- CLY__Mizuki
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【7点】 五十嵐律人「魔女の原罪」 佐藤青南「残奏」 遠坂八重「ドールハウスの惨劇」 門前典之「友が消えた夏 終わらない探偵物語」
2023-11-18 22:21:38【6点】 朝永理人「毒入りコーヒー事件」 方丈貴恵「アミュレット・ホテル」 森川智喜「動くはずのない死体 森川智喜短編集」 ヨン・コーレ・ラーケ「氷原のハデス」
2023-11-18 22:22:09【5点】 エディ・ロブソン「人類の知らない言葉」 エリカ・ルース・ノイバウアー「メナハウス・ホテルの殺人」 カミツキレイニー「魔女と猟犬4」 倉知淳「恋する殺人者」 C・A・ラーマー「危険な蒸気船オリエント号」 嶋戸悠祐「漂流都市」 斜線堂有紀「本の背骨が最後に残る」
2023-11-18 22:22:51ピーター・スワンソン「だからダスティンは死んだ」 ファビアン・シニーザ「郊外の探偵たち」 ユッシ・エーズラ・オールスン「特捜部Q−カールの罪状−」 リチャード・オスマン「木曜殺人クラブ 二度死んだ男」
2023-11-18 22:22:52【4点】 青山文平「本売る日々」 ヴァシーム・ カーン「チョプラ警部の思いがけない相続」 呉勝浩「素敵な圧迫」 杉井光「世界でいちばん透きとおった物語」 ミシェル・エルベール&ウジェーヌ・ヴィル「禁じられた館」 三津田信三「歩く亡者 怪民研に於ける記録と推理」
2023-11-18 22:23:49【3点】 市川哲也「あの魔女を殺せ」 折原一「グッドナイト」 佐月実「ミナヅキトウカの思考実験」 ホリー・ジャクソン「卒業生には向かない真実」 夕木春央「時計泥棒と悪人たち」 ロバート・アーサー「ガラスの橋 ロバート・アーサー自選傑作集」
2023-11-18 22:24:09【2点】 岡崎琢磨「鏡の国」 織守きょうや「隣人を疑うなかれ」 城平京「虚構推理短編集 岩永琴子の密室」 ダグ・ジョンストン「ダークマター スケルフ葬儀社の探偵たち」 西尾維新「キドナプキディング 青色サヴァンと戯言遣いの娘」 西澤保彦「異分子の彼女 腕貫探偵オンライン」
2023-11-18 22:24:41久青玩具堂「まるで名探偵のような 雑居ビルの事件ノート」 藤崎翔「モノマネ芸人、死体を埋める」 ミシェル・ビュッシ「恐るべき太陽」 桃野雑派「星くずの殺人」
2023-11-18 22:24:42【1点】 青柳碧人「名探偵の生まれる夜 大正謎百景」 逸木裕「世界の終わりのためのミステリ」 王元「君のために鐘は鳴る」 四季大雅「ミリは猫の瞳のなかに住んでいる」 西澤保彦「走馬灯交差点」 マーティン・エドワーズ「処刑台広場の女」
2023-11-18 22:25:22🥉3位
3位:麻耶雄嵩「化石少女と七つの冒険」【86点】殺人事件が日常と化した学園を舞台にワトソン役に推理を認めてもらえない化石オタクの女子高生探偵を描いた「化石少女」の続編。前作の〝あの〟真相を踏まえた上で麻耶雄嵩が提示するワトソン役と名探偵の新たな関係には絶句すること間違いなしである。
2023-11-18 22:28:06🥈2位
2位:手代木正太郎「涜神館殺人事件」【95点】これぞ変格探偵小説。かつて悪魔崇拝の牙城だった帝国屈指の幽霊屋敷・涜神館を舞台に惜しみなく投じられる奇想と不可能犯罪、入り乱れる怪奇と論理、そして壮大な動機の果てに待ち受ける大破局は正に「令和の人狼城」と呼ぶに相応しい。
2023-11-18 22:30:16🥇1位
1位:白井智之「エレファントヘッド」【109点】グロ大爆発の怪作。本作が凄いのはトンデモ連続殺人を成立させるためにわざわざSF要素を導入した点であり、作者らしいグチャグチャな人間関係と密接に絡まり合って炸裂する人を人とも思わない真相の連打は確実に人を選ぶが圧巻の一言に尽きるだろう。
2023-11-18 22:32:39【総評】 2023年度のエアミスランキングは昨年度の「名探偵のいけにえ 人民教会殺人事件」に引き続き白井智之が二度目の首位に輝いた。今回1位に輝いた「エレファントヘッド」は万人向けだった「名探偵のいけにえ」とは異なり、いつものグロ全振りの白井ワールドが展開する。
2023-11-18 22:34:23にも拘らずこれだけの支持を集めたのはひとえに誰も見たことがないSF的奇想に満ちた連続殺人とその真相が魅せる強烈な個性ゆえだろう。強烈な個性といえば2位の手代木正太郎「涜神館殺人事件」や3位の麻耶雄嵩「化石少女と七つの冒険」も負けてはいない。
2023-11-18 22:34:23