ネタツイ七

シリアス、七→夢······▸灰の構図多め 灰のモーメントとちょいちょい被ってます
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𓏸𓏸 @N_Nicomaru

『こういったものを同業である貴方に書くのは少しばかり抵抗がありましたが、今回の任務の危険性は貴方も充分理解していると思いますので残しておきます。 恐らく、あの任務後にこの手紙が処分されずに貴方の手に渡っているということはそういう事なのでしょう。

2023-04-02 19:04:30
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

「私七海にずっと黙ってたことがあるんだよね」 「何ですか」 「私本当はパンより断然お米派なの」 「そうですか」 「ごめんね」 「構いませんよ。今から調教し直すので」 「待って冗談だってエイプリルフールじゃん!」 「私も冗談です。エイプリルフールですから」 「真顔で言う冗談じゃないよそれ」

2023-04-02 01:18:16
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

「……何ですかそれは」 「チョコレートですかね……灰原への……」 「ええ知ってますよ。散々私に付き合わせて選んだんですからね。この時間になってまでなぜ渡してないのか聞いている」 「だってさぁ……知ってた?灰原って結構モテるんだよ」 「勘違いでは?」 「唐突に辛辣」

2023-03-29 00:33:13
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

「七海って誰に対しても敬語だよね」 「社会人としては当然かと」 「昔からじゃん」 「……人としての礼儀であることは変わりません」 「かったいなぁ。五条さんなんて皆呼び捨てなのに」 「比較対象として人選ミスにも程があるでしょう、その人」 「でもさ、灰原にはタメ口が多かったよね」 「……」

2023-03-27 19:00:56
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

「うわ!見てくださいよ、皆若い」 「僕は変わんないだろ」 「そうだな、まだガキだもんな」 「硝子?外見の話してるんだよね?」 「…卒業アルバムなんて広げて何をしているんですか」 「「「同窓会?」」」 「全員で疑問形で返さないでください」 「いやほらさ、折角七海が脱サラしたわけだしぃ?」

2023-03-27 01:03:07
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

「やっほ七海、調子どう?」 「……まぁまぁ、です。珍しいですね、貴方が私の部屋を尋ねるのは」 「うん、そうだね。あはは、なんだか久しぶりな気がするね。七海と会うの」 「えぇ、実際そうでしょう。お互い任務が重なっていましたし」 「うん、勉強は捗ってる?」 「……それなりには」

2023-02-14 22:14:09
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

明日は来る。 どんなに泣き叫んでも、声が枯れるまで縋ろうとも。 明日は来る。 でもそれは、本当の明日なんかじゃない。 それはいつだって今日だ。絶望だ。 いくら祈っても何度夜が明けても。 訪れるのは明日とかいう未来の希望の皮を被った、ただの現実だ。 この化け物は、何も待ってくれやしない。

2022-12-11 03:49:20
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

そっとしといてやれ。いや、背中を押してやろう、かな。お前がまだ此処にいたらなんて言うだろう。傑を指針にしていた頃の僕ならそう考えてた。でも僕はもう1人だ。どうせだから滅茶苦茶に掻き回してやろうって思ったよ。乗り越えるだとか逃げようだとか、余計な事考えられないくらい滅茶苦茶にね。

2022-12-07 19:12:50
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

楽になろうとした。情けなくも、私より一回りも二回りも小さく細く薄いあの少女に、責任を押し付けようとした。彼女はそんな私を見据えたまま、叩き落としたのだ。懺悔も容赦も何もかもが届かない暗闇に。それがお前の罪なのだと。静かに微笑んで。線香の香りは未だ、あの笑顔にこびりついたままだ。

2022-12-07 07:09:57
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

キッチンに灰原がいる。中学の頃作ったのだという不格好なエプロンを固結びして。後ろには私と七海。おにぎりが食べたかった。でも本当は。灰原の握った、大きくてしょっぱすぎるあのおにぎりを、七海と苦笑いしながら、そうやって3人で食べたかったんだ。引っ張られる意識の中そんなことを思い出した

2022-12-07 01:21:12
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

灰原が作った大きなおにぎりを食べたいと思った。ドアをノックする直前にふと気付く。明日早いからもう寝てるかも。帰ってきて、元気そうだったらお願いしようかな。当たり前に訪れる日常に、祈りすらせず胡座をかいた。折角部屋の前まで来たのだから、おやすみくらい、言えばよかったのに。

2022-12-06 21:12:41
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

切り落としてしまいたい程の痛みの果てに感覚すらも消えうせる末端。呆れるほど無駄に広がった天井。乾ききった口腔。冬は嫌いだ。でも最近は、そんなに悪くないと思えている。灰原が最後に経験した絶望と、似ていると気づいたからだ。遠いように見えたあの空は、酷く近くに存在しているのかもしれない

2022-12-06 19:41:19
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

何をしていたのかも分からない曖昧な時間を経て、カーテンの隙間から光が差し込み私を揺さぶり起こす。そうして私は毎朝毎朝、律儀に絶望するのだ。消えるはずの体はそこにあって、溶け込むはずの精神は未だ身体に縛り付けられている。頬が濡れて生暖かかった。冷えた指先は、鉛のように動かない。

2022-12-06 02:42:33
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

消えてしまえたら、どんなに楽かと。 毎日天井の木目に襲われながら、胸の前で指を組む。自分でも何に祈ってるのか分からないのに、劈くように騒がしい静音に穿たれながらも何かに祈る。明日起きたら、私の存在ごと消えてなくなっていますように。体の中心から凍っていく血液をまざまざと感じながら。

2022-12-06 00:10:00
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

「よいしょっ、と。やっほ〜、暑くて参っちゃうなぁ。結構久しぶりだね。色々進路の事とかで忙しくてさぁ。前みたいにしょっちゅう来れなくてごめん。お詫びに今日は高めのお菓子持ってきたよ。ついでに私の分も買っちゃった。ふふ、うん。本当は私が食べたかっただけなんだけどね。

2022-08-23 01:21:21
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

金髪碧眼の王子様みたいでかっこよかったなぁと事あるごとに高専時代の七海の話をしてくるものだから「あんな誰も守れない未熟者のもやしが良かったとでも?」ってエミヤみたいなこと言いながらブチぎれる七海はいる

2022-08-11 21:48:04
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

金髪碧眼の王子様みたいでかっこよかったなぁと事あるごとに高専時代の七海の話をしてくるものだから「あんな誰も守れない未熟者のもやしが良かったとでも?」ってエミヤみたいなこと言いながらブチぎれる七海はいる

2022-08-11 21:48:04
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

「口を開けば学生の頃はって、なんなんですか貴方。今の私では不満ですか。私はあの頃から今にかけて全ての貴方を愛していますが」 「ちょちょちょ(突然の告白に困惑しているがそれよりも五条さんに聞かれたら面倒臭いことになるのでなんとか落ち着かせようとする彼女) (しっかり録画してる五条悟)

2022-08-11 21:55:32
𓏸𓏸 @N_Nicomaru

七海の腕や手の血管を押して血を止める遊び 「七海すごいぷにぷに」 「……男なんて皆こんなものですよ」 「猪野くんはここまで目立ってなかった」 「猪野くん…にもこんなことしたんですか」 「え、まぁ。手持ち無沙汰に」 「貴方いつかセクハラで訴えられますよ」 「まじ」

2022-07-05 11:18:35