なぜピーチ姫ではなくルイージを助けに行くのか?映画「ザ・スーパーマリオブラザーズ」に見る動機の強さとキャラ立てポイント

67
葛西伸哉 ラノベ作家 @kasai_sinya

これ、視点を主人公じゃなく「追われているヒロイン」や「追ってくる悪役」にすると案外解決できたりする。 「立てたいキャラ」は外から見た方が有効なケースは多い。 twitter.com/game_sennin/st…

2023-04-10 12:06:00
DK @game_sennin

これ、課題提出シナリオにもよくあるんだけど、既存のラノベとかに影響受けすぎて 「突然出会った傷だらけのヒロイン助けてなんかそのままいい感じになる」 という冒頭書いてくる人が多い。助けた理由を作者本人に聞くと 「ほっとけない性格の主人公だから」 それだけだとキャラの訴求力弱い。 twitter.com/suzunari_0109/…

2023-04-10 09:56:41
葛西伸哉 ラノベ作家 @kasai_sinya

特に映像作品のシナリオだったら「逃げている/追っている」側から入った方が動きはあるし、ここに対立関係があるのは一見で判るし。

2023-04-10 12:13:55
葛西伸哉 ラノベ作家 @kasai_sinya

そこで遂に追い詰められたヒロインと迫る悪役の前に現れるのが余裕綽々のタフガイなのか、「や、やめろ! 警察呼ぶぞ!」と震え声を絞り出す学生服の少年かで。もうキャラの立ち方が変わる。

2023-04-10 12:17:48
葛西伸哉 ラノベ作家 @kasai_sinya

「どうして、どういうバックボーンで《ここでヒロインを助けるような人格》になったのか」を「先」に見せようとすると本題に入る前が長くなる。 だから「家族だから助ける」への変更がショートカットとして有効。

2023-04-10 13:16:39
葛西伸哉 ラノベ作家 @kasai_sinya

性格のバックボーンなんて後回しでいいし、なんなら描写しなくてもいい。 それより「何を見逃せないか」だ。 困ってる人か、悪や暴力か、女にいいカッコするチャンスか。

2023-04-10 13:16:40
葛西伸哉 ラノベ作家 @kasai_sinya

「性格のバックボーンを考えない、決めない」と「読者視聴者観客に向けて開示しない」は別の話ね。 舞台装置のつっかえ棒は、必要だが見せびらかすものじゃない。

2023-04-10 13:21:57