カマンベールチーズにはすごい接着力があるので、板と板を接着すると全力で剥がそうとしてもまず剥がれない→有識者が現れなぜそうなるのか解説してくれた
カマンベールチーズはすごい接着力がある カマンベールチーズで板と板を接着すると、全力で剥がそうとしてもまず剥がれないし、むしろ合板の接着剤の方が剥がれる pic.twitter.com/UKfanHzmF3
2024-05-02 21:27:19中世末期イタリアの職人チェンニーニ著『絵画術の書』岩波書店より 「これは木工の親方たちが用いる膠であって,チーズからつくられる.チーズを水にひたし,生石灰を少量加えて,両手で板切れを持ってかき混ぜるのである.2枚の板のそれぞれに膠を塗り,貼り合わせると,2枚は互いにしっかりと接合する」
2024-05-03 12:02:58@matsukawa2012 ちょうど読んでいた本にチーズと石灰の接着剤が出てきて、どんな感じなのかなと思っていました!チーズだけでもこんなに強力なものなんですね。 カマンベールは特に強力なんでしょうか?カゼインが豊富…?
2024-05-02 22:21:11@KyokoMATSUNAGA こんにちは。通常はチーズと石灰でカゼイン糊にします。古くはチェンニーニにも載っています。 それで、いろんなチーズを試したのですが、カマンベールチーズは何故か石灰なしで接着剤になって、しかも一番接着力が高かったです。私はチーズに詳しくないので、誰か理由を教えて頂ければと思います。
2024-05-02 22:28:56@matsukawa2012 @KyokoMATSUNAGA カゼインは酸度が高くCOOH基を持ち,アルカリを加えると水溶性になります。石灰はこの中和と分子間の架橋となり接着強度と耐水性が上がります。 カマンベールチーズにおいてはカビによる分解でアルカリ側に傾き,カゼインの親水性が増加します。 カマンベールチーズで最も接着性が強い理由は(続
2024-05-03 04:19:35@matsukawa2012 @KyokoMATSUNAGA 複数あると考えられますが,以下研究にあるようにその他の物質が少なくなり,かつカビの副生成物が架橋要因の一つとなった可能性がありますが,チーズの個体差の可能性もあり具体的には不明です。 参考文献 ・高分子工学講座9 接着と積層 ・ousar.lib.okayama-u.ac.jp/files/public/1…
2024-05-03 04:25:47@Akizome_K @KyokoMATSUNAGA ありがとうございます! 熟成の過程でpHが上がっているのですね、石灰を使ったときのような影響が熟成の工程であるのですね なんとなく頭の中で予想はしていものの、しっかり観察した論文もあったとは...よく探してみるべきでした。 pHや熟成の工程など、チーズ膠に活用できるかもしれませんね
2024-05-03 09:32:40@matsukawa2012 少し解いてみて、カマンベール引き下地とか面白そうですね
2024-05-03 11:34:02カマンベールが接着剤に!?
カマンベールチーズのとろとろの部分、唇に着くとまとわりついて取りづらいからそういうのもあるんかな x.com/matsukawa2012/…
2024-05-03 13:11:40チーズと石灰でカゼイン糊 カマンベールチーズはカビのお陰か単独で粘性を得る、か。 nyukyou.jp/effort/council… カゼインプラスチックといい、佳き知見を得た。 x.com/matsukawa2012/…
2024-05-03 11:10:33