園子温監督ロングインタビュー(『週刊読書人11月11日号、発言ピックアップ)

『恋の罪』(11月12日からテアトル新宿ほか全国ロードショー)の公開を機に、園子温さんにお話をうかがいました。
1
明石健五 @kengoa1965

「週刊読書人」11月11日号、10面は1頁企画(今週号は両A面)=園子温監督ロングインタビュー。11月12日公開の『恋の罪』(テアトル新宿ほか全国ロードショー)を機に。これから発言PUします。

2011-11-09 10:55:26
明石健五 @kengoa1965

「プレッシャーは、あんまりなかったです。なぜかというと、僕は、自分の撮った映画についての、いい批評も悪い批評も、両方受け入れないからだと思うんですよ。」(「読書人」11月11日号、園監督発言より)

2011-11-09 10:57:27
明石健五 @kengoa1965

「常に自分の映画をステップアップさせることしか考えていない。今までの自分の悪い側面、失敗した側面、そういうものを見つめながら、次の作品で修正していく作業を行なっているだけであって、周りからの意見を気にすることは、ほとんどないんです。」(「読書人」11月11日号、園監督発言より)

2011-11-09 10:57:57
明石健五 @kengoa1965

「『冷たい熱帯魚』で、思い切り男性原理の映画を撮ってみたら、女性も撮れるんじゃないかと思えたんです。それも男性目線のエロティックな映画じゃなくて、男性原理から遠く離れた女性映画でいきたいと思ったんです。」(「読書人」11月11日号、園監督発言より)

2011-11-09 10:58:44
明石健五 @kengoa1965

「女の映画を撮るときに、男だからこそ、これは女だけの抑圧だというのが、女性よりもわかるんじゃないか。女性が感じている社会的抑圧、家庭における抑圧、セックスの抑圧、あるいは女性という性からくる抑圧、いろいろな抑圧がありますよね」(「読書人」11月11日号、園監督発言より)

2011-11-09 11:00:00
明石健五 @kengoa1965

「とにかく自分の中の女性的な部分に頼ってシナリオを書いたし、撮りました。男である自分の中にも、女というものが多分にあるので、それと語り合って書いていったという感じです。」(「読書人」11月11日号、園監督発言より)

2011-11-09 11:01:05
明石健五 @kengoa1965

「今までの自分の映画と、随分距離ができましたよね。以前は、自分の幼少期のトラウマとか、どこかパーソナルな部分というものに頼りがちで、個人映画的な要素が大きかったと思います。『恋の罪』では、そういう個人的なものから全部解き放されて・・・」(「読書人」11月11日号、園監督発言より)

2011-11-09 11:01:56
明石健五 @kengoa1965

「キャスティングの時点で、演出方法は大体決まっているんです。この人は、あまりタッチしないで演出するというか、役者にまかせるという方法もあるし、いじることですごい芝居ができると思える人には、非常に厳しくやる。」(「読書人」11月11日号、園監督発言より)

2011-11-09 11:02:53
明石健五 @kengoa1965

「結局、三人三様、はっきりとカラーの違う女性たち、そして芝居のアンサンブルとして丁度いいものになることを、キャスティングの段階から考えていました。」(「読書人」11月11日号、園監督発言より)

2011-11-09 11:03:35
明石健五 @kengoa1965

「『堕落論』については、撮影現場で言っているぐらいでしたからね。安吾の言っている、堕ちるところまで堕ちてから、生の実感を獲得することというのが、この映画の重要なテーマだったと思います。そのことは、常に意識していました」(「読書人」11月11日号、園監督発言より)

2011-11-09 11:04:59
明石健五 @kengoa1965

「いろんな意味で、過酷な現場だったと思います。冬の最中に雨を降らせて、びしょびしょになりながら、深夜も回っている時間ですよ。それが結局、すごくいいシーンを生むことにつながった。」(「読書人」11月11日号、園監督発言より)

2011-11-09 11:06:20