関ヶ原の戦い直前をモチーフにしたハリウッド戦国時代劇『SHOGUN』が配信 少しずつ史実と違う独自要素が見どころ

平野ﾚﾐｾﾞﾗﾌﾞﾙ@キネマ荘 @28kawashima

『#SHOGUN将軍』でも一番ややこしいのは「ハンセン病で常に頭巾を被っている」という、どっからどう見ても大谷吉継な存在の名前が「大野」だってコトだよ！！オイお前刑部だろ！！修理じゃねェだろ！！

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『#SHOGUN将軍』他にも虎永の先祖が「美濃原」、腹心（本多正信みたいなポジション）の息子の嫁が細川ガラシャみたいな存在（父親の名前が明智とそこはまんま）とか微妙に異なるけど、設定整理すれば元の名前でもイケそうって絶妙な塩梅のズラシで、元ネタ類推して当て嵌めていくのも面白いかもです

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『#SHOGUN将軍』滅茶苦茶トンチキ！ではないんですよ。ちゃんと日本史勉強した上でオリジナルの物語構築する為に違和感なく歴史を紡ぎ直した感じで、むしろ設定は練られている。トンチキは全て浅野忠信が担ってくれる。伊豆領主なのに按針に煽られて縄で崖降る羽目になるとかオモシロ存在すぎる

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『#SHOGUN将軍』浅野忠信、何らかのモチーフの武将が透けて見える本作において全くバックボーンが見えない謎武将すぎる。生の実感を得る為に按針の仲間を釜茹でにするし、盗賊利用して口封じに殺すし、朝鮮出兵して石堂（石田）に助けられた過去あるし、その割に虎永（家康）の家臣だし。なんだお前は

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『#SHOGUN将軍』強いて言うなら『首』の曽呂利新左衛門ですね。歴史の裏でしぶとく、ずる賢く、残虐かつ狡猾かつお茶目に立ち回る感じの。コイツだけ元ネタわからなすぎてトリックスターに成り得ているという本当に不思議な存在です。行き着く先が史実同様に関ヶ原なら小早川秀秋になんのか、コイツ？

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『#SHOGUN将軍』按針の仲間の釜茹で等オーバーな部分はあれど、日本の属国化を密かに狙うポルトガルのカトリックと、それを阻止しようと独自の交易ルートを開拓する武器商人のプロテスタントの対立によるメインの政治劇は超面白い。当時の二派の対立は実際にあったし、そこを絡めた歴史劇は珍しく新鮮

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『#SHOGUN将軍』按針も単に遭難や投獄の受難に遭うだけの可哀想な存在ではなく（迫害場面はスコセッシの『沈黙 -サイレンス-』っぽいけども）野心を持って武将を利用してやろうと試みる曲者と描かれているのも見所の一つ。世界の真実を通訳を通じて虎永に伝える2話の駆け引きは見応えある会話劇でした

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『#SHOGUN将軍』按針が対立してる筈のポルトガル宣教師が自分の言葉を曲解せずに伝える意図を探ったり、鞠子（史実の細川ガラシャに該当）の同時通訳で公平性を保ったり按針の言葉のみで世界情勢を一瞬で把握する虎永の賢さとか、通訳会話だけで多面的な読み取りができるの滅茶苦茶良いんですよ

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『#SHOGUN将軍』さらにそこに按針の抹殺を狙うキリシタン大名（と背後のイエズス会）や、その仲間の大老の意に反すような不可解な行動を見せる石堂の思惑など、按針がちゃんと物語の軸を担う存在感で先が気になる。按針自身も一筋縄ではいかない人物だから権謀術数渦巻く戦国日本で巧く立ち回っていく

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『#SHOGUN将軍』按針の意味は“水先案内人”……正にこの日本人にとっても未知なる戦国日本の狂言回しに相応しき名前を持つ男によっていかなるドラマが見せられるのか……2月27日からディズニー＋で順次配信とのことなので僕も続きを楽しみにしています！どう見ても大谷刑部な大野を語ろう！！ pic.twitter.com/lipHJ0a2L4

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