家族には甘々? ギレン・ザビの人柄
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ギレン・ザビ、最近では選民思想の独裁者だと思っていたけど、本質的には冷めた政治家であり軍人であり、同時に家族には割かし甘い人物だと思っている。
2024-03-25 16:27:44家族に甘いのはガルマの国葬とドズルとキシリアの接し方。 正直、ガルマの死はギレンにしても、予想外な話でありなんで戦死しやがったと思えるぐらい最悪のタイミングでの戦死。
2024-03-25 16:29:57地球侵攻作戦が全く上手くいっていない中で、ザビ家の四男が北アメリカで戦死。連邦軍にプラスになるけど、ジオン軍にとっては厭戦気分に 突入する最悪のタイミング。 そういうのを微塵も出さず、国葬にして、ガルマを立てているのは流石だなと。
2024-03-25 16:32:00次にドズルだが、ソロモン戦の前にドズルはギレンに援軍要請しているけど、ギレンはビグ・ザムしか送らなかった。これも一見冷たいように思えるけど、それ以前にドズルは致命的なミスを二回も犯している。
2024-03-25 16:33:581回目はゲリラ戦の名手であるランバ・ラルをホワイトベース隊への敵討ちで地球に送り、二回目はコンスコン艦隊を同じくホワイトベースにぶつけて消耗させている。 それも、連邦軍の反攻作戦の前にだ。
2024-03-25 16:35:11ランバ・ラルを送るなら、オデッサ作戦のタイミングだし、コンスコン艦隊が壊滅した後にソロモン攻めてくるから援軍よこせというのは普通に叱責されてもおかしくない。 それどころか、ギレンはそれを指摘しないでビグ・ザムを送っているだけ。
2024-03-25 16:37:13ガルマの敵討ちだけに全振りし、自分のメンツで兵力を無駄に消耗させているドズルにギレンはめちゃくちゃ怒ってもいいのだが、そんなことを一切していない。 無論、ギレンは冷酷な人物なのだが、以外に家族には甘いのである。
2024-03-25 16:39:15ソロモンに戦力を回さなかったのは、ア・バオア・クーでの決戦に備える為であり、ソロモンはあくまで前哨戦というのがギレンの認識だった。 そして兵力を与えるとロクなことに使わないからあえて兵力を与えなかったのだろう。
2024-03-25 16:41:51で、キシリアに関してもソロモンへの援軍が遅れたことへの叱責などはしていない。 これはギレンの戦略に沿っているからでもあるが、本当に兄妹間が不仲なら、これを理由にキシリアを叱責してもいいはずである。
2024-03-25 16:43:29ところが、ギレンは殺される直前までキシリアのことは妹としか認識しておらず、彼女と敵対しているという認識なども全く持ちえていなかった。
2024-03-25 16:44:26父のデギン殺しにしても、実はとっくの昔にギレンは李淵と李世民のような立場になっていた。 ところがギレンは父から完全に権力を奪うことをしなかった。 その気になれば、病気ということで病院漬けにすることだってできたのである。
2024-03-25 16:46:47ソーラレイでの殺害にしても、あれはかなり突発的な行動で、あのままではジオンが負けるからという身も蓋もない理由だった。 逆にそういうギリギリの状況でなければ手をかけなかったのを見ると、やっぱりギレンは家族に甘い人物ではないかと思うのだ。
2024-03-25 16:48:13本当に家族に対して冷酷であったり陰謀家だったら、あの手この手使って粛清している。 あの李世民なんて、兄貴と弟を殺して、親父を強制的に譲位させている。 それを考えるとギレンは滅茶苦茶甘い。
2024-03-25 21:19:15もちろん、冷酷でえげつない人物なのは間違いない。が、それは肉親以外であって、肉親に対しては怒ってもいいことを怒らず、粛清の理由にしてもいいことを粛清せず、排除もしていない。 つまり、ギレンもなんだかんだで肉親には甘い人なのだ。
2024-03-25 21:20:38