若狭湾大浦半島・田井漁港の船小屋

船屋・船小屋の旅その2
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加藤郁美 @katoikumi

若狭湾に突き出た大浦半島の田井漁港。東舞鶴駅から平日1日3本のみ運行の路線バスで45分。海ではなく山に向かっているかのような林道を抜けて辿り着いた漁師町の船小屋は、潮風に洗われた木材の威厳にみちたものでした。 pic.twitter.com/GXzJZXbGzf

2021-11-13 11:49:39
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加藤郁美 @katoikumi

堅牢なつくりの船小屋が残る田井漁港。伊根町と異なり、砂浜と小川に沿った平地があるため、船小屋と母屋は別になっていました。この小川は舞鶴の豪雪地帯・大山地区を源流とする川。厳しい気候の土地であることがしのばれます。 pic.twitter.com/d7pATsYVna

2021-11-13 13:01:17
加藤郁美 @katoikumi

田井漁港の船小屋には、平入りで何艘もの船を収納されているものがありました。 pic.twitter.com/NC6hrEI48n

2021-11-13 13:09:09
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加藤郁美 @katoikumi

手斧で仕上げた湾曲した梁、「釘や鎹などの金具を一切使わないで、古代の住居を思わせる貫(ヌキ)や臍(ホゾ)などの仕口より組み立てられた」(中村茂樹氏)が見られました。大量の瓦の重みだけでもたいへんそうですが、その瓦の重みがないと船を守れない風雪なのでしょう。 pic.twitter.com/9Pg1eA6Vq9

2021-11-13 13:19:50
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加藤郁美 @katoikumi

田井漁港の船小屋。「海辺には様々な自然条件」「風は建物に水平な力をおよぼし、雪は積もると垂直な荷重を与える」「そのために、ひとつの工夫として、柱を垂直に立てるのではなく、将棋の駒のように、上部を内側にやや傾けた形につくる。いわゆる〈内転び〉」「湾曲した柱材をあえて使う」(畔柳昭雄 pic.twitter.com/4ym1oa6D52

2021-11-13 15:31:47
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加藤郁美 @katoikumi

田井漁港の船小屋。「柱と梁、桁、束、棟木は栓や仕口、鎹(カスガイ)によって部材を接合し、梁間と桁行には胴貫を用いるものが少なくない」(柳畔昭雄)。 pic.twitter.com/UO3A4291tx

2021-11-13 15:53:40
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加藤郁美 @katoikumi

田井漁港の船小屋は、砂浜から巻上機で船を引っ張り上げる仕組み。 pic.twitter.com/Czf89WUHrz

2021-11-13 15:58:29
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加藤郁美 @katoikumi

田井漁港には、7軒(8軒?)で使用する大きな平入の船小屋、漁協近くの作業場など、多様な木造漁港建築物が残っていたす。 pic.twitter.com/cIRL7znXNg

2021-11-13 16:51:59
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加藤郁美 @katoikumi

田井もブリ漁で栄えた漁港で、小川沿に建てられた母屋や蔵は重厚な瓦屋根。桃や鶴亀など意匠を凝らした鬼瓦も多くて、若狭ひとびとの瓦愛、ほんと深い〜😆 pic.twitter.com/XU51P7fOuZ

2021-11-13 21:48:11
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加藤郁美 @katoikumi

波濤の鳥衾(トリブスマ)。 pic.twitter.com/xMqUzc4rKJ

2021-11-13 22:13:47
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