コスモウォーリアー零感想

七井史門(果てしなき"そういえばあった"への挑戦) @7ishimon

はい、ガンバの冒険から代わりまして今回からコスモウォーリアー零を取り上げていきませう。まさか丁度松本零士先生の一周忌が今日だとは偶然。実際松本零士先生の作品だが、元々PSゲームが先に発売されていたそうで、いわゆるゲーム作品のアニメ化と　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/VEZfW8oKfK

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松本作品では若干珍しい経緯の作品かもしれない。2001年に放送されたわけだが1983年に終了した無限軌道SSX以来のTVシリーズ作品となる。一方この直前にメーテル・レジェンドというメーテルの少女時代を描いたOVA作品が発売されていたそうで　＃コスモウォーリアー零

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00年代前半は何かと松本零士先生の作品のアニメ化が立て続けに行われていた。今作は日本アニメーションから独立したベガエンタテイメント作品だが、00年代同社はAT-Xや円谷映像との繋がりが深く、所謂著名作家シリーズの実制作を担当しており、＃コスモウォーリアー零

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コスモウォーリアー零の他、ガンフロンティア、サブマリンスーパー99などの松本零士先生の作品が円谷映像・ベガの布陣で映像化されている。スターシステム的に他の作品のキャラクターが出演されている他、キャスティングも統一されているっぽく　＃コスモウォーリアー零

七井史門(果てしなき"そういえばあった"への挑戦) @7ishimon

これらの作品で登場するハーロックは竹本英史さん、またメーテルはゆきのさつきさんが演じられている。竹本さんはこの頃威勢の良い三枚目や巨漢役での出演が多かったので、近年と異なりシリアスな二枚目役は寧ろこの頃だと珍しい。またゆきのさんのメーテルは　＃コスモウォーリアー零

七井史門(果てしなき"そういえばあった"への挑戦) @7ishimon

近年のシンカリオンZでタイアップとして登場した時もゆきのさんだったが、この一連の作品の縁かもしれない。また主人公ウォーリアス・ゼロ役は森川智之さんだが、サブマリンスーパー99では別人とはいえ、主人公の兄貴分（兄の親友）として同じ旗艦の艦長を演じられている。＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/3okWw5pPlI

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七井史門(果てしなき"そういえばあった"への挑戦) @7ishimon

大雑把な粗筋だが、30世紀の地球は機械化人の侵略に屈してしまいゼロもまた妻子を失ってから無気力と化してやさぐれてしまっていた。そんな折にかつての戦友ハーロックとデスシャドウ号が出現。この宇宙海賊が彼の目の前に現れると共に　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/gGLlB2wB8j

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七井史門(果てしなき"そういえばあった"への挑戦) @7ishimon

かつての戦友と袂を分かちあった上で、もう一度船乗りとして再起する事を決意。密かに建造されていた宇宙戦艦・火龍の艦長としてハーロック討伐の航海を始める。今作にハーロックが登場するのだが、主人公ゼロと敵対するライバルポジといった　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/uv93QkoSQR

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少し珍しい扱いがされている。例えるとしたら切田長官の視点で描かれるキャプテンハーロックだろうか?そんな船乗りの物語だが……ただ、キャラクター作画は悪くないもののデジタル作画の黎明期故か戦艦の作画はややぎこちない点が否めず　＃コスモウォーリアー零

七井史門(果てしなき"そういえばあった"への挑戦) @7ishimon

どうしてもセルアニメ時代や近年と比較すると戦艦ものとしては若干チープさも否めない。突っ込み所もなくはないのだが……とりあえず2～5話ずつで全4回の予定で今回は最初の1.2話を触れていきたい。＃コスモウォーリアー零

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第1話……機械化人に侵略される地球の様子から始まるが、松本作品っぽいキャラクターのせいか逃げまどい、戦禍に晒される様子も何かギャグアニメっぽいような……。敗戦後連邦の軍人だったゼロになぜ負けたんだ!守れなかったんだ!と迫害されるシーンがあるが　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/7GMb0FFSdE

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松本零士先生の作品っぽいお婆ちゃんに孫を返せ!と怒りをぶつけられる処も、どこかシリアスさが欠けるかとも……。ただその後左遷部署での模擬戦でたるみ切った部下たちと別に、最古参っぽい海原機関長だけはこの空気を、特にゼロが立ち直れないでいる様子を案じており　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/VDWNcmUkKC

