麻雀×デッキ構築の新作ボドゲ「ビルドウォー」個人的な長文感想（システム中心）

びーている ／ btail @btail14

昨日kick開始したビルドウォーの長文感想はじめます！大雑把にはカードパワー超強いドミニオン×麻雀！構築時に役を山札に積み込み、プレイ時にコンボぶん回して場に役を作ってく感覚は新鮮！そこに様々な現代ボードゲームの知恵が入りスマートにまとまりつつTCGでも麻雀でもない独特な味のするゲーム！ pic.twitter.com/6stKiJFL7j

拡大

びーている ／ btail @btail14

まずビルドウォーの注意点として、TCG的な殴り合い・読み合いはなく、「TCG的なコンボによるデッキ回しで、自分の場によりデカい役を作り合う」ゲームってのは知ったうえで手を出した方が良いと思われます。インタラクションはTCGじゃなくて麻雀的。ここ注意！ twitter.com/btail14/status…

びーている ／ btail @btail14

@boarduser24 リプありがとうございます！ ・TCGからコンボ構築+ぶん回しを抽出したゲーム性 ・ただしTCGの読み合い、殴り合いという要素は皆無 ・その代わり麻雀と悪魔合体したことでデッキ構築時に独特なランダム性やインタラクションが入った …って独特なゲーム性が自分に合うか考えるのが大事と思います。

2023-08-12 16:50:31

びーている ／ btail @btail14

で、ビルドウォー試遊会のときに思ったより麻雀要素強くてびっくりしたんですよね。 プレイヤーは最初25点のライフを持ち、役の強さでそれを獲り合う。 「点棒だこれー！？」 アンリミテッドエンブレム。ここで表示された3種のカードを役に組み込むと1点加算。 「ドラだこれー！？」 pic.twitter.com/9OwhQBrlXC

拡大

拡大

びーている ／ btail @btail14

BrainBrainGamesさんの麻雀拡張カード等、麻雀×TCG的な作品のほとんどは麻雀に場をひっかき回すカードを付け足すもの。それももちろん楽しいですが、一方のビルドウォーではカードがTCGと麻雀牌両方の性質を併せ持つ♧。より深い麻雀とTCGの融合がまた違う味を出してます。 booth.pm/ja/items/11260…

びーている ／ btail @btail14

ビルドウォーの面白さのひとつは進行にともなう展開の速さとインタラクションの強さの変化。基本的に同時手番でソロ感強めにサクサク進むけど、誰かがリーチすると時計回りで他プレイヤーの盤面を見ながらジリジリ進むゲームに変貌。1ゲーム内でこういう緩急があるのは珍しい。表にするとこんな感じ。 pic.twitter.com/454mYoe4yi

拡大

びーている ／ btail @btail14

ビルドウォー、序盤のデッキ構築について。基本的に「2枚引いて、1枚をデッキに加え、1枚を捨てる」を繰り返します。詳細は画像に。麻雀の「1枚引いて1枚捨てる」をデッキ構築向けにアレンジした感じですね。2枚引いたうえで残すのと捨てるのに分けるのがちょっと現代ボードゲームっぽい。 pic.twitter.com/a2GjZjtoBX

拡大

びーている ／ btail @btail14

ビルドウォーのデッキ構築、山引き代わりに右隣の捨て牌をもらうことも可能。麻雀の「鳴き」。麻雀と違い役が弱くならないうえ表が割れたカードを確定でもらえますがライフ(点棒)でコストを払う必要があり。インタラクションはこれだけなので、ここは同時手番でサクサク進行。 twitter.com/btail14/status…

びーている ／ btail @btail14

ビルドウォーのデッキ構築では「手札から1枚デッキに入れ1枚捨てる」を、コストを払って「手札から2枚デッキに入れ、デッキから1枚捨てる」に変えることも可能。デッキ圧縮と、麻雀の「狙う役を変えるために残してた牌を捨てる」のが融合した的なアクションで本作独特。安牌をむりやり捻り出すことも。

びーている ／ btail @btail14

ビルドウォーでは手札5枚を持ってデッキ構築しますが、この手札は最後のデッキぶん回しでそのまま初期手札に。そして初期手札にドロー等のカードが入ってないと山札が全く掘れず詰む！それさえ分かってれば意図的に初期手札を構築できるので、手札事故はかえって減りますが。 twitter.com/btail14/status…

