第6話放映時点で議論されていた、アニメ「ウマ娘」3期の課題と、個人的意見。7話を見てからの追記も挿入。ほか、アニメの感想。私的なまとめ。

※史実バレあり。
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イヌノオー@ @inunohibi

ふーむ、この動画の批判的考察には、考えさせられたね。(つづく) 【ゆっくりウマ娘】アニメ3期が苦戦している理由を考える動画 【biimシステム】 youtu.be/9hGyfudaing?si… @YouTubeより

2023-11-15 22:50:56
イヌノオー@ @inunohibi

正直なところ、アニメ3期には、初めからそんな期待していなかったんだ。 キタサンブラックに比べれば、やはりトウカイテイオー、オグリキャップの史実がドラマチックすぎるし、その強みを最大限生かしたアニメ2期と、漫画「シンデレラグレイ」が、ツートップで評価高い。

2023-11-15 22:51:42
イヌノオー@ @inunohibi

(つづき) テイオーは、オグリ伝説のラストラン翌年に、早くも現れたスターホースだったけど、そのまた翌年には、ミホノブルボンという泥臭く個性的なスターが現れ、関係者には気の毒だが、格好の「ヒール」としてライスシャワーが現れたりとか、毎年競馬史に残るようなドラマが生まれていた時代。

2023-11-15 22:52:39
イヌノオー@ @inunohibi

(つづき) 「ブルライ」「マックVSライス」を巧みに織り込んだことも、アニメ2期を成功させた要因だろう。 だから、キタサン主人公のアニメ3期が、それを超えるどころか、並ぶのも難しいと思っていた。

2023-11-15 22:53:26
イヌノオー@ @inunohibi

(つづき) 「素材の弱さ」という点では、スペシャルウィーク主人公のアニメ1期も、当時そんな評価高かったり、人気になったわけじゃないよね…。 しかし、こうしてゆっくり競馬の人に整理されてみると、3期が単体で1期よりも失敗している点も見えてきちゃったな。 (つづく)

2023-11-15 22:55:42
イヌノオー@ @inunohibi

「史実再現」という点に絞れば、アニメ1期はひどい。エルコンドルパサーがダービーに出て、スぺと同着とか、スズカさんが故障した秋天で勝ったのが、オフサイドトラップ(またはそれモチーフのモブ)じゃなくてエルとか、改変しまくり。 (つづく)

2023-11-15 22:56:58
イヌノオー@ @inunohibi

しかし、当時の史実、リアル競馬の「外国産馬はダービー(クラシック)、天皇賞に出られません」といったややこしい規定を排除して、とにかく話を分かりやすくしている。 「競馬を知らないアニメファン」向けに配慮した結果だろう。(つづく)

2023-11-15 22:57:51
イヌノオー@ @inunohibi

(わざわざ「アニメでは尺が足りないから」と漫画で始まったシングレでは、クラシック登録制度とか、「ややこしい」史実がかなり再現されている) 一方、アニメ1期で史実をうまく再構築したストーリーとして、スぺの尊敬する先輩として、サイレンススズカがいたことが挙げられる。(つづく)

2023-11-15 22:59:49
イヌノオー@ @inunohibi

父親がSSつながりというのもあるけれど、それより重要なことに、主戦騎手が武豊氏つながりであり、99年の天皇賞・秋でスペシャルウィークが勝ったとき、武豊騎手は「スズカが背中を押してくれたかな」と語っていて、それをアニメ1期では、スズカの懸命なリハビリ、(つづく)

2023-11-15 23:04:58
イヌノオー@ @inunohibi

協力するトレーナーとスピカの仲間たち、スペを応援するスズカ、という話に昇華している。 アニメ2期では、スズカとスペの位置関係が、生徒会のルドルフ会長とテイオーに置き換わっていた。 史実では親子であり、ファンもテイオーに「父のように無敗三冠を」と期待していたわけだから、自然な設定。

