「サトタマゴタケ」新種記載論文公開

日本産のタマゴタケ Amanita caesareoides の隠蔽種「サトタマゴタケ Amanita satotamagotake」についての論文公開ときのこクラスタの反応をまとめました。
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Mikoskop @mikoskop

共著論文がやっと公開された。タマゴタケの隠蔽種、サトタマゴタケの新種記載 doi.org/10.47371/mycos…

2024-04-01 18:10:57
リンク www.jstage.jst.go.jp Amanita satotamagotake sp. nov., a cryptic species formerly included in Amanita caesareoides Access full-text academic articles: J-STAGE is an online platform for Japanese academic journals.
ତ.Fungi.ତ @fungi0323

サトタマゴタケ、ちゃんと読んでいないけれども各所に読み手への配慮を感じる……こんな親切な論文なかなか無いぞ。 タマゴタケとは形態で区別不可、胞子は小さいが地域変異?のため決定打にならないのか。 唯一ツバの細胞に差異があるがそれは置いといて、専ら分子系統のみで差別化されると(隠蔽種)。

2024-04-01 18:44:34
ତ.Fungi.ତ @fungi0323

どうやら寒冷地・高標高地型、暖地・低標高地型……とか綺麗に分布が割れるものでは無いみたい。 しかしながらタマゴタケは北方に、サトタマゴタケは南方に、それぞれ少しズレるような感じっぽい。特性としても同様に。

2024-04-01 18:52:03
どんと来い、Fungi @trick_fungi

低地に多い方のタマゴタケに対して新たに「サトタマゴタケ」という和名を与えたのは、学術出版物としては最も古い、川村清一の文献に登場したタマゴタケが高地型の可能性が高いという理由なのか>RT

2024-04-01 19:22:25
どんと来い、Fungi @trick_fungi

一方でタマゴタケという名前自体は川村自身が命名したわけではなく、坂本浩然の菌譜といった江戸時代の本草にも登場するくらいには古くから名前のあったキノコということは留意しておきたい

2024-04-01 19:28:33
トミー @0vkkE7zR7tIl8ee

やったねたえちゃん!またきのこの種類が増えたよ!🤣 x.com/mikoskop/statu…

2024-04-01 19:47:54
トミー @0vkkE7zR7tIl8ee

やっぱ名前からして低地で見かけるのがサトタマゴタケ、亜高山帯で見かけるのがタマゴタケって感じなんですかね🤔アブスト読んだだけだとわからないな…

2024-04-01 20:22:13
ガガンボ(疲労困憊) @le16144

県内のタマゴタケサンプルを集めるも追加。

2024-04-01 20:13:09
ତ.Fungi.ତ @fungi0323

@le16144 分布の隔離にしろ形態にしろ、判断材料の乏しい分類群であることが如実になってきましたね。 タマゴタケについては標本作成までの間に同定できないので、野外調査段階ではどう足掻いても区別できないでしょう。 実用分類の為に「明確に定義された種複合体」、例えば集群が必要になるのでしょうね。

2024-04-01 20:14:44
牛研 Yuichi TANEYAMA @gyukankin

サトタマゴタケの話聞いてから、6年くらいたったのかな。ようやく世に出た😆

2024-04-01 21:13:57
牛研 Yuichi TANEYAMA @gyukankin

ITSではタマゴタケと区別できないと聞いていたけど、rpb2とtef1で区別できるのね。

2024-04-01 21:18:42
きのこびと(GEO) @kinokobitonet

サトタマゴタケですと!! これはきのこびとのネタにピッタリ (*^^*) jstage.jst.go.jp/article/mycosc…

2024-04-01 21:33:39
ようじ @fungi_youji

ざっくり読みましたが タマゴタケ(広義)とするのが現状最適...ですかね。 多分、こういう系は変に「区別しようとする」とまずい気がします。 あくまでも分子系統解析ベースで識別がなされるという認識で覚えておくのが良さそうですかね。

2024-04-01 21:35:21
べべひろ @sornance

サトタマゴタケ…ざっくり標高1200mより低ければ…ってことで理解しとこ。菌根菌の分布を決めるのは気温。はっきりわかんだね。

2024-04-01 21:06:25
牛研 Yuichi TANEYAMA @gyukankin

@sornance うちのフィールドでは、標高800mで両者混在してますのよ😆

2024-04-01 21:42:58
べべひろ @sornance

@gyukankin 確かに…妙高火山群だと800mで混在してますね。そうなると、境界はMAT 7.5℃あたりですかね。多分ですが、縦軸を菌根の出現頻度、横軸を気温でとると2種がそれぞれ正規分布して、ちゃんと二峰型のパターンを取りそうな感じかなっと思いました。

2024-04-01 21:59:13
きのこびと(GEO) @kinokobitonet

確かに形態的に見分けるのは難しそうだが、アマチュアゆえの無謀さで、これはこうだからこっちだわ、なんて言いあって遊ぶのが楽しいのだ (*^^*)

2024-04-01 22:16:35
おおうち もとひろ「このきのこ」 @saxophoneko

4人ね。来たれサトタマゴタケ。 「カニにかけたゴマ他」とされた記念によ。 →よにんねきたれさとたまごたけかににかけたごまたとされたきねんによ← #回文 #きのこ回文 無理あるけど、やはり新たに記載された種は作っとかないと。

2024-04-01 22:34:11
べべひろ @sornance

それにしても、ITSで差が出ず、他のsingle copy geneで差が出るのはどういうメカニズムが働いているのか?

2024-04-01 23:01:12
べべひろ @sornance

中立遺伝子において変異が集団に固定される確率は変異率μに比例する。移住も外から変異が持ち込まれるという点で突然変異とみなせる。ITS配列は元々の変異が多いので、移住に由来で集団に持ち込まれる変異の数が多い。即ち、移住個体由来の変異が集団内で固定される確率が高い。

2024-04-01 23:47:20
べべひろ @sornance

一方、single copy geneは元々の変異が少ないので、移住で変異が持ち込まれても、遺伝的浮動の影響で固定されない可能性が高い。そうなると、ITSは集団に変異が固定され、single copy geneは固定されない、ほどほどの遺伝子流動の均衡が集団間であれば、こういうことも起こりうる…(錯乱)?

2024-04-01 23:55:00