循環バスるめお芝居感想2024.3.4〜

・桃源暗鬼 ・スクエリ2016副音声 ・スクエリ配信見納め ブラックスペースをひたすら見ている
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壱劇屋 @ichigekiya

座長の大熊です! 長文ポストです! 良かったら読んでね! わたくしは今、 毎日京都に来ております。 京都で、 サファリ・P 『悪童日記』 のクリエイションに勤しんでます。 悪童日記は アゴタ・クリストフ著 の小説で、 名作として世界各国で 読まれている作品です。 【悪童日記のWikipedia】 ja.m.wikipedia.org/wiki/%E6%82%AA… 刊行されたのが1986年で、 大熊と同い年です。 この本の面白いところは、 感情を排除して 「真実だけを記している」 ところです。 戦時中に 大きな町から小さな町へ 疎開した双子が、 激動の毎日を記録している文で、 相手がどう思っているなど、 真実かどうか判断つかない表現は 不使用とし、 「事実だけ」 を描写した文体となっています。 サファリ・P版の悪童日記は、 その手触りを そのまま立体化するという 試みをしているように感じます。 この作品を ドラマティックに、 ウェットに、 メッセージを込めて、 立体化することもできると思うし、 人が演じる事で、 それが助長されると思います。 今作も情緒的なシーンはあるものの、 双子は一貫して真実だけを描写し、 『悪童日記』そのものの文体が、 ストイックに立ち上がっている印象です。 双子の文体と対比的に、 双子以外を演じる俳優は、 演劇的であり、 波及するナンラカがあります。 大熊はそこがまた 面白いルールになってるなと 感じています。 そういった背景があるので、 表現はとても現代アート的で、 不安でしたら、 上記したWikipediaを見てから 来場しても良いと思います。 大熊は初演時に Wikipediaだけ見て行きまして、 めちゃめちゃ面白かったです。 原作をしっかり読んで 見に来るのも良いかもしれません。 Amazonとかで即買えるので是非。 小説を読んで、 それを演劇化した作品を見る、 という工程に ライブ感あるほど面白い ようにも思いますし。 因みに私事ですが、 大熊は壱劇屋では決してやることのない、 文学的な台詞を喋っています。 壱劇屋ではいつもふざけてるので、 キリリとした大熊を見に来てほしいです。 出演者5人が最初から最後まで ずっと出ずっぱり という演出なので、 大熊もずっと出てますので、 見逃すことも無いと思います。 スウィング俳優として、 谷が出るステージが 1ステージあるので、 壱劇屋的には そこを見に来るのも 良いと思います。 パフォーマンスと 芝居と 文学と そして音や光も あいまった 総合芸術を 是非ともご覧いただきたいです。 あと単純に めちゃめちゃ時間かけて稽古してて、 めちゃめちゃ強度あって、 めちゃめちゃ研究を経た作品なので、 それもあって見てほしいです。 春の京都で待ってます。(大熊) ▼△▼△▼△▼△ サファリ・P 『悪童日記』 原作:アゴタ・クリストフ 翻訳:堀茂樹 脚本・演出:山口茜 4月 12日(金)19:00 13日(土)12:00/17:00 14日(日)13:00 15日(月)13:00◎/19:00 16日(火)13:00 ◎スウィング俳優出演回 会場 @TheatreE9Kyoto ▼チケット予約 linktr.ee/akudou2024 ◇出演 芦谷康介 佐々木ヤス子 達矢 (以上 サファリ・P) 大熊隆太郎(劇団壱劇屋) 藤井颯太郎(幻灯劇場) スウィング:谷美幸(劇団壱劇屋) ◇チケット 全席自由席・前売当日同料金 一般:4,000円 U18:1,000円 障がいのある方とその介助者:2,500円(同伴の介助者一名無料) 【公式サイト】 stamp-llc.com/stage/vol10_ak… #悪童日記

2024-03-28 08:59:17
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