フクオカ最終日
突然ですが、サレナのショートストーリーを投稿したいと思います。 ※許可はいただいてます #ラスオリ #ラストオリジン
2024-04-12 20:00:11#ラストオリジン #ラスオリ #あなたの楔にまごころを ショートストーリー - フクオカ最終日。 モモ「ここ…なんですね。」 サレナ「はい。」 フレースヴェルグ「っ………」 ポックル「……」 - 俺たちはテンランスタジオから少し離れた位置にある川のほとりの空き地に来ていた。 - 空き地の中央には錆びついたマジカルピンクムーンライトとモモの刀が突き刺さっている。 - そう、ここはサレナの大切な友達の墓だ。 - サレナはゆっくりと墓に近付くと、セレスティアに用意してもらった花を手向ける。 サレナ「監督がここに来てから色々なことがあって、本当にあっという間だったから…タイミングが今日になっちゃったけど……」 モモ「……」 - モモ達は墓の前に立って、それぞれの形で黙祷をささげた。 - 俺もサレナに倣って手を合わせることにした。 サレナ「モモ、ポックル、白兎……この人達が私を救ってくれたよ。私、あのスタジオを出られるようになったんだよ。」 サレナ「最後のシーン…演じることが出来た。」 サレナ「だからね、私にかけられた命令は…これで消えたんだ。」 サレナ「だから……私は行くよ。モモさんが言ってくれたんだ。これからは好きなことを生きる目的にしたらいいって…」 サレナ「私、演じるためにしか生きてこなかったから好きなことなんてわからなかった。だから、探しに行く。」 サレナ「モモ、ありがとう。私のためにここに残ってくれて…」 サレナ「白兎、ありがとう…悪役だった私を仲間だって認めてくれて…」 サレナ「ポックル…ありがとう。いつも私のことを心配してくれて…」 サレナ「私、頑張ってくるから。」 フレースヴェルグ「~~……ずびーーーー……ぅぅ……ずびーーーーーーー……」 モモ「サレナさんのことは、私たちに任せてください。」 ポックル「……サレナさんはもう私たちオルカの仲間です。だから、安心してください…ここに眠る私。」 司令官「サレナは俺が責任をもって幸せにする。」 サレナ「……」 司令官「だから、ありがとう。」 - どうか安らかに……魔法少女たち…… - 俺はここに眠るモモ達を知らない。だから、こんな事しか言えなかった。 - 彼女たちがいなければサレナは今日まで生き残れてはいなかったはずだ。 - 彼女たちの優しさがサレナという大切な友達を俺たちに巡り会わせてくれた。 - だから、ここから先は俺たちに、俺に任せてほしい。絶対に不幸なんかにしない。 モモ「……」 ポックル「……」 フレースヴェルグ「……」 - 魔法少女たち(一人を除く)が俺をじっとりした目で見ている。 司令官「どした?」 フレースヴェルグ「いえ、なんでも。」 モモ「司令官はすぐそういうこと言っちゃうんですから……」 ポックル「あはは……でも社長のそういうストレートなところがいいんですよね。」 サレナ「……幸せに……」 司令官「当たり前だろ?俺はオルカのみんなを幸せにするつもりで生きてるんだから。」 モモ「ほら!すぐ言っちゃう!もう!ほっぺた熱くなっちゃいましたよ~!」 フレースヴェルグ「でも、これでここに眠るモモさんたちも安心できるでしょうね。司令官様がこういう人だってわかったでしょうから。」 サレナ「……はは、そうかもしれませんね。……うん。きっとそうです。」 サレナ「……だから安心して。みんな。」 白兎「私だけ仲間外れですか?」 モモ「は、白兎ちゃん!?」 - 後ろを振り返ると白兎が腕組みをして立っていた。 白兎「サレナはモモのマジカル真シャイニング突きで完全に浄化されたようですが、まだ善になって日も浅い。」 白兎「注意してもらわないと困ります。」 - 一応そういうことにしているのだが、白兎的にはまだ警戒心があるらしい。 司令官「サレナはもう大丈夫だよ。な?」 サレナ「は、はい……安心してください、白兎さん。」 白兎「……たしかに喋り方も雰囲気も変わっているので、そうなのでしょうが……」 - サレナと白兎はこれから仲良くなっていくのだろう。きっと大丈夫、ポックルともこうやって― 白兎「ポックルの件もありますからね……!油断すると魔に戻る可能性が十分にあります!!」 ポックル「んひぃっ!?」 ポックル「だ、大丈夫だってばぁ……ちょっとゴルタリオンⅧ世の闇のパワーに影響されちゃっただけだってぇ……」 白兎「とにかく、今後は注意して。私も…友達に刃を向けたくなんかない。」 ポックル「……私も向けられたくないよぉ……」 モモ「ふふ。」 白兎「ところで……」 - 白兎はそう言うと、俺の隣までやって来た。 白兎「これは……」 - なんて説明しようか…… - そう思っていると、サレナが口を開いた。 サレナ「……これは過去にここで戦っていた魔法少女たちのお墓です。」 白兎「……」 白兎「そう…ですか。」 モモ「これはね、白兎ちゃん―」 白兎「大丈夫よ、モモ。」 ポックル「白兎……」 白兎「サレナ、その魔法少女と戦っていたの?」 サレナ「いえ、ここに眠る人たちは……私の大切な友達です。」 白兎「……そう。よくわからないけれど、その言葉…信じるわ。」 - そう言って白兎は手を前に組んで祈りを捧げた。 白兎「安らかに……」 サレナ「ありがとうございます。」 モモ「みんな…サレナさんを見守ってくれてるのなら、わかってくれたよね。だから、安心して。」 サレナ「……」 司令官「さぁ、出発の時間も近づいてるし、そろそろ行こうか。」 モモ「そうですね!」 ポックル「サレナさん!行きましょう。」 サレナ「はい!」 …… サレナ「いってきます!みんな!」 終
2024-04-12 20:15:45@tyoruianadoruna フクオカ最終日のショートストーリー、心に沁みました 魔法少女たちのお墓を「大切な友達のお墓」だと紹介するサレナちゃんと、それを信じると言ってくれる白兎ちゃんに、信頼の芽生えが感じられてとても良かったです!
