『頭の悪い人は見ないでください』と言いたくなるほど映画版「翔んで埼玉」は過激だしストーリーがしっかりしてる！

三沢文也 @tm2501

アマプラで映画見れるから、見てきたんだけど…思ってたのとは全然違う方向に名作過ぎてびっくりした。 IQ低い人向けの映画かと思ったらむしろ逆。 差別と見せかけた愛のあるイジり、 しょーもないと見せかけた奥の深いストーリー、 思いの外深い作品でおもろい 翔んで埼玉 amzn.to/3TTDLOV

三沢文也 @tm2501

どんな映画かと言うと ・「都会度が高いほど素晴らしい街」という世界観 ・都民は選民思想に染まってて、埼玉、群馬、千葉は未開の地扱いで、差別されてる ・あからさまなコメディのようで、しっかりしたストーリー性 ・ファンタジーのようで、リアリティ高めのシナリオ と、かなり面白い映画やった

三沢文也 @tm2501

序盤は 「埼玉県民にはそこらへんの草でも食わせておけ！」 に代表されるような、差別がむきだしになった作品ですから 「こんな日本の身内ネタ映画、本国が差別にうるさいAmazonさんが流して大丈夫？」 となるぐらいグサッと来ます。 念入りにフィクションだとお断りするほどですし… pic.twitter.com/Ra05HGmtMN

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三沢文也 @tm2501

ところが、流れが変わったのは 「お前にこのシラコバト入りの草加せんべいが踏めるか！？」 と言い出すあたり。 このシーンが 「差別もあるけど、愛のあるイジりに寄ってね？」 と感じさせてくれる。 理解しようともしない嫌悪感はただのヘイトだけど、理解した上での攻撃は愛のあるイジりでもある pic.twitter.com/cusaUk1VcO

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三沢文也 @tm2501

「イジりか、ヘイトか問題」 は頭の悪い人の間では混同されがち。 受け取る方が頭が悪いと 「特徴を無視して完全に同じように扱うこと」 が差別がない状態だと思ってるからおかしくなる。 発信する側が頭悪いと 「イジりのつもりでいじめを発信する」 から、醜悪なものになるのです 問題は頭の悪さ

三沢文也 @tm2501

この違いがわかんないほど頭悪いと、ラップバトルとか聞けないの。 バトルの性質上、お互いをディスり合うけど、内容が 「アルバム出したけど超微妙」 「ワンマンやったけどガラガラ」 など相手のことをチェックしてるのが伝わるイジりなの "MC DOTAMA vs R-指定" UMB2014 youtu.be/jOPWapsV3bc?si…

三沢文也 @tm2501

翔んで埼玉には、この 「相手のことをよく知ってる人しか言えない愛のあるイジり」 がけっこう入ってるので、あの作品を楽しめる時点で、バカではないんです。 キツイ言葉の中に入ったイジり愛が楽しめる人じゃないときつい作品だからこそ…ちゃんと頭いい人向けに作った映画なのがすごい良かった

三沢文也 @tm2501

だから、差別に対しても一歩踏み込んだことを映画でやってて、 「権力者の都合で差別が起こってる」 という側面を映画で描いてます。 単なるご当地いじりギャグ映画かと思いきや、史実でも出てくるような「差別の裏に利権や陰謀もあるよ」という内容なのが、すごく良かった

三沢文也 @tm2501

史実でも差別してた側は、 ・日本だと宗教で得をする人達（日本人が昔お肉をあまり食べなかったのは仏教の影響が大きい） ・アメリカだと、人種差別が激しい地域は、安い労働力を農園で活用して儲けてた人達 なので、「差別で得してる人・自分が得するために人々を分断する人」の存在を描いててすごい

三沢文也 @tm2501

それでいて、埼玉雑学・埼玉の良さなどもたくさん紹介してて、映画序盤は差別的なニュアンスを補ってあまりあるほど 「愛のあるイジりであること」 であることが伝わってくる本当にいい映画です。 ぼく、邦画に頭悪いイメージあって、滅多に褒めない。でも、この映画は頭いい人が見ても楽しめる

三沢文也 @tm2501

ある人が 「日本のメディアは頭悪い人向けなだけで、メディア人自体が頭悪いわけじゃない」 と言ってたけど、翔んで埼玉見ると『ちゃんと頭いい人もいる』のがよくわかる。 頭悪い人は原作で脱落する作品だから、頭いい人向けに際どい表現・凝ったシナリオが楽しめる本当にいい映画です

三沢文也 @tm2501

「まともな邦画を見たいけど、邦画特有の頭の悪さがなんか苦手なんだ」 という人にこそ見てほしい作品。 ギャグ寄りのおふざけ映画なのかと思いきや、笑いあり涙あり高度なシナリオありのすごくしっかりした作品で、めっちゃ楽しめました 翔んで埼玉 amzn.to/3O1fRxa