、木の怪異。国内だと北海道の呪いの木とかありますけど、あれは関係者がご存命な上に、後味が悪くてちょっと。
2023-01-29 22:25:15初稿ではバナナ園で収穫体験をする翡翠とか、揚げバナナを食べる翡翠とか、マナとちょっといい感じになるシーンとか、それを聞かされた雁金の機嫌が悪くなるシーンとかもありましたが、1万字以内に納めるために泣く泣くカット。もうちょいおどろおどろしさは出したかったなあ。
2023-01-29 22:27:13当初は2500字×4話、前半が因習村パート、後半がチェーンソーパートで構成していましたが、どうやっても後半が長くなったので、前半を2000×2話、後半を3000×2話で1万字以内に収めました。これでカクヨム短編賞の要項も満たすぞ。
2023-01-29 22:28:53とりあえず、コメンタリーはこんなところで。 明日は洒落怖チェーンソーデスマッチ、本編の更新です。かぐや姫編、もうちょっとだけ続くんじゃ。
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