サンキュータツオ( @39tatsuo )さんのTHE MANZAI評　＆おまけ

サンキュータツオ(米粒写経) @39tatsuo

今日のTHE MANZAIは、漫才のプロトタイプ的≒大衆迎合的≒オンエアバトル的≒最大公約数的ネタが優勝するか、モード的新しさがありながら理解しやすいネタが優勝するかが、大会の存亡と、大袈裟に言うと10年代の笑いを左右するだろう。私は当然後者であってほしいが、そうなりにくい...

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@own_mokako3:バラエティーショーかリアリティショーかでいえば前者に傾くのがＭ-1との区別化なのかな。テクニックはほっこり漫才にも必要です。テクニックだけだな、と思われるのは、テクニックがないのでしょう、たぶん。難しいなあ

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『THE MANZAI 2011』、今年はリアルタイムでは見られない。15組の順位を見て、トキメキを感じなかった。バンブーさんは新ネタやるのかな。各組のネタよりも、番組としての演出、メッセージのほうが気にはなる。今年は初回としての15組なのかなぁ。

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50組に残るのと、決勝15組に残るのと、残り方がちがうようだった。残ったメンバーとポイントからそれは推測できる。ただ、2回戦から50組に残した人たちの基準はいまだにわからない。わからないが、最後の15組は単純にウケた順だろう。

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先ほど、流れ星とおなじライブにいたが、流れ星は今年試したネタでダメだったことをうけ、今日は早速方向性を変えてきていた。今年あれでダメだったというデータは貴重だ。それは本人にも伝えた。

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ただ、今日の流れ星のネタは、今日のTHE MANZAIに出るどのコンビよりも刺激的で、面白かった。今日のお客さんは貴重なものを見た。テレビで決勝しか見ない人より、出ていない人たちのリアリティショーを見れている。だからこそ決勝も普通の人より深く楽しめる。結果論ではないお笑いの...

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みち局長感謝！【緊急特番“THE MANZAI 2011居酒屋”】http://t.co/PT502l7K ※注意：2時間のご収録となっております。ダウンロードにお時間がかかる可能性がございます。再生は、慌てず、ご慎重にお願いいたします。何卒、ご了承ください。 #tokyopod

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今回の緊急特番、当初の予定ではやらない予定でした。ですが、聴く気がある人だけ聴いてほしい、という覚悟を問う意味で、長い時間のものとなりました。私たちはおしゃべりなので。なお、これは論評や分析ではなく、個人的な感想をしゃべったものです。感想には個人差がありますのでご了承ください。

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【THE MANZAI　補足1】囲碁将棋。好き。個人的にはずっと見たいと言い続けてきたコンビ。トップはとれない芸風かもしれないが、こういう人たちが出てこないと、似たり寄ったりのネタになってつまらない。言葉選びやリズム感が適度。これはすごく重要なことだと思う。理屈っぽさも最高。

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【THE MANZAI　補足2】チキチキジョニー。タレント性ものすごい。こういうコンビは、勝ち負けじゃない。コンテストという品評会に、商品として陳列された事実が大きい。一度見たらこういう商品は忘れない。二度ネタをやる必要もない。ツッコミの説得力。古典的だがそれがいい。

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【THE MANZAI　補足3】ナイツ。従来の言い間違いスタイルに、身体性も加え、音ネタ。しかも、展開的に、ひとつのキーワードにひっぱられる、というブロックを用意するという進化もみせた。このスタイルの可能性は無限だ。何度観てもこのコンビのネタは世紀の発見。文句なし。すごい。

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【THE MANZAI　補足4】磁石。うまい。うまい。うまい。うまい。うまい。うまい。おもしろ。うまい。うまい。うまい。うまい。うまい。うまい。の比率。それはそういう結果になる。彼らが2位になるという予選の審査基準と、本番の審査基準。ボケは愛嬌あって好き。無個性コンプレックス。

