茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第3114回「To do listを頭の中において、外には書かないというやり方」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート３１１４回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

To do listは外に書かないで頭の中の長期記憶とワーキングメモリに入れておくというのは、ぼくのライフハックの中でも最も重要なものかもしれない。毎朝、起きてから眠るときまで、少しでも空き時間があると、頭の中のto do listの優先度の高いものから即座に実行していく。

茂木健一郎 @kenichiromogi

ぼくが学生の頃、Filofaxみたいなシステム手帳が流行って、ぼくも一時期やってみたが、結果として定着しなかった。スケジュールはグーグルカレンダーに書いてあるけれども、to do listは頭の中で管理するのが一番フレキシブルで効率がよく、創造的だという結論に達したのである。

茂木健一郎 @kenichiromogi

To do listが頭の中にあると言っても、文字列のリストがあるという感じではなく、ある種のイメージで、ああ、これをやらなくちゃ、あれをやらなくちゃというような景色が広がっている。そして、その景色の中から、その時々でやるべきことを即座に判断して遂行していく。

茂木健一郎 @kenichiromogi

時には、外部的な要因で、新たなやるべきことが降ってくることがあるのだけれども、その時は即座に優先順位を判断してそれを遂行する。昨日も、少なくとも２件、外から入ってきたものがあって、それをうまく時間の中に差し込んで実行した。

茂木健一郎 @kenichiromogi

頭の中のto do listの優先順位を即座に判断してやっていくというと、ずいぶんとちょこまか忙しいようにも思えるけれども、実際にはチクセントミハイの言う「フロー」の状態になっているので、ストレスなく流れるようにやっている。むしろ、いちいち外部リストを更新したり、参照する手間がなくていい

茂木健一郎 @kenichiromogi

To do listを頭の中において、外には書かないというやり方は、長年続けるほど脳がそれに適応して達人になっていくので、初心者の方はさっそく今日から始めていただきたいと思う。外部リストの管理の無駄な時間を減らすだけでも、ストレスが減って快適である。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート３１１４回、「To do listを頭の中において、外には書かないというやり方」をテーマに６つのツイートをお届けしました。