ハロウィンに類似した日本の行事

ハロウィンについてつぶやいていたら、日本にも似たような行事が色々あり、それはこの行事の本質に関わることに気が付きました。 ① 特別な時期(大晦日など)に先祖の霊を迎える ② 食べ物を用意する ③ 子供が(先祖の霊に代わって)それをもらっていく といったことが共通する点です。 続きを読む
11
中世の古文書 @kojima_sakura

ハロウィンの後は「子供がお菓子をもらいに来たがどう対応すべきだったか」というお悩み相談を目にしますが、それで関西の「地蔵盆」を思い出しました。夏休みの終わり頃、子供がお菓子をもらって、お地蔵さんの前の茣蓙で日がな一日遊んでいた光景。京都に住んだ時、強い印象を受けたことの一つです。

2017-11-01 23:43:22
中世の古文書 @kojima_sakura

承前)ハロウィンって万聖節の前日、ケルト暦の大晦日だそうですから、やはり年(半年)の終わりの意味を持つお盆と似てるとも言えますね。大晦日は、亡き人がこの世を訪れる日としても意識されます。子供が主役なのは、この世のものになりきっていない、異界に近い存在だからでしょうか。

2017-11-01 23:48:28
中世の古文書 @kojima_sakura

@kotori0323 ご教示ありがとうございます。 小正月もお盆、ハロウィン?と近いですね。 似たようなことが、いろいろあるんですね。

2017-11-02 00:31:06
中世の古文書 @kojima_sakura

ハロウィンと地蔵盆についてつぶやいたら、思いがけず各地の「子供が家をまわってお菓子をもらう」行事について教えてもらえました。 「ハロウィンに子供が(いきなり)お菓子をもらいに来たら」の問題は、あげるのも、断わるのも、「カボチャの出ている家だけよ」と言うのもよいと思いますが、(続

2017-11-02 18:39:55
中世の古文書 @kojima_sakura

承前)ハロウィンや、いろいろな行事でお菓子をもらう子供たちは、意識はしていなくても、その代理人をつとめているのかもしれませんね。以前からの行事がすたれてきたので、ハロウィンという新しい形をまとったのかも。この日は、仮装もよいですが、世を去った人たちに想いを寄せる日なのでしょう。

2017-11-02 18:53:22
つくばもん @tsukubamon

@kojima_sakura こんにちは、長崎県五島列島では「まんだかな」という行事があります。十五夜に子供達が「いもはまんだかな♪」と各家家を回り、芋の蒸かしたもの(今はお菓子が主流)をもらってくるそうです。サツマイモの収穫時期に重なるのが特徴ですかね。 amzn.to/2AkxGji

2017-11-05 11:48:54
中世の古文書 @kojima_sakura

「芋はまんだかな」・・中秋の名月に、子供がお菓子をもらう風習のひとつでしょうか。これはほんとにハロウィンみたい。「芋巡り」行事とも言うようですね。 ご教示ありがとうございました。 city.goto.nagasaki.jp/contents/sight… tetoba.net/single-post/20… twitter.com/tsukubamon/sta…

2017-11-05 18:00:04
中世の古文書 @kojima_sakura

承前)かまくらの雪壁の旗に、別本には「左義長」とありました。どんど焼きと同じ、小正月に火を焚く行事でしたか。その日には、子供たちが門付けをして「家々にて皆饅頭など出すなり」これもハロウィンと同じですね。原初的な歳末年始である小正月は、お盆と同じく、亡き人の訪れと重なるのでしょう。

2018-01-22 21:23:47
小島道裕 @kojimam1956

ハロウィーンとはいったい何だったのか、改めて考えてみたくなったのですが、前のアカウントで、日本各地に子供が食べ物をねだって歩く行事があることを教えていただいたのを思い出しました。とても興味深かったのでまとめを作ってみました。他にも、まだあるでしょうか。 twitter.com/i/moment_maker… pic.twitter.com/8r8U7xhczn

2022-10-31 17:42:39
拡大
小島道裕 @kojimam1956

ハロウィーンや、それに類似する行事の共通点は、 ① 特別な時期(大晦日など)に先祖の霊を迎える ② 食べ物を用意する ③ 子供が(先祖の霊に代わって)それをもらっていく ということかと思われます。 お盆や節分は、本来年の区切りなので、①、②が該当するし、お盆には③の要素もあるようですね。

2022-10-31 18:13:05
小島道裕 @kojimam1956

高知の「カイツリ」を@ryokey様に御教示いただきました。下記によると、小正月に子供たちが、土佐和紙で作った河童(しばてん)、狐、恵比寿・大黒等のお面や手ぬぐいを被って「カイツリ、カイツリ」と言いながら近所の家々をまわり、家主は快く米や餅、菓子等をふるまう由。 kochi-bank.co.jp/yosakoi-okyaku…

2022-11-01 18:21:28
小島道裕 @kojimam1956

@ryokey 承前)仮装した子供たちが近所の家をまわって食べ物をもらう、というのはまさにハロウィーンと同じで、前掲の記事もそれに触れながら、「お面や手ぬぐいをかぶった子ども達は、訪問先の家々をお祝いする「神様」である」ことを違う点としていますが、本質的にはそこも同じと考えた方が良いと思います。

2022-11-01 18:23:55