バーボン世界樹SS外伝【坊主めくり・後半】

@chitose_cmb

この作品はリースさんのSSの設定とは無関係です。 10月11月頃にやった世界樹風設定の外伝のような感じで行きたいと思っています、当然フィクションです。それでは暫くの間お付き合いくださいませ。#バーボン世界樹SS外伝

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前作で色々突っ込みが入りましたが、細かいことは気にしていけません。というか今日がうｐの日で作成が酒飲みつつだったので色々カオスになるかもしれません、悪しからず。#バーボン世界樹SS外伝

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【前半編あらすじ】けもーねの提案で罰ゲーム付きの坊主めくりをやることになった5チーム。さて、罰ゲームは誰の手に？#バーボン世界樹SS外伝

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（ふーむ、どうしようかーなー？さっきの1戦で坊主の枚数は大体わかったし……） リースは他のプレイヤーの顔をこっそり見る。 流石博打は慣れているだけあって掴むべきポイントが見えている。しかし、これは枚数がわかっててもどうしようもないゲームである。#バーボン世界樹SS外伝

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（……札をすり替え──そんなことしたら感づかれてしまうかもな。） 札をすり替える、リースのスキルで誰にも気づかれずに出来るが、この面子では発動させたら数人が感づくかもしれない。スキル発動させるだけ無駄だと悟る。#バーボン世界樹SS外伝

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（……罰ゲーム、提案したのはいいけど何をしてもらうか考えてなかった……） けもーねは罰ゲームの内容を考えつつゲームに集中することにした。右隣の席に座っている千歳もまた同様の考えであった。#バーボン世界樹SS外伝

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「さて、カードを取るわね。」 るみゃんぐは3つある山札から1枚めくり……めくったカードをそっと見る。#バーボン世界樹SS外伝

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「……るみゃんぐさん、そんなに落ち込まないでｗ」 けもーねの左隣に座っているるみゃんぐが今にも椅子から落ちそうなくらい落ち込んでいる。 捨て山には坊主のカードが1枚あった。#バーボン世界樹SS外伝

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けもーね、千歳、メイと順番に引き、捨て山には坊主4枚のカードが。 「……まさかの4連続坊主とか……」 メイがぼそりと呟く。 「……もしかしたら後半坊主出ない展開、というのもありえるわね」 千歳が1つの山を凝視しながら言う。#バーボン世界樹SS外伝

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リースは自分の近くにある山札をめくり…… 「よっしゃ、天皇だから……ん、男の天皇か。」 「男性の天皇は2枚ね……」 千歳が悔しそうに言う。#バーボン世界樹SS外伝

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その後、リースは姫、姫、女性天皇、姫、男性、男性、姫、女性天皇、姫、男性、男性と引く。 「……坊主出ろっ」 メイが恨めしそうにぼそりと言う。 「まぁそんな簡単には出ないでしょ？ｗ」 リースが山札の1つをめくる。#バーボン世界樹SS外伝

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──数分経過して山札はようやくなくなり、1ゲーム目終了。 各自は自分の手札の枚数を数えながら検討会？を開く。#バーボン世界樹SS外伝

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「いやー、坊主は強敵でしたねｗ」 けもーねが嬉しそうに言う。彼女の手札にはカードが沢山。 「この確率で坊主が最後に来るとは思わなかったよ……」 「ま、ドンマイ、ゲームはまだ終わってないよ？」 落ち込むリースをるみゃんぐが慰める。#バーボン世界樹SS外伝

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「初手全員坊主を引くとはねぇｗ今までやった中でも面白いパターンね」 「……ん、ちーちゃん、順位は今のところけもーねがトップで、その次がるみゃんぐ、ちーちゃん、メイさん、リースの順番ねー」 （……絶対罰ゲームだけは回避したい……） リースは心の中で誓う。#バーボン世界樹SS外伝

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──30分か40分経っただろうか、4ゲーム目が終了し、カードの枚数報告を受けた没収が集計を纏めている。#バーボン世界樹SS外伝

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没収が何かしら書かれた紙を見ながら順位を発表する。 「……えーっとね、けもーねが1位・3位・3位・4位の11点でー、るみゃんぐが2位・5位・2位・3位の12点、メイさんが4位・2位・5位・1位の12点、リースが5位・1位・4位・2位の12点……」#バーボン世界樹SS外伝

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「……ちーちゃんが3位・4位・1位・5位の13点。」 「千歳罰ゲームフラグか？」 「……うっさいわよ」 千歳はメイに言い返す。主催者としてはここで負けるわけにはいかないのだ。#バーボン世界樹SS外伝

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「さて、次が最終ゲームだけど、どうなるのかな！？」 人修羅がけもーねを応援する。 「面白いことになってきたし罰ゲームの案も固まってきたことだし……本気で行こうかな？」 「……えっ、スキル使うの！？確かにいい案であるけど……」#バーボン世界樹SS外伝

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けもーねのスキルの1つ、「ラックラック」──運を上昇させるスキルである。 確かに使えば戦況は有利になる可能性があるが、あくまでも運が上がるだけでゲームの流れへの影響力は薄い。 「──それはやってみないとわからないさ」 そう言うとけもーねはスキルを発動した。#バーボン世界樹SS外伝

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メイはけもーねのスキル発動を見て、これは何かしなければならない、と考えたが、手持ちにこういうゲームの流れに関わるスキルを持ち合わせていなかった。 まぁ何とかなるだろう……と思いつつゲームに臨む。 一方千歳とリースは陰でスキルを準備していた。#バーボン世界樹SS外伝

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まずは4ゲーム目で1位のメイがカードをめくる。 ──男性。 これを確認したメイはこれを手札に加える。#バーボン世界樹SS外伝

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メイの右隣にいるリースは何かしら思案した後、こっそりスキルを発動させる。 「奇跡の神風」、と言われる他の世界線でとある風の巫女が使っているスキルをアレンジしたものだ。 ふとしたきっかけでこの技を知ったリースは賭け事の大事な場で使っている。#バーボン世界樹SS外伝

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リースは山札に触れ、カードを1枚めくる。 ──姫。 「……ふむ。」 そのカードを手札に加えると、もう1回山札からカードを引く。男性のカードだと言う事を確認した後、それも手札に加える。#バーボン世界樹SS外伝

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「ん。」 るみゃんぐは山札からカードをめくろうとして手を触れた瞬間、ぴりっとした刺激が走る。 （……これは危険札ね。） 別の山札から札をめくる。──男性。#バーボン世界樹SS外伝

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けもーねはるみゃんぐがさっきめくろうとした山札からカードを1枚めくる。 ──坊主。 「ちょ、ちょっとー！？スキル発動したのに何故ー！？」 「……」 るみゃんぐが悔しがるけもーねを見て、心の中でﾆﾔﾘと笑う。#バーボン世界樹SS外伝