プロ奢ラレヤーさんが、トー横の援交少女に奢られて思った事

プロ奢ラレヤーとは？

プロ奢ラレヤー（プロおごラレヤー、1997年〈平成9年〉1月25日生まれ）は、日本の個人事業主、インフルエンサー、著作家。略称は「プロ奢（ぷろおご）」、本名は中島 太一（なかじまたいち）。

「他人のカネで生きていく」という信条のもと他者から食事や金品を無償で提供される（おごられる）ことで生計を立てており、「ひとに奢られて生活してる浮浪者」と自称している実際には毎年確定申告をしている個人事業主。

プロ奢ラレヤー-Wikipedia

その、プロ奢ラレヤーさんが、トー横の少女に奢られて思った事をツイートしました

上記のツイートの全文

わたしはフェアなので、「トー横の援交少女」が稼いできた金でも「奢り」をうけるんだが、彼女たちは何も要求してないのに、すぐセックスしようとしてくる。というか、「え？セックスしない私に、何の価値があるの？」というかんじで、セックスが「無価値なわたし」を許すための救済手段になってるんよ

『身寄りのない少女』にとって、セックスなんていうものは、まるであいさつのように日常的で、『無価値なわたしが、大人に関わってもらうためにできる、数少ないコミュニケーション』のひとつなんだよな。あるいは、防衛服でもある。彼女たちは脱いでいるようで、じつは着ているんだよな。性的関係という、分厚い布をまとって。

「プロ奢さんは、なんだか、お金もご飯も、たいして興味がなさそうだし、今わたしは、なにを提供できているんですか？」「なんだろうね、なんだとおもう？」「わかりません、こわい」「きみはおれに『何も提供しない』し、それはつまり『全て提供する』って事でもあるんだよ」「魂がとられる？」

「魂はとらないけど、似たことはしてるかもしれない。何をこわがるとか、何によろこぶとか、何をいたがるとか、何がほころぶとか、そういう全体を見てる。」「それを見て、どうするんですか？」「よろこんで、満足する。」「こわい。それならセックスする方がこわくないです。」「いいね。いまのそれ、最高だね。」

「おれはきみとセックスはしないよ。だから、きょうは存分にこわがってね。」「うわ、すごくこわいです。セックスしない関係なんて。私はなにを提供したらいいんですか？ぜんぜん分からない。分からなくてこわい。」

「分からない方がたぶん楽しいでしょ。」「楽しくないです。なんか、ぜんぶ見られてるみたいで恥ずかしい。でも、ちょっと嬉しいのかも。よく分かんないです」「こんなの初めて？」「キモおじみたいですよ」

ひとは誰しも欠損をどこかに抱え生きてくもので、それは大人になったからといって容易に癒えるものでもない。それはべつに、『援交少女』にかぎったことじゃないんだよな。みんなそれぞれ、じぶんの人生に損なわれてきた(と思われる)経験を、どこかで埋め合わせたがっている。

俺たちにも、どこか「損いのコミュニケーション」が残っているようなきがする。ついつい自分の弱い場所を隠すために、よけいなことをしてしまう、「無価値なわたし」を許すために、ひとの役に立とうとしすぎてウザがられる、気を遣いすぎて疲れる、あるいは、笑ってもらおうとしてスベる、鋭いことを言おうとして引かれる、なんてことが。あるよね。ぜんぶ同じなんだろうな。無様でウケるよね、俺たちは多分、みんなそんなもんだ。