懐かしのボウリングボールたち

1980年台半ばから1990年台半ばまでの、記憶に強く残っているボールを並べてみました。 こうして挙げてみると、有名ボールはみんなが知ってた気がするが、最近のボールは使っている人しか知らない。 何かに似ていると思ったら、歌の流行と同じだ。
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Kishimoto@元立憲民主党支持者 @fatbowler

ボウリングの昔話でも語ろうかな。興味を持つ人もいるかもしれない。ボウリングを始めて、はや四半世紀。そろそろ時代の生き証人になりかけている気がする。

2011-11-14 23:57:32
Kishimoto@元立憲民主党支持者 @fatbowler

私がボウリングを始めたのは、ウレタンボールがようやく普及してきた頃だった。最初のマイボールはラバーボール。エボナイトと言わないと、若い人には通じないか。理科の教科書にあった、こすると静電気を帯びる奴だ。ボールで試したことはないが。真っ黒で可愛げのない奴だった。

2011-11-15 00:01:32
Kishimoto@元立憲民主党支持者 @fatbowler

1980年台後半は国産ボール全盛の時代だった。パワーエリート3Pプロモデル、pro-amダイナマイトEX等、名品と呼べるボールが多く登場した。米国のボールは定価で3万円強、国産は4万円台。なのに国産ボールの方がむしろ人気だった。古き良き時代だったと言うべきか。

2011-11-15 00:12:38
Kishimoto@元立憲民主党支持者 @fatbowler

1990年前後にはASICSがボールを作っていた。Perfect pro Σは名品だった。その後に出たPerfect pro Δsp(デルタスペシャル)が大ブレーク。ボールが黄緑色してるだけでストライクが連発できそうな、そんな錯覚すら覚えた。

2011-11-15 00:22:32
Kishimoto@元立憲民主党支持者 @fatbowler

1990年前後はまた、変形コアが流行した頃でもあった。コアで重量調整を行い、バランス効果はウエイトブロックという小さくて比重の高いものが受け持つのが通常だったが、これを一体化したもの。今は一部の例外を除いてこのタイプばかり。

2011-11-15 08:53:21
Kishimoto@元立憲民主党支持者 @fatbowler

当時の変形コアのボールで特筆すべかなのが、米ブランズウィック社のファントム。慣性モーメントの概念を初めてボウリング界に持ち込んだものとして評価できる。今ではボールのスペックに必ずRG(Radius of Gyration)が示されている。

2011-11-15 09:03:08
Kishimoto@元立憲民主党支持者 @fatbowler

ファントムは慣性モーメントの概念を持ち込んだだけでなく、最初からそれがテンソル量であり3つの主値を持つことを理解して設計されていたことは驚きだ。現在の非対称コアの原型となった。ただし現在のボールは理論が伴っているとは言い難い。試行錯誤が10年以上続いているというのが私の理解。

2011-11-15 09:10:50
Kishimoto@元立憲民主党支持者 @fatbowler

ボウリング昔話の続き。1990年前後に流行った変形コアのボールだが、低重心という言葉で呼ばれることが多かった。ゴルフから来た言葉だが、的外れにも関わらずかなり流通してしまったので閉口した。今の用語で言えば、低RG、低ΔRGだったのだが。

2011-11-15 12:28:54
Kishimoto@元立憲民主党支持者 @fatbowler

変形コアのボールは始めのうちはみんな低ΔRGだった。初めて高ΔRGになったのはどのボールだったのだろう。私が初めてそれを認識したのは、米国のSUMOというボールだった。確かAMF。当時の私のお気に入りだ。ボールに大きく入れられた「力」の刻印が気恥ずかしかった。

2011-11-16 00:17:08
Kishimoto@元立憲民主党支持者 @fatbowler

初めてのリアクティブボールはエクスキャリバー、伝説の剣の名を持つボールだ。手前のスキッドと大きなバックエンドリアクションは魅力的だったが、オイルに敏感過ぎ、遊ぶには良いがスコアを出すには向かないと評価された。手触りと外見から、何かがコーティングされているのではと噂された。

2011-11-16 00:28:27
Kishimoto@元立憲民主党支持者 @fatbowler

もう1つ、初期のリアクティブボールで忘れられないのが、ニトロR2(アールスクエアと読む)。米エボナイト社。薄めの紫色のボールだった。以前はハイパフォーマンスボールは濃い色と相場が決まっていたが、ΔSPがその先入観を払拭し、ニトロR2が完全に破壊した。

2011-11-16 23:44:43
Kishimoto@元立憲民主党支持者 @fatbowler

初期のリアクティブからもう1個。バイオレットフックカンタム。米ブランズウィック社。ニトロR2がやや大人しいボールだったのに対しこちらはかなり派手な動き。この2個により「ボールは紫色であるべき」という変なイメージが定着。他にもブームに乗って紫色のボールが発売された。

2011-11-16 23:49:47
Kishimoto@元立憲民主党支持者 @fatbowler

当時のブランズウィック社ではカンタムシリーズとZONEシリーズが並行して開発されていた。開発チームが別だったらしい。ZONEはゆるやかな動きで扱い易いボールだった。はずだが、当時の私は走って切れるボールしか目に入っておらず、あまり印象に残っていない。若者とはそういうものだろう。

2011-11-16 23:58:32