しろちち氏によるナウシカ考察、チヤルカ殿のナウシカ理解の深化について

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しろちち@C103日曜西け28b委託 @shirochichi0707

城と各国歴史、提督業等を嗜むお兄さん。TLとサークル「異端審問官城」にてビザンツ&金沢城研究・ナウシカ考察を展開中。 BOOTH⇒shirochichi.booth.pm メロブ⇒melonbooks.co.jp/circle/index.p…

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今宵の漫画版 #ナウシカ 考察は、上人様・僧正様に続きとなれば、やはり(笑)と言いますか、チヤルカ殿について取り上げたいと思います。今回は特に、ナウシカとの関係「深化」を掘り下げていきます。 pic.twitter.com/LRjBhUhPjx

2024-04-20 19:43:10
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実は当初、チヤルカはナウシカを「邪教の青き衣の者」「帝国の敵」と考え極めて敵対的でした。しかしながらーこれこそがチヤルカの美点なのですがー実際にナウシカのことを自身で見聞きする間に徐々に変わっていきます。 pic.twitter.com/UQqLCkf47y

2024-04-20 19:50:17
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しろちち@C103日曜西け28b委託 @shirochichi0707

まずは対面時から。顔を見て一言二言交わすだけで早くも「狂信者の類ではないのでは」と考えを変えます。勿論、主君たるミラルパのーひいては帝国のー「敵」であることは変わらないのですが、少なくとも予断に凝り固まらない柔軟さが早くも伺えます。 pic.twitter.com/WAVC5VfljK

2024-04-20 19:54:13
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そして次の出会い…の前に、釈放された捕虜達からナウシカの人となりを聞く場面を挟むのが巧みな所です。チヤルカのナウシカ理解が段階を踏んで進んでいること、またその「情報源」が多角的かつ「彼女は本当に帝国の敵か?」という疑念を深める方向に沿っています。 pic.twitter.com/pvDt3KgqTO

2024-04-20 19:59:19
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こうした段階を踏んだ上で、4巻後半、土鬼大海嘯勃発の混乱の中でチヤルカはナウシカと再会します。この時チヤルカは揺れ動きながら最終的に彼女(とその言動)を信用していきますが、やはり紆余曲折を経ていきます。 pic.twitter.com/w1Us3EYKfj

2024-04-20 20:08:24
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しろちち@C103日曜西け28b委託 @shirochichi0707

何となればまだナウシカは「帝国の敵」ですから。実際チヤルカは一度彼女を手に掛けようとします。が、チククに制せられるまでもなくその手は止まります。耳飾りー彼女が土鬼の孤児の身を案じてサジュ族の女性に託したものーの跡を見て。そんなことをする者が本当に「手にかけるべき敵」なのか?と pic.twitter.com/nLXQzC5r9A

2024-04-20 20:15:01
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