ファンタジー小説で、当たり前のようにゴブリンとか魔法とか出して、それについての説明はほとんどせずに物語を進行させて、途中からゴブリンと呼んでるのが、改めて解説すると、実は違う的なファンタジー叙述トリックの話
- blackstaragent
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確かに、人種差別やらが「当たり前の時代」を考えると、当時の人の感覚としては現代人がイメージする「人が抱くゴブリンに対するイメージ」にかなり近しいものがあるのかも。 x.com/SagamiNoriaki/…
2024-04-24 17:34:11考えたことはあるんだよなあ…ファンタジー小説で、当たり前のようにゴブリンとか魔法とか出して、それについての説明はほとんどせずに物語を進行させて、途中で地球からの転移者とかが合流するんだけど、「ゴブリン?どう見ても、あれはただの有色人種じゃないか」みたいにいうような話…
2024-04-23 18:02:24実際米軍兵はベトナム戦争時に北ベトナム側ゲリラを「グーク(子鬼)」って呼んでたしな。(”ベトコン”呼びが1番有名だけど、それ以外の差別的な呼称が無かった訳じゃないって話かと) x.com/SagamiNoriaki/…
2024-04-24 02:24:30似たようなこと考えてたことがあるんだけれど 西洋人の言うところのゴブリンってアジア系黄色人種なんじゃないかって x.com/sagaminoriaki/…
2024-04-24 12:38:54おもろ。これいいな。 ただ有色人種をゴブリンと呼称する設定を実際に取り入れた場合、差別だなんだと表現規制かかりそうで怖い x.com/SagamiNoriaki/…
2024-04-24 13:53:34有色人種の主人公が美形ばっかりの異世界でゴブリンと認識され迫害されまくる作品なら、知ってる。人生に大切なことは全部SEGAのゲームが教えてくれるやつ。 x.com/SagamiNoriaki/…
2024-04-24 15:30:48異世界xホラーならいけるかも?
テンプレ展開
「ゴブリンと有色人種」ではないけど、「数百年前の日本にタイムスリップし鬼と呼ばれてる者に会ったらただの長身金髪碧眼白人(異人)だった」てのは、そのジャンルで一度は出てくるテンプレ展開な気がする。 x.com/SagamiNoriaki/…
2024-04-24 03:06:21「見識のある主人公が地方に行って、その地で恐れられ忌み嫌われてる存在に会ってみたらただの○○だった」てのは、古今東西いろんな物語でよくあるやつなので、元ツイのような展開は……なんというか 「斬新という面白さはもう無いが、有色人種差別というリスクだけはある」という感じ。おすすめはしかねるわね。
2024-04-24 03:09:37思考実験についての一意見
あ~、自分がSFに求めていたのがこういう「現実に違う視点から光を当てて見えるものを考える」という思考実験の醍醐味なの。これも自分にとっては、センスオブワンダーになるなぁ。ファンタジーは、そこら辺が「異世界です」「魔法のある世界」で思考実験の余地がないから、小説としては興味がわかない x.com/SagamiNoriaki/…
2024-04-24 11:11:08ファンタジーを映像化すると、特に実写化した場合は異世界をどうやって映像に落とし込むかという点にセンスオブワンダーを感じるんだけど、小説だと「そういう世界だから、そこんとこよろしく!」で済んでしまうので、「ん~・・・そうか」と自分にとっての読むフックが感じにくい。
2024-04-24 11:13:04OVA版の「ロードス島戦記」でダークエルフのピロテースに「お前らエルフはよぉ人間よりも上等なんだろ?」とちょっかい出した人間の兵士を、人間ながら魔の力を持つアシュラムが「お前は上等なのか?」と一喝するシーンは暗喩的だけど、この世界に異種間混淆があるらしいと思わせてセンスオブワンダー
2024-04-24 11:18:21でもまぁ、みんなそういうものをファンタジーに求めているわけではないので、そういう話が深まることはない。只、OVA版「ロードス島」だと、人間を下等種族だと思っていたピロテースがアシュラムを認めて、最後は盾になって死ぬのが一番印象的だったなぁ、とは今でも思う。
2024-04-24 11:21:00例えば、クラシックのスタートレック(いわゆる宇宙大作戦)では、植民惑星の鉱山で人間を襲う芋虫のオバケみたいな怪物が出現して、退治しようとすると実は高度な知的生命体で、鉱物と勘違いされて処理されていた自分の卵を守るために戦っていたと判明する、という話なんか、いいよねと思う。
2024-04-24 11:26:33スポックが精神感応して意思疎通を図ると、怪物は母親で卵が破壊されてしまった事に嘆き悲しんでいたが、人間側にも悪意がなく、誤解だった事を知ると、怒りを収めて、鉱山開発に協力を申し出てきたという結末。怪物の方が知性的だった。人類だったら、子供達を誤解とはいえ殺した相手を赦せるか?
2024-04-24 11:28:49ファンタジーの良さは、「そこんとこよろしく!」のとっつきの良さであろう事は否定するものではありません。
2024-04-24 11:31:15SFでも、短編の方が思考実験の切れがよくなるから好き。「ワンアイデアもの」と言われるけど、その方がいいんだよ。ホラーも短編の方が恐怖に切れがあるような感じがする。長編は長編でいいんだけど、別の良さ。
2024-04-24 11:38:16初期の頃のトム・クランシーなんかは、長編である尺を活かして、これでもかと情報をブチこんでくるのが好きだった。あの辺がいかにもオタク的文体だったようにも思う。後にネタ枯れなのか、キャラ描写に力点を置き始めると、余りそういうのは上手くないんだな、と感じて読まなくなったなぁ。
2024-04-24 11:41:33「愛国者のゲーム」について、週刊誌の書評で「ジャック・ライアンの人物描写が陳腐」と批判している書評子の方がいたが、そうかもしれないけど、トム・クランシーの小説に求められているものって、多分そういうものではないのでは?と思った。
2024-04-24 20:21:58似たような話
ウォーキング・デッド
ウォーキング・デッドがまさにそんな感じで、ゾンビがうろつくポストアポカリプスなのに、人間関係の方でめっちゃ死人が出るっていう x.com/SagamiNoriaki/…
2024-04-24 13:08:03