きみが「太陽から逃げちゃおう」と飛び込んだソーダ水の海。ぼくも慌ててシュノーケルを泡まみれにしながら海面の下へ潜り込む。きみに追いついたとき、空気より音を通す水を伝って鼓動がきこえてきた。どっちの鼓動なのか知りたくって、耳元で弾ける炭酸音が鳴り止むまできみから目を逸らせないんだ。
2011-08-31 00:00:25はー。ヤな夢をみた。幸せな思い出の夢だった。何が嫌かって、思い出すと今とあまりにも違いすぎて辛くなってしまうから。過ぎ去ってしまったこと、変わってしまったことを、しょうがないと諦める。今を生きている僕らが否定してしまいがちなのは、いつだって過去だなあ。
2011-09-20 06:17:38どんなに自分が憧れてるひとの言葉でも安易にそれがこの世の理であるかのように思ってはいけない。もったいない。冷たい風が頬を突き刺すように吹いてきた時に「寒い」と言葉で思う前のほんの一瞬の感覚を、好きなひとを前にしたときに「好き」と言葉で思う前のほんの一瞬の感覚を、大事にしたいです。
2011-09-28 18:49:48家族で一番大切なのは一緒にご飯を食べて笑い合う事だと思う。 すべて教えてとは言えない。すべて知ってとも言えない。 名前しか知らないような相手と結婚してお互い時には鍵のついた自室に閉じこもったりするけどご飯だけは一緒に食べて笑い合うような生活が送りたい。
2011-04-14 00:43:57好きになるのに、数年かかったり、140字かからなかったり 嫌いになるのに、数年かかったり、140字かからなかったり 生涯最後の思春期きてる。
2011-04-20 17:15:00夢のなかを息を切らして走りたい夜にはbjorkを、 遠くで鈍く光る星々に縋りたい夜には天野月子を、 誰かの名を思い出す夜には小谷美紗子を、 眠れない夜には坂本真綾を、 君にはママの子守唄を。
2011-04-29 21:46:33離れたくないから朝まで傍にいて、と言う。寂しいから一緒に暮らそう、と言う。失うのが怖いから結婚しよう、と言う。述語や主語が欲しかったのではなく、名前を呼んでほしかった。
2011-05-16 23:31:25好きな人が微笑みかけてくれた、というそれだけで全力で走り出したくなる気持ちを知ってる。叫びたくなる気持ちを知っている。鮮烈だった映像はスライドショーにまで劣化した。やがてそれは一枚の写真になってあとは色褪せていくのか。跡形も消えてなくなる前に、その一枚を墓まで持っていければいい。
2011-05-16 23:54:20好きな人と結ばれなきゃ前に進めないの 好きな人と結ばれなきゃそれで終わりなのそれとも同年代を横目に見て焦燥感に駆られるようにさして好きでもない人と結ばれて自分を無理矢理納得させてでも何かを残さなきゃいけないの 好きな人と結ばれたらそれでいいの つまんない つまんないよ
2011-05-20 22:49:01「容姿が好き」「性格が好き」「話し方が好き」「体が好き」「仕草が好き」 全部簡単にねじ曲がる いつかのまにか 知らないうちに 死ぬまで好きでいたい人に対しては「声が好き」でいたい 少しでも、変わりづらいものを愛したいのは変わったあと愛し続ける自信がないからだ
2011-05-25 18:55:42前に或る作家さんにファンレター的なものを送った事があって内容は黒くひどい内容だったけど返事はすぐにきた「悲しみはいつか武器になります」振りかざす事さえ億劫なのに斬りかかるなど考えられなかったけど今なら少し分かる気がする 道に迷わないよう木に目印をつけるように、痕跡を忘れないように
2011-05-25 21:54:54思い出ってどんどん増えてくの 振り返った時に見える道がどんどん長くなってくの 振り返った時、後ろに続いてる道の距離が最初は25メートルプールくらいだったのが、そのうち地平線が見えないくらい長くなって 途中でボヤけてたり、途切れてたりする 君を見つけることができる双眼鏡がほしいです
2011-05-27 20:05:31バイオリンとかチェロとかいわゆるストリングス系の弦楽器がユニゾンして最後の最後で分かたれて和音になって終わるようなアプローチが好きです 今まで一緒にいたもの同士が離れたとしてもちゃんと成立するんだって思ってちょっと寂しくなくなります 寂しさ消えます 寂しさ紛らわせます 寂しいです
2011-05-28 00:29:37「生きてればそのうちいい事あるよ」 ⇒「一度しか生きてないのにわかったようなこと言うな」 「世界で一番きみが大好き」 ⇒「世界中の人間知らないくせに無責任なこと言うな」 屁理屈ばかり叩くようならその唇を唇で塞げ 黙らせろ 言葉にし過ぎると死んでしまう 真相が耳を砕く前にはやく
2011-05-29 14:03:29