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【THE MANZAI　補足5】 Hi-Hi。今大会MVPかつ本年MIP。序盤のいい加減さとスピード。後半のぐずり感。味わい深い。イリュージョンぽくもあり。「くだらない」という質の笑いを提供しているコンビは少ないなかで、テレビ越しの視聴者にも伝わるテンポ。気持ちいい戦い。すき。

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【THE MANZAI　補足6】テンダラー。このコンビとウーマンラッシュアワーだけは、2本目のネタを見たかった。とにかく、一番印象に残ったし、全編通して唯一笑った。笑わせられた。力わざで。メタな表現の一切ないツッコミの新鮮さとカッコよさ。これでいいの漫才って。これ！

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【THE MANZAI　補足7】スリムクラブ。「資格」と「死角」の勘違いのところでウケてたのに、「そっちの死角じゃなくて」でもウケるのはどういうことなんだろう。お客さんは、最初のボケをあまり理解せず、フレーズのおもしろさで笑っていたということなのだろうか。演者が笑顔だと半減か？

サンキュータツオ(米粒写経) @39tatsuo

【THE MANZAI　補足8】ハマカーン。ゲスの極み。よく練られていて工夫もあり作りこみのキャラもいい。だが、お笑いファンには知られていても、テレビ越しでは初めての人も多い。そこが、「ゲスの極み」で「キャー！」という待ってました感の空気の違和感。テレビで見て良かったと思った。

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【THE MANZAI　補足9】学天即。きらいじゃないけれど、難しいネタやったなあ。「想像させて、そこでズラして笑わす」というのは、単なる言葉遊びとはレベルがひとつ上だけど、漢字とかは想像しずらいのかなあ、あのスピードではついてこれない人も多かったのかなあ。

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【THE MANZAI　補足10】博多華丸・大吉。出てくれてありがとう。ちなみに「乾杯の挨拶」は私どももネタがあるので、しばらくできないなあという、個人的なガッカリだけ。すごいよホントにうれしい。

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【THE MANZAI　補足11】アルコ＆ピース。コント屋的な漫才の解釈。スーパーマリオの曲にキザな歌詞、ストーリー展開。ツッコミの、セリフがない時間のリアクション。こういう人もいてほしい、というあたりにちゃんと入った感じ。

サンキュータツオ(米粒写経) @39tatsuo

【THE MANZAI　補足12】パンクブーブー。1本目は2010年、2本目は2009年のM-1でのフォーマット。精度は高い。コンテストの戦い方を知っているなあという。

サンキュータツオ(米粒写経) @39tatsuo

【THE MANZAI　補足13】エルシャラカーニ。熱を入れて応援。「あ、イルカのネタを選んだの!?」と思った。「おもしろい？」「聞いたらアカン」のセットをあと2箇所くらい聴きたかった。このコンビについては、今月末のゲットナビで。

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【THE MANZAI　補足14】千鳥。2本目のネタは、せめて電話以外のものでできなかったのではないだろうか。展開力はさすが。智弁和歌山は、高嶋監督の方針で、一学年10～15人だから、野球部は80人は絶対にいない！とか、そういうことを思った。どうでもいいけど。

サンキュータツオ(米粒写経) @39tatsuo

【THE MANZAI　補足15】ウーマンラッシュアワー。2本目どうしてもみたかった。バイトリーダーのネタは、お笑いファンには有名で、視聴者にはまったく初見という、またやりにくい状況。しかし、千鳥以上ではあったと思う。ここばかりはなんか疑問が残るのだが、とにかくいいもんみた。

サンキュータツオ(米粒写経) @39tatsuo

【THE MANZAI　補足16】銀シャリ。ツッコミフレーズ増量により、ジャブでのパンチ力を向上させるプログラムできた。さすがであった。やっぱこのコンビのボケの人は愛嬌ありまくりの顔ですき。なぜか母性をくすぐられる系。ツッコミが、矢作系から上田系へとシフトした印象。

サンキュータツオ(米粒写経) @39tatsuo

以上、各コンビの感想。「東京ポッド許可局」でのお話に、「補足してまとめました」。ネタ以外の部分（演出であったり、審査員と審査であったり）が、今大会のメインでしたので、それは許可局本編をお楽しみください。