茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第3068回「夕暮れの街を人の流れと反対に歩きながら」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート３０６８回をお送りします。文章は即興で書いています。本日は感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

昨日はメディアの日で、半蔵門のTokyo FMでドリームハートの収録をしたあと、Abema Primeに出るためにテレビ朝日まで歩いた。ニューオータニの前を通って赤坂見附から青山一丁目に向かって、その間、iPhoneに向かってずっと英語をしゃべっていた。#StreetBrainRadio　の収録だった。

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赤坂見附から青山一丁目に向かっているときに、ちょうど帰宅の時間なのか、たくさんの人達が信号待ちのときにいっしょになって、隅の方にいって小さくなりながら英語でしゃべり続けた。それから、自分の人生が、途中から典型的なものと変わってしまったことを思い出していた。

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ある時期から、普通にいつも同じオフィスに行ってほぼ定時に帰るという人生ではなくなって、たとえば新宿でみんながターミナルに向かって歩いているときに、自分は逆方向に歩いていってこれから仕事、みたいな展開が多くなるようになった。

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その頃、時々見ていた夢が、高校生の自分が、ふと気づくとしばらく学校に行っていなくて、まずい、これでは出席が足りなくて留年になる、とか思う展開。おそらく、自分の人生が典型的な（普通な）ものとはずれてきてしまっていることへの無意識の懸念だったのだろう。

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それよりも少し前に、ぼくよりも先に非典型的な人生を歩み始めていた親友の竹内薫 @7takeuchi7 が、自宅のマンションで（前夜朝まで仕事して）昼くらいに起きてきて外に出ると、住民の方々が「あのひとは何をしているんだろう」と見ている、みたいなことを言っていた（笑）。

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今では、典型的な人生のリズムとは違うかたちで生きるということに慣れてしまったし、コロナでリモートとか増えて世間の働き方も変わっているかもしれないけれども、昨日、ぼくはこれからアベプラという時にみんな家に帰ろうという流れに出会って、ひさしぶりに違和感というかあせりを思い出した。

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昨日、夕暮れの街を人の流れと反対に歩きながらiPhoneにしゃべった話がこちら。いったい自分は何をやっているんだろうと時々思うけど、こうやってあがいていることがいつかどこかにつながるかもしれないしつながらないかもしれないと思いつつ日々生きている。 youtube.com/watch?v=4Rm8n0…

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以上、連続ツイート３０６８回、「夕暮れの街を人の流れと反対に歩きながら」をテーマに７つのツイートをお届けしました。