20111230 南海放送「震災と愛媛〜被災地と繋いだ絆」

ほんのこ @shbttsy74

南海放送「震災と愛媛〜被災地と繋いだ絆」愛媛県内で被災者支援。県内の公営住宅に230人。そのひとり、渡部寛志さん。愛媛で再出発を決めた。西予市城川町、かまぼこ板の絵展覧会に岩手県の小学生が招かれた。義援金を使った、愛媛県への修学旅行も。

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「震災と愛媛」10月、岩手県立大槌高校の生徒達が愛媛県に修学旅行。「えひめ愛顔の助け合い基金」によるもの。被災地の10の学校を招待する予定。大槌町は町の中心部が流された。死者・行方不明者1500名以上。大槌高校も6名が犠牲に。修学旅行をすべきか、できるのかと悩む。

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「震災と愛媛」校舎に一枚の書「繋」愛媛県立三島高校書道部が送ったもの。修学旅行生が四国中央市、三島高校へ。書道パフォーマンス見学。被災状況の説明。その後、自由交流の時間。今後もできるかぎり支援するとのこと。みかん山で収穫体験。「すごく（町が）きれい。前の大槌町みたい」

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「震災と愛媛」福島県から家族4人で松山市に避難してきた、渡部寛志さん。福島第一原発から10kmあまりの南相馬市で農業。避難を余儀なくされた。「どう生活していったらいいのかわからない」近くの農家が生活物資を運んでくれた。男性用スーツも。「小学校の入学式にいるだろうと」

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「震災と愛媛」娘・明歩ちゃんの入学式。となりの席の子と友達になったみたい。新生活は始まったが、今後の方向は定まっていなかった。4月17日、収束への工程表発表。放射性物質の拡散を止めるまで6〜9カ月と。3日後、伊予市の農園へ。自然農法の提唱者・福岡正信氏の孫の農園。

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「震災と愛媛」福岡自然農園で農作業を手伝いながら、今後の方向性を探ることに。7月、福島から両親が訪ねてくる。夕方、伊予市二見町のみかん畑へ。自然農園の近くのみかん畑を借りることにした。休耕田を使って稲作も。「政府や東電に対する反発の意味もこめて、作れるかなと思って」

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「震災と愛媛」西予市城川町「全国かまぼこ板の絵展覧会」大賞は、東日本大震災の被災者を悼む鎮魂の絵。震災を題材にした絵が、被災地からも届く。ギャラリーしろかわに全国から2万枚が届いた。館長浅野幸江さん、震災直後に東北地方の応募者の安否確認中、岩手県の小学校から作品が届く。

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「震災と愛媛」岩手県宮古市田老第三小学校。ポストに作品を投函した3時間後に地震。この地域で死者・行方不明者200人。小学校から走って高台に逃げた。震災から1ヶ月後、浅野さんと連絡がとれた。全員無事。6枚の作品は1500km離れた城川町に届いた。夏休み、城川町に招待。

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「震災と愛媛」義援金や基金の支援で招待が実現。表彰式に出席、感動賞が送られた。1週間後、参加した子供の母親から、ギャラリーに手紙。「愛媛では楽しもうと思ったけど、みなさんの優しさで泣いた。亡くなったみんなの分まで前を向いてがんばれる。本当にありがとうございました」

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「震災と愛媛」7月、渡部さんが南相馬市の自宅に一時帰宅。簡易防護服と携帯式線量計、撮影用のビデオ。水田だった場所がまだ半分以上海につかったまま。高台の自宅へ。持ち帰れるのはビニール袋ひとつ分だけ。家族の写真が入ったアルバムを選んだ。自分の農地には雑草。荒れ果てていた。

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「震災と愛媛」渡部さん「人間たちがこっちに戻って生活できることを願いながら、帰るしかない」8月、伊予市二見町に引越し。民家を借りた。自宅から持ち帰ったアルバムも。「後ろに写っている風景もじっと見てしまう。大事なものだと気づかされた」「ここからは本当の新しい生活」

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「震災と愛媛」多くの人は福島県内に残って生活。二本松市、浪江町から浪江高校の生徒が避難。300人いた生徒は転校などで半分に。4月、2年生の目標は「負けない組」。沖縄への修学旅行は中止。しかし、愛媛県への修学旅行が実現。「なみえ焼きそば」をふるまうことに。

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「震災と愛媛」11月、浪江高校が愛媛県に修学旅行。新居浜商業高校で交流。なみえ焼きそばを披露。評判は上々。ふるさと自慢クイズ大会。日本食研の工場見学。松山市での俳句づくりで、萬翠荘や銀天街へ。伊予鉄道の支援で坊っちゃん列車に無料乗車。句会ライブで優秀句を決定。

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「震災と愛媛」11月、渡部さんの農地で収穫。自然農法の苗は豊かに実った。福島と気候が違うため試行錯誤の連続。小松菜や高菜は産直市へ。小松菜120円、高菜90円。なんとか小さな収入を得るように。初めて栽培したみかんを福島へ送る。「より多くの人たちと繋がれる農業ができたら」