THEORIGIN版星一号作戦について

THEORIGIN版での星一号作戦はどのように練られていたのかを考察しました。
4
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

THEORIGIN版だと、宇宙におけるジオンと連邦との戦力はジオンの方が上という描写になっている。 この時期でのジオン侵攻は時期尚早というのはその通りではあるし、時間をかけて戦力を増やして決戦に挑むというのは間違っていない。 レビル将軍が何故それを取らなかったのかを考えてみる。 pic.twitter.com/9p7boUClUS

2024-02-11 16:54:06
拡大
拡大
拡大
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

TV本編もそうだが、ジオンは派閥争いが存在しそれぞれが独自の指揮下で好き勝手やっていた。 ソロモン攻略戦もドズルの宇宙攻撃軍だけが戦い、キシリアは遅い援軍を送り、ギレンは援軍どころかビグザムしか送っていない。 つまり、完全に見捨てている。

2024-02-11 16:55:32
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

正直、連邦軍が戦力を立て直してソロモンまで侵攻かけられるぐらいの状況でも、ジオン軍は連邦軍相手に舐めプしており、挙国一致すらできていないわけだが、それは連邦軍よりも強大な戦力を維持していたからで。 その気になれば勝てるからこその舐めプ。

2024-02-11 16:57:11
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

連邦軍にしてもソロモン戦でティアンム提督が戦死しており、戦力は整っていてもジオンを圧倒するほどではない。 だからこそ時期尚早という意見が出てくるのも当然なのだが、レビル将軍は「弱い環」鎖の強度は一番弱い部分で決まるという観念を元に現時点での決戦を断行しようとした。

2024-02-11 16:58:58
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

一番の理由としては、ジオンが巨大な兵力をもっていたとしても、それぞれが派閥争いして分裂しており、決して行動が一致するわけではないということ。 ソロモン戦でジオンも一枚岩ではないことが判明しているので、そこに付け込んで、出来た亀裂を広げるつもりであった。

2024-02-11 17:00:36
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

前にやった解説でも、ギレンやキシリアではなく、国家元首であり非戦派だったデキン相手に圧力をかけて、講和へと持っていくのがレビル将軍の狙いだったと言える。 故に、ア・バオア・クーではなくジオン本国を狙ったわけで。

2024-02-11 17:01:54
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

レビル将軍としては時間をかけて戦力を増強した上で、万全の体制を持ってジオンへと攻撃を仕掛けるというのが正しいのは分かっている。 ただ、そうすると必然的にジオンも戦力を増強させてしまい、単なる消耗戦となる。 無論、連邦軍が勝つが、一年戦争での爪痕は連邦にかなりのダメージを与えている。

2024-02-11 17:03:46
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

下手すると移動要塞ドロスが一隻どころか四隻ぐらい作られて、それでグラナダ、ア・バオア・クーを守備していたらとんでもないことになるので、早期終戦を迎える上では今しかないと判断したと言える。 おそらく、ゴップ元帥は全部分かっていると思う。

2024-02-11 17:05:16
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

こんな感じでゴップさんは上手くとぼけているんだけど、ジオン本国への侵攻するんだからレビル将軍の狙いが何なのか知らないはずがないんだよね。 で、レビル将軍は「ああいう人」つまり自分でアレコレ考えてやる人っていうことで「俺も分かんねえ」でとぼけている。 pic.twitter.com/hxBezRD1ls

2024-02-11 17:07:35
拡大
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

未確認という言葉を上手く利用しながら、政治家に対して厳重な情報統制がかかっていることからジオンは一枚岩ではないので、交渉するチャンスがあるよと伝えている。こういう図太く、それでいて上手く最小限の言葉で話し合いしているんだから、この人マジで政治家だわ。

2024-02-11 17:09:31
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

ゴップ元帥がこう言う言い方してるのは、単なる保身とかではなく、ジオンのように分裂するのを避けることと、厭戦気分出させてしまうことを恐れたため。 レビル艦隊が壊滅しているのだから、戦力で劣る中でア・バオア・クーで決戦するのにそんなアホなことをさせるわけにはいかない。

2024-02-11 17:12:17
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

和平交渉は出来なかったが、ジオンは今だに一枚岩にはなっていない。 だからこそ、劣勢であっても力攻めでア・バオア・クーの堅陣を抜けば、ジオンに講和をする上でのきっかけを作れるんじゃないかという目算がゴップ元帥にはあったと思う。

2024-02-11 17:13:41
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

そして、ソーラレイがあるから撤退して再侵攻したらまだ同じ兵器を使わせてしまうので、無理は承知で攻撃させたというわけで。 レビル将軍が死んでも連邦軍が機能している辺り、大まかなグランドデザイン等含めて連邦軍首脳部は共有していたんだろうなと。

2024-02-11 17:15:18
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

それに講和は出来なかったけど、レビル将軍の読みは当たっていたので、このプランそのものは有効なのだから、後は腹据えて戦い続けるっていう話になるんだよね。 こうやってみると、なんだかんだで連邦軍は強いわ。

2024-02-11 17:16:29
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

THEORIGIN版の星一号作戦でレビル将軍直々に艦隊率いてジオン本国になだれ込むっていうのも、端からデキンが降伏してくること前提で行動しているんだろうな。

2024-02-13 15:02:44
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

総大将なんだからソロモンで全体の士気を取ってもいいし、自分が遊撃隊として後方にいてもいい。 総司令官なんだからね。 ただ、これも連邦軍が劣勢であることの証明でもある。

2024-02-13 15:03:56
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

劣勢だからこそ、総司令官が前線に赴いて指揮を執ることで全体の士気向上を狙ったわけだが、劣勢だからこそ、こういう無理をする必要性が出てくるわけで。

2024-02-13 15:05:11
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

で、レビル将軍がジオン本国方面に向かったのは、デキンが降伏を決意した場合、和平交渉するには相応の相手でないといけない。 つまり、連邦宇宙軍総司令官であるレビル将軍しかいないんだよね。 それに、レビル将軍なら相応の裁量もあるから、ジオン降伏における全権もゆだねられている可能性もある。

2024-02-13 15:07:02
ヤン・ヒューリック @1xuVLqH3kQ

で、ゴップさんが連邦政府首脳陣にデキンとの和平交渉する話をぼかしたのも、早期終戦において首脳陣無視したのがバレるからだろうし、端から政治家主導で任せると絶対揉めるし終わる戦争も終わらないと思ったからだろうなと。

2024-02-13 15:08:34