ずっと行ってみたかった奥丹後半島、伊根町に行ってきました。静かな入江に230軒の船屋が並ぶ町です。船屋・船小屋は、船を引き上げ収納する日本海側に分布する漁港建築ですが、伊根町では、水上の一階は船を引き上げ収納所、2階は居室や倉庫になっています。 pic.twitter.com/IANQqNgDBt
2021-11-10 23:35:50伊根町、86年前に建てられた船屋の内部。積雪のため毎年冬季には漁に出られない日本海側では、船底に貝がついて船がいたんでしまうため、このように船を水から揚げ、屋根で守る船小屋が必要とされたそうです。伊根には昭和に入るまで、湾に道がほとんど無かったので、どこにゆくにも船を使いました。 pic.twitter.com/PLnUcK0UL9
2021-11-11 08:25:49船屋の軒先には、魚獲り籠が吊るされてました。獲ってきた魚を活かしておくにも使うそうです。「泳がせておく」を「歩かせておく」って書いてあるのがおもしろかった😊 pic.twitter.com/Sblbrdtapq
2021-11-11 08:55:13明治26年、27年の大風で、それまで藁葺き屋根だった船屋が倒壊してしまい、瓦葺き屋根へと変わったそうです。昔の藁葺き船屋もすごい迫力。この縄文建築のような分厚い藁葺きの船小屋は、若狭湾の三方五湖に復元されています。瓦葺きになっても切妻造りが踏襲されたのは、乾燥のために良い構造だから。 pic.twitter.com/FJ3gQJzUBy
2021-11-11 09:10:34左端が、伊根町でいちばん古い船屋だそうです。水に浸かりながら、150年ももっているなんてすごい!遠くからでも、がっしりとした梁が見てとれました。 pic.twitter.com/1OEDj6RhYv
2021-11-11 09:17:18ひときわ大きな建物は、昔の芝居小屋だそうです。伊根町はブリ漁でたいへん栄えた町なので、この芝居小屋の建設も、旅の一座を呼ぶ興行の経費もすべて漁協で賄い、みなが無料で芝居見物を楽しんだとのこと。 pic.twitter.com/z10bqULPF2
2021-11-11 09:51:24伊根の海上タクシーの〆は、ウミネコの飛来。船んが投げ上げる撒き餌をキャッチするときのウミネコ静止飛翔技すごい😆ヒッチコック鳥〜。 pic.twitter.com/hT0rj7S59y
2021-11-11 13:28:49伊根町の住宅は、水際に船屋、道を挟んだ奥に母屋、さらに山の斜面に蔵というユニットになっていて、お嫁さんをもらったら若夫婦は船屋の2階、とか、隠居した老夫婦が船屋の2階に移る、とか、家族構成の変化に合わせて住み替えていったものだそうです。今は船屋の宿屋も増えてます。泊まりたかったー pic.twitter.com/SgI9DcNRhD
2021-11-11 15:22:25