【映画】『イジメ、レイプ……夏休みのまま人生が終わっていたら、その方が幸せだったかもしれない』⇒「いや、めちゃくちゃ重いし引きずる内容なんだけどね」

ゆいちむと映画 @yui_mov

#後味の悪い映画 『イジメ、レイプ……夏休みのまま人生が終わっていたら、その方が幸せだったかもしれない』 田園が美しいある地方都市。 中学二年の蓮見雄一は、かつての親友である星野にいじめられ、窒息しそうな毎日を送っている。 唯一の救いはカリスマ的歌姫『リリイ・シュシュ』の歌声だけ。 自らが主宰するファンサイト『リリフィリア』の中にいる時だけが本当の自分でいられる瞬間だった。 しかし、星野によるイジメは日増しにエスカレートし、ついに悲劇的な事件が起こってしまう…… なんかもう尊いわ。 “思春期を生き抜く”ということについて。 イジメ、レイプ、売春、⚫︎⚫︎と重たくなりそうな要素がてんこ盛りにも関わらずなんなんだこの透明感と清涼感は🤦‍♀️ いや、めちゃくちゃ重いし引きずる内容なんだけどね🤦‍♀️ 尺を使って綿密に積み上げられた物語のビターな読後感はクーリンチェに近かったような気もする。 １４歳、ジュヴナイルなムードが大変良き。 若くて未熟で危うくて繊細、そして残酷。 イジメ被害者はトラウマ抉られるのでは？と、やや心配になるレベルの質感。 イジメの描写に苦手意識のある方は心構えしといた方が良いかも。 “チャット”風のテロップから香るインターネット黎明期的なアングラ感もどこか懐かしくて心地良かったです。 プレステが発売されるだとか、DVDって何？とか……そんな空気感だったのね🥹 田舎町のロケーションと美しい音楽も相まってノスタルジックでクセになる世界観。 後味悪いタグ使ってるけど、そうでもないな？？と錯覚させられてしまう程の清涼感が不思議よね。 地獄のようなリアルを生き抜くには、何が必要なんだろう。 綺麗だけど厭な映画、でも必ず再見したい。 U-NEXTで見放題なので未見の方におすすめ🫰