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階級上では部下だが、帽子を外せば階級は関係ないと年長者として修正しながら奮起するよう促す描写は上手い。上司部下と別にゼロより長く生きて戦った人生の先輩なのだから。少なからず彼の叱咤激励はゼロに届いていた様子で、いつまでも過去を引きずってられるかと　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/UIj4gONytd

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サンドバックに拳を叩きつけていた矢先に、デスシャドウ号が現れたと。戦友同士ながら機械化人に屈した連邦の士官と、宇宙海賊と敵味方。デスシャドウの主砲にゼロは咄嗟に回避命令を下した所――最初から当てるつもりはなかった。このデスシャドウの行動がゼロへの叱咤激励とも　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/zPqSZt98f3

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ゼロの船乗りとしての魂はまだ失われていなかったと部下たちの風向きも変わり始める。ただ地球に降下せず去り行くデスシャドウが何故か輸送艦を破壊して去っていった。ハーロックらしからぬ行動っぽい描写がされており、何やら訳があったんだなと思う所だが　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/JujMO9rfyx

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その後（何か妙にエメラルダスっぽいが別人）議長からハーロック討伐にゼロが抜擢される。何やら地球政府と機械化人が講和条約を締結するにあたって、ハーロックの存在が機械化人からすれば邪魔者。敗者側として従属するための誠意を見せろと　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/ok5NISWaaj

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地球人の手で同じ地球人であるハーロックを始末しろと講和の条件を提示してきたらしい。これでゼロが後に引けない戦いとなる動機付けとしても一理あるが、ゼロとしては同じ船乗りとして好敵手ハーロックと渡り合う場が来たからこそ快諾したのだろう。それが機械化人からすれば　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/FF3JCXjjqi

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ゼロを捨て駒にするような行為だとしても。今までのクルーをそのまま火龍へ移籍させる条件を飲ませた傍ら、副長として派遣されたマリーナ・沖。ただ彼女何かとサービスシーンが多く、基本シリアスな第1話の中では若干場違いな登場の仕方のような気がするが　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/6BaqckJyeF

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良くも悪くも公平な職業軍人、結構武闘派なお人らしい……が、彼女が何やら死別したゼロの妻とよく似ているらしい。そんな彼女が一体何者かと疑問を抱えながら火龍の航海が始まった。＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/PAZZfiA9i6

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第2話……火龍のクルーは地球人と別に機械化人も同乗している訳だが、いざこざが勃発する話。ただ正直地球が機械化人によって従属を余儀なくされている状況で、地球人に機械化人のクルーがこき使われているというのは普通逆ではないのか?と正直力関係がどうなっているのか　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/Unfx38ScL5

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良く分からない。また第1話の時点で機械化人のクルーが既に同乗しており、そこからの長い付き合いの筈に今回何故いざこざが起きたのかも唐突なのは否めない。それと別にコミカルな描写が結構あり、機械化人のコックが作る料理は機械化人向けで人間には食べられないよう物で　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/KUZ2AXsx1k

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七井史門(果てしなき"そういえばあった"への挑戦) @7ishimon

ネジが混じったご飯を出してきたり、ハイパーオイルを飲んだ人が火を噴いたりと結構ベタなギャグが多い。またマリーナが巡察している様子を知って、海原が狼の群れに子羊を送り出すもんだ!と仰天して、足を踏んづけられたゼロが痛がりながら、だから女を乗せるのは嫌なんだ!と　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/V8pUxXGYoT

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大人げない様子で当たり散らしながら、マリーナの様子を見に行けば彼女が男顔負けの腕っぷしで、彼女は何食わぬ顔で風紀が弛んでいるのが悪いとマイペース。今回劇場版ドラえもんの監督などされている寺本幸代氏の演出回っぽいようで　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/h3n17pKICE

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よく把握していないが、こういうノリもある方だろうか?ただそれと別に各部署でいざこざが起こっている様子を、調理班はお玉で鍋を叩く音から、整備班はスパナで壁を叩く音から描写しているなど、ぶつけて生じる音を不協和音の様子になぞらえているルーティンネタは上手い。＃コスモウォーリアー零

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そんな不協和音の様子がブリッジにも蔓延する中、整備班の機械化人が立てこもり始める。これにゼロは話し合いで解決すべきだと真っ先に武器を捨てていたが、相手もゼロに従って武器を下ろそうとした様子を傍から見ていた石倉からすれば　＃コスモウォーリアー零 pic.twitter.com/LCWg7vZW9i

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