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茂木健一郎
@kenichiromogi
昨日の文藝春秋本社でさせていただいた講演もそうだったのだけれども、私は、とりわけ技術系やビジネス系のトークは、「イーロン・マスク方式」ですることが多い。これは、一切のプレゼンテーション資料を用いずにストレートトークをするやり方である。
2023-03-23 07:17:36
茂木健一郎
@kenichiromogi
イーロン・マスク氏は、私がTEDで聴いたトークも、そうだったし、ジャック・マー氏と上海でAIについて話した時もそうだったけれども、一切のプレゼン資料なしで話すことが多い。そのかわり、極めて密度の濃い概念空間を疾走する。これがイーロン・マスク方式である(私自身の命名。笑)
2023-03-23 07:18:41
茂木健一郎
@kenichiromogi
プレゼン資料は便利なようで邪魔でもある。例えば今で言えば、GPT4とかMidjourney5の挙動はしかるべき人は皆知っている周知の事実なので、それについての視覚資料は邪魔だ。むしろ「その先」の概念空間でのピューマやチータのような筋肉質の飛躍が大切で、「イーロン・マスク方式」はそれを最適化する
2023-03-23 07:20:06
茂木健一郎
@kenichiromogi
日本では、とりわけ、ごたごたした資料が概念の筋肉質の飛躍を邪魔しているケースが多い。霞が関の、空間恐怖症のようにパワポの1ページに雑多な情報をのせたプレゼンが典型である。そうしないと不安で仕方がないのだろうけど、補助輪を10個つけた自転車のようでヨタヨタとしか走らない。
2023-03-23 07:21:20
茂木健一郎
@kenichiromogi
generative AIが発展している今、最高の付加価値をもたらすのは前頭葉を中心とする概念生成、解釈、志向性のネットワークであって、視覚プレゼン資料は邪魔な場合が多い。魂を裸にして肉食獣のように躍動させる「イーロン・マスク方式」を採用する勇気を持ってほしい。その時その人の真価が問われる。
2023-03-23 07:22:43