「ガスコンロとやかんで湯を沸かす」から考える

18
みー @mit_mi28

何かのスキル習得を「ガスコンロとやかんで一定量の湯を沸かす」に喩えると、そのプロセスはだいたいこんな感じか。 ①必要な大きさのやかんを用意する ②やかんに必要量の水を入れる ③ガスコンロにやかんをかける ④ガスコンロに点火する ⑤火力を確認する ⑥沸くまで火にかけつづける

2023-02-08 08:21:06
みー @mit_mi28

①必要な大きさのやかんを用意する まずは目的に合致したやかんを選択するのが大事。やかんが必要湯量より小さいとダメだし、大きすぎてもいろいろ非効率。選んだやかんが使用に耐えない破損品なら、その後何をやってもダメ。

2023-02-08 09:31:31
みー @mit_mi28

②やかんに必要量の水を入れる 「やかんに」「水を」「必要量」入れるのが大事。水でなくお湯を入れるのはよいが、ジュースを入れたらダメ。水量が必要量に満たないならば、必要量の湯は得られない。あと、入れたつもりで実はやかんに入っていなかったというのもままありがちなので要注意。

2023-02-08 09:31:31
みー @mit_mi28

③ガスコンロにやかんをかける やかんに必要量の水を準備したとして、そのまま置いといても湯は沸かない。その先のプロセスのために、火をつければ湯が沸かせる場所にやかんを置くのが大事。目的を忘れると、置きやすい場所に置いて安心しがち。

2023-02-08 09:31:32
みー @mit_mi28

④ガスコンロに点火する 実際に「沸かす」プロセスの始まり。やかんをガスコンロに置いても、点火しなければいつまでたっても湯は沸かない。 なお、①〜③のどこかが間違ってると、この先続行しても不成就確定だし、成就させるためには手戻りが必ず発生する点に注意。

2023-02-08 09:31:32
みー @mit_mi28

⑤火力を確認する 細すぎる弱火ではいつまで経っても湯が沸かないし、やかん全体が包まれるほどの強火力は不要。また、火をつけたところで安心してると、いつのまにか立ち消えしてることもある。湯を沸かすのに必要なだけの火力がやかんに伝わっているかを適時確認し、必要に応じて調整する。

2023-02-08 09:31:32
みー @mit_mi28

⑥沸くまで火にかけつづける ここまでくれば、あとは基本的に「沸くまでじっと待ち続ける」のが目標成就への道。 しかし、待てない「せっかちさん」は、沸く前なのにコンロから外す・火を消す等してしまう。また、何らかの理由で沸く前に火が消えてしまうと台無しなので、その確認も必要。

2023-02-08 09:31:33
みー @mit_mi28

…と、ここまで掲げたプロセスを経てようやく一定量の湯が沸く。 さて、湯を沸かしたのが何らかの用途のためであるのが通常として、湯を沸かすので満足して使わず終わりになる人も一定数いる。何のためにやってるかをときどき確認しとかないと、手段が目的化してしまう。

2023-02-08 09:31:33
みー @mit_mi28

うまくいく確率を上げたいなら、成就のための全体プロセスを設計検討して、各プロセスで何が課題になるのかを見つけて切り分けて、それらの課題を個別撃破していく。全体の中に部分があり、部分が全体につながるという視点を持てれば、各課題の重要度も見えやすくなるように思う。

2023-02-08 09:31:33
みー @mit_mi28

うまくいってないときに、状況も原因も把握せぬまま闇雲に手を出すのは、解決を遠ざける悪手。いったん立ち止まって、何が起きているか・何が問題かを把握の上で、目的に照らしてその解決策を選択するのが吉ですよ、と。

2023-02-08 09:31:34