#twnovel 4

ついのべ4だよ
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@prefab000

#twnovel ビル隙間の夕日が良くて携帯を掲げる。撮影、と同時に日が落ちる。あまりに突然だったものだから、写真が日を取り込んだのでは! と考えたけれども、そんなことはなかった。休憩から戻ったら誰もいない。時刻を見ようと携帯に目をやるとメール。「2時間頂戴しました。ありがとう」

2011-11-14 01:20:37
@prefab000

#twnovel 色が変わる。笑い声が聴こえる。流れるのは僕と関係のない事象。僕はテレビを「眺めて」いた。疲れていた。「この場合、きっと眠るのが正しい。でも、難しい。正しいことは難しい。同じだよ、僕も。だからどうか、許して」つぶやいた後、僕は眠った。翌朝は数年ぶりの遅刻をした。

2011-11-12 03:47:31
@prefab000

#twnovel 世界がうるさいのでボリュームを下げました。使うのは音楽家が扱うような立派な機械ですがさきほどから元に戻そうにもいうことをきいてくれません。何も聴こえないままです。このままでは音のない世界に    !! わたしができないことを今、ティーカップがやってのけました。 

2011-11-11 03:21:30
@prefab000

#twnovel とにかく、気が違っていると思われるのは避けなければならなかった。だって、病院代がかかる。大丈夫、冷静だ。とにかく体力を少しでも回復させるべきだった。とにかく、やすみたい。大丈夫、眠りさえすればなんとかなるとにかく今は目の前のことを「で、まだ眠れないんだって?」

2011-11-11 01:57:36
@prefab000

幼稚園のおともだちはサンタさんに会ったと言ってました。小学校ではたいせつにしていた下敷きがなくなりました。中学校ではあの人のことは諦めた方がいいとみんなに言われました。高校では友だちだよと言われました。私はおとなになりました。お母さんに元気だよと返事をしました。 #twnovel

2011-11-10 02:35:58
@prefab000

テレビを捨てることになった。慌てた。あれには私が中二の頃に書いた日記を保管してある。誰かに見られるのでは……。しかし思い直した。あれには特殊な呪文をかけてあり解く方法を思いつき且つそれができると信じねば取り出せないのだった!あはははは!だから安心したまえ、私よ。 #twnovel

2011-11-08 04:01:43
@prefab000

海がない。「しおがひいたんだよ」彼は教えてくれた。空は間違えて絵具を塗ってしまったときのような灰色だった。「かえろう」「おりれないよ」私は泣いていた。「のぼれたんだからおりれるよ。かえっていっしょにゲームやろう」私たちが家に着いて間もなく外は土砂降りになった。 #twnovel

2011-11-07 15:03:20
@prefab000

目の前にクモさんがいます。私の席に座っています。譲ってくれるまで待ちます。譲ってくれません。「朝の蜘蛛は退治しては駄目」と昔、教えられました。ですから、私は退治できません。仕方なく隣の席で朝食をとります。ただ、後から来た妹は私と違う行動をとっていました。 #twnovel

2011-11-06 02:43:40
@prefab000

部屋の一角に白い光。目をこらすとその部分だけ空間が切り取られてた。四角い画用紙みたいだった。お絵描きしてみたくなった。いたずらごころ。真っ黒の絵具がついた筆を一気に走らせる。と、同時に部屋には光がなくなった。真っ黒になった。私はどこにもいなくなった。 #twnovel

2011-11-05 02:06:45
@prefab000

朝方。彼女が寝言を喋った。「***が足りない。***が足りない」時間が経っても止まらない。「***が足りない。***が足りない***が足りない……足りない……」僕は彼女の頭を撫でた。しばらくそうしていた。「ああ、おはよう、あれ?泣いてるんですか?」泣いてます。 #twnovel

2011-11-04 00:48:18