≪37の短篇・日本編≫その2

≪37の短篇≫をやってみました。その2
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松井和翠 @WasuiMatui2014

【37の短篇・日本篇】最終夜をお送りする。

2011-12-31 21:00:58
松井和翠 @WasuiMatui2014

まずはじめにお伝えしなければならないのは、ここ数日の再読で少々選定に変更が生じました。よって、おさらいの意味も含めまして、もう一度最初から作品を紹介したいと思います。

2011-12-31 21:04:27
松井和翠 @WasuiMatui2014

なお、前回と変動のない作品は作品名の紹介だけとさせていただきます。

2011-12-31 21:05:14
松井和翠 @WasuiMatui2014

第37席:「落石」狩久(1951)

2011-12-31 21:06:33
松井和翠 @WasuiMatui2014

第36席:「注文の多い料理店」宮澤賢治(1924)・・・2人の青年紳士が山奥の料理店に入っていくと・・・

2011-12-31 21:09:16
松井和翠 @WasuiMatui2014

正直、ミステリと言っていいのかどうか最後まで悩みましたが、まだ推理小説の「す」の字も知らない時に読んでひっくり返った作品なので、あえて入れました。この短篇で受けた感覚はのちに幾多のミステリから受けた感覚に近しいものがありますので。

2011-12-31 21:11:49
松井和翠 @WasuiMatui2014

第35席:「殺された天一坊」浜尾四郎(1929年)・・・名奉行・大岡越前は、 相次ぐ冤罪で自信を失いかけるが・・・

2011-12-31 21:14:09
松井和翠 @WasuiMatui2014

昨日、再読したら「外しててすいません」と言いたくなるほどの傑作でした(汗)名探偵の(そして人間の)抱える普遍的な悲しみを見事に描いて浜尾短篇の中でも出色の完成度を誇ります。

2011-12-31 21:19:03
松井和翠 @WasuiMatui2014

第34席:「多すぎる証人」天藤真(1976年)

2011-12-31 21:20:28
松井和翠 @WasuiMatui2014

第33席:「火焔樹の下で」皆川博子(1999年)・・・精神病院で『絵画療法』を施す女医。その実例を紹介する作家。作家に憧れる准看護婦。彼らの往復書簡で、その患者をも巡る不思議な人間模様が浮かび上がる

2011-12-31 21:25:25
松井和翠 @WasuiMatui2014

申し訳ありませんが、この作品の発表年を追うことができなかったので、便宜的に収録されている単行本『鳥少年』の発表年とさせていただきました。ご了承ください。

2011-12-31 21:27:20
松井和翠 @WasuiMatui2014

手紙で構成された作品というのは沢山の名作がありますが(例えば『十二人の手紙』(井上ひさし)や『明日という過去に』(連城三紀彦)、山田風太郎の諸作品など)、この作品もそれらに負けない手紙ミステリです。

2011-12-31 21:31:36
松井和翠 @WasuiMatui2014

手紙で構成された作品というのは沢山の名作がありますが(例えば『十二人の手紙』(井上ひさし)や『明日という過去に』(連城三紀彦)、山田風太郎の諸作品など)、この作品もそれらに負けない手紙ミステリです。

2011-12-31 21:31:36
松井和翠 @WasuiMatui2014

本格好きな○○トリックはもちろん、最期の最後で思いもよらないあるテーマが浮かび上がります。詳しく触れられないのがもどかしい。ぜひ皆さん、深読みしてみてください。

2011-12-31 21:33:55
松井和翠 @WasuiMatui2014

第32席:「公園にて」中井英夫(1971)・・・公園での散歩を日課とする一人の老人。ある日、彼は一人の子供と出会う・・・

2011-12-31 21:35:44
松井和翠 @WasuiMatui2014

中井英夫というと『虚無への供物』ばかりがすぐ挙がりますが、実は氏、無類の短篇名手でもあるのです。この作品は『とらんぷ譚』から神品との誉れ高い一品。何だか、とらんぷ1枚だけを手渡すような野暮かもしれませんが・・・

2011-12-31 21:40:05
松井和翠 @WasuiMatui2014

第31席:「リベルタスの寓話」島田荘司(2007)・・・ボスニア・ヘルツェゴビナのモスタルで猟奇死体が発見された。四体の男の死体のうち三人は首と胴体が切り離され、一体は腹が切り裂かれて中の臓器が取り出されたうえ、中には内蔵を模したのかガラクタが詰め込まれていた・・・

2011-12-31 21:43:45
松井和翠 @WasuiMatui2014

「島荘の作品は1作入れたい」「2000年代の作品も1作入れたい」。この二つの満たす作品がこれでした。内容的には中編なのですが(汗)

2011-12-31 21:46:29
松井和翠 @WasuiMatui2014

さまざまなアイディアをこれでもかと盛り込みながら、冤罪や死体玩弄など島荘節は衰えることを知りません。また、この作品にはある医学的な知識が要求されますが、私はそれをアンフェアとは思いません。戦争とともに我々も覚えておくべき知識だと思いますので。

2011-12-31 21:50:35
松井和翠 @WasuiMatui2014

第30席:「春の雪解」岡本綺堂(1918)

2011-12-31 21:52:47
松井和翠 @WasuiMatui2014

第29席:「天狗」大坪砂男(1948)

2011-12-31 21:53:27
松井和翠 @WasuiMatui2014

第28席:「藪の中」芥川龍之介(1922)

2011-12-31 21:54:10
松井和翠 @WasuiMatui2014

第27席:「瓶詰の地獄」夢野久作(1928)

2011-12-31 21:55:37
松井和翠 @WasuiMatui2014

第26席:「不義士志願」高木彬光(1974)

2011-12-31 21:56:39
松井和翠 @WasuiMatui2014

第25席:「新幹線ジャック」山村美紗(1978)

2011-12-31 21:57:37
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