2024-04-13 16:53:22@tyoruianadoruna イベント復刻時にぜひ追加されて欲しいエピローグだ…… 寂しいし悲しくもあるけど、サレナが次に進むための大事なことで。そしてその先に待つ幸せな未来を感じさせてくれる素晴らしいショートストーリーでした!
2024-04-13 02:04:31@tyoruianadoruna イベントの3章辺りのエピローグで出るレベルの内容…! ツイート一本で終わらせていい内容ではないな…
2024-04-12 21:26:59いじけちゃうよ?
ラストオリジンショートストーリー 「いじけちゃうよ?」 #ラストオリジン #ラスオリ - カフェホライゾン 薔花「……」 チョナ「…カイロちゃんが来ないからってやる気なさすぎじゃね?」 薔「るせー…」 チ「しょーがないじゃんよ。こっち、ヨーロッパに来てからカイロちゃんもやる事増えたし…毎日カフェに来てる暇ないでしょ」 薔「それにしても来なさすぎだろ………」 チ「それでも一週間くらいでしょ?」 薔「5日」 チ「細かw正確w」 薔「黙れ」 チ「はぁ……まぁ気持ちはわからなくもないけど、その座り方としかめっ面は何とかしな。お客さん逃げちゃうでしょ」 薔「……」 チ「カイロちゃんが突然来ても知らないよ~? 薔「どーせ来ないから。アタシの事なんてどーでもいいんだ」 チ「ふむ…5日会わないと薔花はこうなると……ふむふむ」 薔「テメェ…くだらねぇこと言ってないで仕事しろよ」 チ「してるよ~。超してる。普通に愛想よくしてるし」 薔「……」 チ「あ、お客さんくるよ」 サレナ「こんにちは」 チ「いらっしゃいませ~」 薔「いらしゃーせ……」 チ「一名様ですか?」 サ「いえ、あとで一人来ます」 チ「はーい。では景色のいい席にご案内しますね~。こちらへどうぞ~」 薔「……」 チ「ではご注文が決まりましたらお呼びください♪」 サ「はい」 薔「……」 チ「ほらほら、その顔怖すぎ。オーダー、薔花がとってきてよね」 薔「チッ……」 チ「あっ……」 薔「ンだよ…?」 チ「ううん」 薔「……?」 続く
2024-04-21 19:10:33- しばらく経って…… チ「あ、お客さんだよ~。薔花」 薔「あっそ」 チ「いらっしゃいませ~」 薔「しゃーせ…」 司令官「や。」 薔「!?」 薔「い、いらっしゃいませ…ご主人様…」 司「元気?しばらく会ってなかった感じがする」 薔「まだそんなに時間経ってないでしょ…」 チ「ふっwww」 薔「もしかして会いに来てくれた…の?」 サ「あ、監督!こっちです!」 司「今日はサレナと待ち合わせしててね」 薔「……へー」 チ「残念だったね」 薔「ア?」 チ「おー怖。とりあえずカイロちゃんの注文とってきて」 薔「……チッ!」 チ「舌打ちするけどとりにはいくんだw」 続く
2024-04-21 19:21:06薔「ご注文はお決まりですか?」 司「うん。ティラミスと本日のコーヒーで」 薔「ティラミスと本日のコーヒーですね」 司「うん、よろしく」 薔「……」 司「薔花?」 薔「あ、いや…髪…伸びたなって」 司「そうかな?変?」 薔「ううん。……似合ってると思う」 司「じゃあ、次宝蓮にカットを頼むときは長めにしてもらうように頼んどくよ」 薔「べ…べつに、自分の好きにしたらいいんじゃない」 司「まぁ、俺も好みの髪型があるわけでもないしさ」 薔「そう……。ア、アタシは……いつものあんたでいいと思うから……いつもの髪型で……いいよ……」 司「そっか、わかった」 薔「も、もし…」 司「?」 薔「してほしい髪型があるんなら…それにしてあげてもいいけど……」 司「うーん……。でも今の髪型がとっても似合ってると思うよ」 薔「……」 薔「じゃあ、このままにしとく…」 薔「ア、アタシ他のお客のとこ行くね」 司「うん。いってらっしゃい」 薔「え、えへへ……」 サ「……」 サ「いーけないんだー?」 司「え?」 サ「今日は私とデートする日なのに、他の女の子口説いて」 サ「あーあ?」 サ「いーけないんだー?」 サ「ふーん?」 司「あっ……いや、口説いてたとかじゃなくて……」 サ「へへへ。わかってますよ。冗談です」 司「いや、ごめん。気を付けるよ」 サ「ううん。いいんですよ?だって、監督はみんなを平等に愛してくれるんですから。知ってます」 司「うん…」 サ「薔花さんはいじけさせちゃうと大変ですもんね?」 司「…まぁ…そう、だね」 サ「だから、大丈夫です。ちゃーんとわかってますから。ふふ」 サ「でも…」 司「?」 サ「私がいじけちゃうかもしれませんよ?」 司「……うん。気を付けるね」 サ「はい。気を付けてくださいね」 サ「あっ……」 サ「ちなみに私は少しウェーブがかかってる明るめで長めの髪型が好きです。」 サ「次の髪型、楽しみにしてますね?」 終
2024-04-21 19:23:09