- ganchankadoya
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就職活動がたいへんそうですね。私の14年前の就職活動はひどかった。受けたのは文春と新潮社とNHKと読売新聞だけ。どこも倍率数百倍だし受かるわけがない(それに気づかぬほど馬鹿だった)。いまこんな学生に就職相談されたら殴りたくなるだろう。
2011-12-07 17:01:02ぼーっとしてたら4年の11月になってしまって、気づいたら自分以外の友達はみんな内定が決まっていた。それでとある編プロに拾ってもらったのですが、留年してしまう(馬鹿だ)。
2011-12-07 17:02:22そしたら社長がとても良い人で、「しょうがねえなあ。せっかく内定やったのに。じゃあ授業もほとんど無いだろうから、バイトで来い。1年経ったら雇ってあげるよ」と言ってくれた。
2011-12-07 17:03:49このたいへんありがたいオファーをいただき、そこでバイトを始めたのですが、とにかく当時の私には「社会性」というものが欠けていたため、「君は市役所とかで真面目に働いたほうがいい」と4カ月ほどでクビになりました。
2011-12-07 17:06:54それで「これからは歯磨き粉の工場で、ずっと蓋をとりつけるような作業をして一生を終えよう」と決意したのですが、ひょんなことから家の近くにあるパン屋でバイトすることになりました。
2011-12-07 17:08:20そこでは毎朝4時半に出勤して、数百個のパンを焼き(冷凍の生地をオーブンに入れるだけ)、焼きあがったらそれでサンドイッチを作るというのが仕事だった。基本的に一人でするこの作業が妙に楽しくて、しばらく働くうちに、「パン屋になろう」と思うようになった。
2011-12-07 17:10:30しかし人生はわからない。結局私は、大学を5年で卒業し、そのパン屋を経営していた会社の関連会社に就職することになり、あれやこれやあって、今に至ります。
2011-12-07 17:12:20だから就職活動している学生さんも、たいへんだと思いますが、人生は予測もしない方向に転がっていくものなので、あまり気負わずがんばってください。それにしてもパン屋は楽しかったなあ。連投失礼しました。
2011-12-07 17:13:15パン屋で思い出した。当時、ものすごく寒い大雪の日があった。その店はカフェも併設していたのだが、お客がぜんぜん来ない。数ヶ月働いて、バイトチーフみたいな感じになっていたので、「このままでは今日の売上が立たないなあ」と思い、何とかせねばと思った。
2011-12-07 17:30:01それで表の黒板に、「こんな寒い日はあたたか~いココアを飲んで暖まっていきませんか?350円」と書いて出したら、8人連続でココアを注文するお客が来た。「どんな仕事でも工夫すると面白くなるもんだなあ」と思ったという、ちょっといい話でした。
2011-12-07 17:32:08