ラノベ関係者は今日も仲良し（2024/01/13）

石橋和章 | Zoo | 漫画編集者＆原作者&経営者🎨 @mikunikko

ほぼ漫画業界コラム１２５ 【無駄な努力ベスト３】 昨日夕方、日本に帰国してすぐに焼肉食べに行ってハイボール飲んで赤毛のアンの続き見て寝ました。朝起きてゴルフの練習行ってゆっくり風呂入ってました。全てベトナムでは出来なかった事です。風呂もね、ベトナムではお湯がちょっとしか出なかったんですよ。蚊に刺されまくるホテルで足が酷い事になったし、薬もないのに高熱も出たし今回のバカンスは大変でした。日本最高。しばらくビーチリゾートはいいや。雪国の温泉行きたいね。 　引き続いて努力について書きます。ちょっとしつこいかもしれないんです僕の会社の喫緊の課題なんですよ。恐ろしい事に２０代何人も雇っちゃうんです。今月から４月ぐらいで３、４人予定しています。だから自分の中で努力ってのをある程度、明文化したいんですよね。昨日引用したした僕のスクエニ同期の、松下氏のポストにもありましたが、努力にも２種類あって無駄な努力と必要な努力があります。無駄な努力はやめましょう。僕が考える２０代にやりがちな無駄な努力ベスト３をあげます。ダララララララッジャン！（ランキング発表の時のエフェクト音） １位：徹夜 学生時代の癖なんでしょうかね。若い作家さんでよくいるんですよね。「徹夜で頑張ったんですよ！」って企画とかネームとか提出してくる人。知らん！頼むから寝てくれ！しっかり寝てクリアな頭で作った企画を提出してくれ！って思うんです。連載作家とかは本当に意味がありません。徹夜のツケはいずれどこかで回ってくるんです。徹夜って結局、小さな締切破りなんですよね。締切って日付で決めてる人多いんですが、本来時間で決めるわけなんですよ。１月６日の１８時までに提出とか。それを守れない人が１月６日の夜２９時に提出とか言い出すんですよね。夜３３時とか。もうそれ、朝だから。朝９時だから。基本、健康に悪い努力って努力じゃないですからね。 ２位：がむしゃら がむしゃらに練習しましたとか、がむしゃらに仕事しました。がむしゃら・・・この世で二番目ぐらいに意味がない事ですからね。頭使わないと何も伸びないです。多分野球選手でも、バット一回振るのだって考えながら振るのと、何も考えないで振るのと違うじゃないですか。漫画のネームとかもそう。たまに作家さんに突っ込むことがあるんです「このネーム、考えずに描いたでしょ」って。大抵、当たります。全ボツです。辛くても頭使わなきゃ。頭って使うと疲れます。でも使う事に慣れていると、だんだん疲れにくくなります。努力のためにしているあらゆる行動は、思考の果てにあるべきだなと。 ３位：自己流 これ。僕も人の言う事聞かないところがあるんで、昔はよくやって失敗しました。ですが何か新しい事を身につけるためには、先に方法論を身につけた方がいいい。我流で何かを習得すると、最初はうまく行くけど途中で停滞しがちです。昨年、ゴルフ始めようと思って、室内練習場で練習しまくったんですけど、やればやるほど下手になっても、うやめようと思ったんですよね。でも、前職の先輩に泣きついてレッスンプロを紹介してもらったら、たった２日で普通に打てるようになりました。我流でやっていた数ヶ月はなんだったんだ。まあ、こういうことよくあります。ちなみに創作もそう。なまじ皆さん、物語に触れてきてるから我流で書けると思い込む。最初の１、２作はまぐれで書けるかもしれない。でも、絶対にどこかで躓く。しっかりと方法論を身につけてから書いたほうがいいです。方法論は教本か師匠から。師匠が見つかった人は超ラッキー、最初は師匠の言う通りにやりましょう。まず基本の型を覚える。そして徐々に自分のやり方を試していく。これが上達の早道です。 てか、２０代、特に新卒とかで就職する人は超ラッキーですよね。お金貰いながら実務を学べるんですよ。少なくとも弊社で働く人は心して下さい。僕が教えるんだから絶対成長してよね。今日のコラムでした。