トークイベント 〈ミニコミ2.0〉~メディアと流通の機能~
市川「インディーズメディアの純粋な読み手は2割ぐらいしかいない。本質的にメタメディア化していく。将来書き手になりたい人達が来るから。純粋な読み手は書店に行くので、こちらにはこない。作る人達同士の慰め合いになりがち。それを超えることができるか。」 #bunfree #mc20
2010-05-23 14:53:22#mc20 市川「文フリも.reaviewも域内消費なんじゃない」って指摘は的確とは思うものの、それって問題なのかなってきもする。域内消費じゃない消費のほうが例外的じゃないか?
2010-05-23 14:54:08#mc20 質問者「隣のブースを知る際に問題になるのが、意識の差/温度の差がある。そこをどうすれば埋められるのか」西田「サークルの移籍とか。集まるのが目的でなく書くのが目的なら、それでもありなのでは。」
2010-05-23 14:56:43#mc20 質問者「サーフィン仲間とかにも告知はしてるんですか」西田「ツイッターは区別つけてない」市川「でもサーフィン仲間来てるの?」西田「今日は波来てるから来てないんじゃないですか(笑)。でも別に仕事の話とか.reviewとかの話も普通にする。」
2010-05-23 14:58:54質問「文学フリマという場があっても、サークルによって温度差があった場合にどうするか」西田「サークルで仲良くすることではなく良い書き手になることが目的なので、盛り上がっているサークルに移籍すればいい。両方盛り上がっていなかったら、合同化してみればいい」 #bunfree #mc20
2010-05-23 15:00:18#mc20 ニコ生「ミニコミ2.0というが、何をもって2.0なのか」武田「新しい出版環境が整い つつある中で、メディアを作っていこうということで2.0とした」
2010-05-23 15:01:49#mc20 市川「民主主義2.0はそれを用いる人間の外部にあるので、議論しやすい。でもミニコミ2.0になって、作り手がその中にいる、自分が文学になるという状況をどう回避するのか。」
2010-05-23 15:05:19#mc20 西田「才能の話があったが、誰がカリスマかわからない時代には、可能性が開かれていた方がいい。」市川「開かれているだけではだめなのでは」西田「それはそうなんですが、その中でフィードバックができて、あいつすごいよねという合意が一度作られるのが大事」
2010-05-23 15:07:34市川「2.0的状況では相互参照の場だけができて、その外にいる人達には興味をもたれないこともある。外に向けて開いていくだけではだめで、特権的に良質な書き手を良質な書き手として外に出していく仕組みが必要」西田「そこは当然必要と思う」 #bunfree #mc20
2010-05-23 15:10:07ただ例えば、M3なんかも大阪に行ってみたけど…、みたいな部分があって、表現系非マンガ即売会の地方進出っていうのは、現状困難だと思うのですよ。 #bunfree #mc20
2010-05-23 15:14:39#mc20 ニコ生「著作権とかどう考えているの」市川「ミニコミは、著作権を払わないことで成立している面もある。」西田「.reviewは、今回は元手がなかったので払ってないが、今後は少しは払いたい」
2010-05-23 15:15:28#mc20 西田「.reviewは、著作権は著者に帰属しつつ、隣接権をいったんお借りしている。包括契約に近い。一緒に冒険させてくれる人と、組んでいる。」
2010-05-23 15:17:35RT @klov #mc20 西田「.reviewは、著作権は著者に帰属しつつ、隣接権をいったんお借りしている。包括契約に近い。一緒に冒険させてくれる人と、組んでいる。」
2010-05-23 15:21:36#mc20 市川「フリーミアム的な状況が広まる中で、将来的には暇な人しかものを書けなくなる。WBもスポンサードby早稲田大学だから成り立っている」西田「それで成り立つなら、まったくありだと思います」
2010-05-23 15:23:45#mc20 市川「従来のモデルが崩れつつあるとき、新しいものが生まれるというのは同感するが、一方でロマン主義でもある。崩した跡に作ることも大事」
2010-05-23 15:28:54今後はピュアな著作権で食えなくなるという話には概ね同意。そしてフリーミアム戦略は他の領域から収益を流入させているだけだという指摘も。でも例えば僕はコンテンツそのものではなく体験価値を提供することを目指せばゼロサムに陥らない創造的な価値生成が可能になるのではないかと思う #mc20
2010-05-23 15:28:57