びーている ／ btail @btail14

とはいえ、ビルドウォーのデッキ構築中の手札は「デッキに入れるかどうか迷ってるカードを保留する場」としての役割もありこのバランスも大事です。誰かがアガったら強制的にデッキぶん回しに入るので、誰かがアガりそうになったら手札をカード保留場所からぶん回し初期手札に切り替えるのが大事。

びーている ／ btail @btail14

そうそう、ビルドウォーのデッキ構築の目的を話し忘れてました。 ・できるだけ大きな役(同色連番・同色同番の組み合わせ)を作る ・その役を山札から掘り出して場に出すためのコンボを作る の2つを同時にやる必要がある訳です。ちょっとカスカディア等の二重パズル系のボードゲームっぽい気もします。

びーている ／ btail @btail14

と、いうわけでビルドウォーの長文感想・序盤まででした。リーチ以降の中盤戦からはまた後ほど。

びーている ／ btail @btail14

ここでビルドウォー長文感想に訂正です。感想中の2つの画像の「共通山札(麻雀でいう川)」は正しくは「共通山札(麻雀でいう牌山)」です。表記誤ってすみません…！ちなみに川(正しくは河)は捨て牌のこと。ご指摘いただいた池田りるはさん @rilrarilha 、ありがとうございます…！以下修正版の画像です。 pic.twitter.com/51axF3KdUS

拡大

拡大

びーている ／ btail @btail14

ビルドウォー長文感想、続き！今回は中盤…リーチから。本作では「そろそろデッキも充分強くなったやろ」と思ったら「オーダー」をかけられます。これが麻雀でいうリーチ。リーチ入ると進行が序盤の淡々としたデッキ構築から、相手を意識したピリピリ＆ジリジリしたものに。 twitter.com/btail14/status…

びーている ／ btail @btail14

ビルドウォーのリーチの特徴 進行&行動の変化編 ①同時手番から時計回りに ②リーチ者は手番行動が引用のから「1枚引いてアガってなければそれを捨て」に。デッキが増えなくなる。 ③他人の捨札でアガれる時は「ファイア」宣言でその札でアガれる。麻雀でいうロン/振り込み。 twitter.com/btail14/status…

びーている ／ btail @btail14

ビルドウォーのリーチの特徴 アガり編 ①リーチしないとアガれない(ダマテン不可) ②手札のうち2枚+(引いた1枚 or 最新捨札)で同色連番or同色同番ができればアガり。麻雀よりユルい。 ③アガると役にボーナス ④振り込んだらアガった側に定額の点棒支払い ⑤誰かアガると即座に全員でデッキ回し開始

びーている ／ btail @btail14

↑は振り込み者が定額しかアガり者に支払わないのがポイントですね。終盤編で説明しますが、ビルドウォーの得点移動は麻雀とはだいぶ違うのです。あと、麻雀と同じで誰かがリーチしてても他の人も追っかけリーチ可能。つまりリーチしても他に追い抜かれうる訳ですね。

びーている ／ btail @btail14

要は、ビルドウォーではアガった側はだいぶ有利、振り込んだ側はだいぶ不利になるわけです。そんな訳でリーチで遅くなった進行の中でみんな他人の盤面（主に捨て牌）を注視してインタラクションが高まります。本作の中で、いちばん展開の緩急を感じる場面ですね。 twitter.com/btail14/status…

びーている ／ btail @btail14

ビルドウォー、リーチが一方的に有利なの？というとそうでもなく。リーチしたらデッキが太らなくなる一方、その間に他の人はデッキを太らせられる訳です。本作では太ったデッキのほうがデカい役狙いやすい。そして本作ではアガっても他に役の強さで負けると逆に点を取られる！ twitter.com/btail14/status…

びーている ／ btail @btail14

ビルドウォー、誰かアガると終盤…デッキぶん回しで役を場に出すフェイズに。アガった人だけでなく全員なのがポイント。本作ではアガった人が他全員と1vs1で役の大きさを比べ、その差分の点が動きます。ややキングオブトーキョーのトーキョーvs他っぽい。麻雀との大きな違い。 twitter.com/btail14/status…

びーている ／ btail @btail14

つまりビルドウォーではうっかり安めの手で早上がり狙おうとすると、他全員からボコられると。まあアガったら役にボーナス乗るし、他のデッキ仕上がりも抑制されるしでなかなかそうはなりませんが。そんなことした間抜けは誰だって？私です。アガったのに全員に点棒むしられるのは新感覚だったぜ…！