2023-11-15 23:06:47
イヌノオー@ @inunohibi

(つづく) ただ、オリジナル色の強い設定として、「テイオーにあこがれているキタサンブラック」というのが、2期時点ですでに入っていた。 史実では特に接点のなかった二人。2期と地続きの3期で、この設定が生きていたのは菊花賞までだった。(つづっく)

2023-11-15 23:08:19
イヌノオー@ @inunohibi

母の父・サクラバクシンオーは、単にキタちゃんにぐいぐい迫ってくる面白い人に過ぎず(「憧れの先輩」ポジにはなれず…)、テイオーはあえて何も言わず見守り、代わりのようにネイチャが相談相手になってあげた。 これはこれでいい。実際ここまでは、ファンにも大体好評だった。(つづく)

2023-11-15 23:09:25
イヌノオー@ @inunohibi

問題は、菊花賞を勝って以降、物語を引っ張るフック、又は伏線が無くなってしまったことだ。その埋め合わせなのか、史実では5歳で始めたらしい「清水式ハードトレーニング」を、4歳春にブルボン代行トレーナーに指導させたりしているけど、そのあと宝塚記念で負けてしまっているので、(つづく)

2023-11-15 23:11:14
イヌノオー@ @inunohibi

トレーニングパートのストーリー的な意味もあやふやになってしまった。 主人公の「目標」で言うと、シングレのオグリキャップだって、大目標は何もなく、ただ走るのが好きで、ただ勝ちたいだけのウマ娘だ。そもそもオグリ時代の競馬界が、そんなものだった。(つづく)

2023-11-15 23:12:35

 ※訂正の追記。
 オグリも、5歳(旧6歳)時に海外遠征のプランがあったらしいけど、故障で休養するしかなくなって、海外遠征は幻と消えた。

イヌノオー@ @inunohibi

もっとも、シングレでは、オグリが慕うカサマツ時代のトレーナー・北原が、中央のトレーナー試験に挑戦し続けており、これが未回収の伏線として話のフックになっている。 アニメ3期は、それに相当するフックが不在なんだよな…。

2023-11-15 23:14:26

 ※7話を見てからの追記。
 サトノダイヤモンドが、現役最強ウマ娘・キタサンブラックに勝って、「来年世界に挑戦してみたい」と口にしていた。

イヌノオー@ @inunohibi

(つづき) 一番評価が微妙なのは、5話の宝塚記念だけれど、中途半端な史実再現が敗因だろう。 史実通りリバーライト(マリアライト)の勝利を描くなら、リバーライトのドラマもちゃんと挿入すべきだった。 「モブウマ娘だし…」って、いや、「ディクタストライカ」も「オベイユアマスター」も(つづく

2023-11-15 23:19:48
イヌノオー@ @inunohibi

実在しないモブウマ娘ですよ! すでにシングレでやってんだから、アニメでもやっていい。 キタちゃんのギャグ調な「だれー!?」が批判されたけれど、セリフを修正して、シリアスで統一しても、話は締まりそうにない。 ドゥラメンテとキタサンの二人にスポットを当てておいて、勝ったのは(つづく)

2023-11-15 23:21:27
イヌノオー@ @inunohibi

どちらでもないわけだから。 ドゥラメンテの生涯成績自体、ダービーまでの強さと期待に比べると、きれいに終われなかった。宝塚記念2着、故障で引退…。 いやもうここは、ストーリーノイズになるくらいなら、あの宝塚をバッサリ切って、ドゥラとキタのオリジナルエピソードだけやるとか、(つづく)

2023-11-15 23:26:50
イヌノオー@ @inunohibi

EDダイジェストにされた春天をじっくり描き、2着のカレンミロティック(ウマ娘のほうの名は知らない)や、ゴルシ引退レースの有馬を勝って、春天に駒を進めたゴールドアクター(まぁ、結果は12着だったんですけど)のキャラクター深掘りとか…。 (つづく) db.netkeiba.com/race/201608030…

2023-11-15 23:29:23