茂木健一郎(@kenichiromogi）さんの連続ツイート第3135回「オレは、私は、これが好きなんだ、なんか文句あっか、という態度が「ほんもの」につながるし、日本を元気にする。」

茂木健一郎 @kenichiromogi

連続ツイート３１３５回をお届けします。文章はその場で即興で書いています。本日は感想です。

茂木健一郎 @kenichiromogi

日本が元気がない、と言われて久しいけれども、一つの問題は、みんなが「正解」に寄せていこうとしている点じゃないかと思う。その結果、多くの人が「にせもの」になっている。

茂木健一郎 @kenichiromogi

古美術をやっているひとは、「ほんもの」と「にせもの」を、のびのびとしているかで見分けている。「ほんもの」はある意味天真爛漫で、自分のやりたいこと、表現したいことをやっている。一方、「にせもの」はお手本があって、それに合わせようとする。

茂木健一郎 @kenichiromogi

つまり、「にせもの」はお手本のある優等生なのであって、だから、いきいきとした、天真爛漫なところがない。同化圧力の高い社会で、みんなが最大公約数という「正解」に寄せていくような優等生社会では、みんなが「にせもの」になる。それが今の日本。

茂木健一郎 @kenichiromogi

他の人に関係なく、自分がいいと思うものを推していけばいい。ぼくが「国民的アイドル」とかいうのをキモいと思うのはその理由で、こういうグループ推しておけば正解っしょ、通りがいいでしょ、という発想自体が「にせもの」だと思う。

茂木健一郎 @kenichiromogi

みんなでお互いの空気を読んで、こういうことを言っておけば無難でしょ、というようなゲームをやっているから、みんなが「にせもの」になる。世の中のことなんか知ったことじゃねえ、オレは、私は、これが好きなんだ、なんか文句あっか、という態度が「ほんもの」につながるし、日本を元気にする。

茂木健一郎 @kenichiromogi

以上、連続ツイート３１３５回、「オレは、私は、これが好きなんだ、なんか文句あっか、という態度が「ほんもの」につながるし、日本を元気にする。」をテーマに５つのツイートをお届けしました。